「映像美とパラドックスと」岸辺露伴は動かない 懺悔室 あきさんの映画レビュー(感想・評価)
映像美とパラドックスと
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岸辺露伴シリーズは毎回突き抜けた衣装とそれを着こなすお二人(特に泉くん!さすが)と映像の美しさを楽しみにしてるけど今回の舞台のヴェネチアも素晴らしかった。陽気なイメージのイタリアがあんなにダークな印象になるとは。よく考えれば歴史のある街だから陰の部分もあるに決まってる。
今回の「幸福が襲いかかる」「最大の幸福は最大の絶望を連れてくる」というパラドックス。(この表現もグッとくる!)そもそも「幸福の絶頂」に至るときに「絶望」するという呪いに恐怖を感じているなら絶対に「幸福の絶頂」にはならないのでは?と思うのだけどこのパラドックスを独特の世界観で呑み込むのが岸辺露伴シリーズだよな、と思う。結婚式の参列者は飛び入りの2人だけなのか?と突っ込みたくなったけど。
次はどこへ行くのか楽しみ。
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