「イタリア人より顔の濃い演者の快演」岸辺露伴は動かない 懺悔室 YohKmbさんの映画レビュー(感想・評価)
イタリア人より顔の濃い演者の快演
呪われた男の話にとどまる漫画原案を大幅に膨らませて、「宿命に抗う意思」というジョジョシリーズのテーマに繋げています。この点は、一つの完結した映画作品として脚本がよく練られていると感じました。
ちなみに、原作 vs 映画脚本のボリューム感で言うと、劇場版ドラえもんとコロコロ連載の原案短編くらいの差があると思いました。
助演級の役者陣のオーバーな快演が、荒木飛呂彦らしさを出していて、リアリティはさておき好感できます。なので、原作ファンは台詞回しを楽しめるのではないでしょうか。
顔の濃い日本人による新劇バリの快演が画面を埋めており、西洋人(イタリア人?)キャストの顔が不思議とあっさりと醤油系に見えてくる、不思議な経験ができました。
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