「原作ファンなら楽しめるかな?」岸辺露伴は動かない 懺悔室 toshijpさんの映画レビュー(感想・評価)
原作ファンなら楽しめるかな?
岸辺露伴って歴史上の偉人?ルーヴルへ行ったりベネチアへ行ったり
文化探訪の旅をする人?という頓珍漢なことを最初に思ったくらい
原作もテレビドラマも知らなかった。
今回は「邦画初となる全編ベネチアロケで映画化」というのに惹かれて
鑑賞。紹介文を読んだり予告編からの情報でフィクションという認識は
あった。
それなりに楽しめたしベネチアロケのおかげで視覚的に独自の世界観が
味わえた。ファンの人ならもっと満足したのかもと想像。
独特の風貌をした主人公・岸辺露伴が活躍するファンタジー。彼が持つ
特殊能力が独創的。
「幸せの絶頂を迎えた時に“絶望”を味わう」という呪いの発想も興味を
引いた。呪いを恐れる者からすれば幸運や幸福は絶望をもたらす災難
として襲ってくるのだった。
主要な登場人物が日本人ばっかりで、呪いの件にしてもベネチアである
必然性を感じなかった。「仮面」がベネチアらしさを強調していたけれど
それがなくても成立する物語だし。
ファンタジーは良いとして、それ以外のドラマ部分が取って付けたような
印象で物語に入り込めなかった。ファンタジーと関係なく物理的に不自然
と感じる部分もあった。
ベネチアロケの効果で雰囲気は抜群に良かった。ただ、物語には感心しな
かったので満足度は今一つ。
共感&コメントありがとうございます。
いつも拙いレビューをお読みいただき、感謝申し上げます。
こうしてみなさんと一緒に映画を楽しめることが本当にうれしいです。
これからもよろしくお願いします。
toshijpさん、サブスタンスのコメントありがとうございました。
返信こちらにさせていただきます。
あとエレファントマンも後から気づいたです!
的確なレビューまた楽しませてもらいます♪