「人物像が詰まらない。夫婦のイタリア旅行見せられても困る。」岸辺露伴は動かない 懺悔室 The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
人物像が詰まらない。夫婦のイタリア旅行見せられても困る。
横綱大の里の誕生で話題沸騰の中、
今日は「岸辺露伴は動かない 懺悔室」をみました。
2023年:岸辺露伴 ルーヴルへ行く
2025年:岸辺露伴は動かない 懺悔室
劇場では2作目。
漫画ベ-ス作の実写化。
前作ルーヴルへ行くは まだ青年時の露伴などが描かれていて
それなりに楽しめた所もあったと思う。雰囲気は良かった。
画について黒の中でも最も濃い黒・・・みたいな所が興味があった。終盤はぐだぐだで そこは惜しかったが。
今作は懺悔室の逸話で、「幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう」呪いの告白の話。
映画なのに TVの世にも奇妙な物語を見せられてるレベル。
全編イタリア(ヴェネツィア)ロケ。背景撮りはシッカリしてるのにな。
何か空回りしてる展開絵に思うのよ。ロケが勿体ない感じ。
仲が良い夫婦旅行兼ねてんのかとある意味思ったな。
そもそも露伴の人物像が人間らしく無くて、高圧的な態度が好きじゃない。
だから観てても感情の波が浅く思う。
・浮浪者見捨てる ⇒ 条件にてコキ使う ⇒ 死ぬ ⇒ 悪霊的に成る? 相手を呪う? (グリム童話的)
・自分の運気爆上がる ⇒ 絶頂(子供幸せ)で絶望(子供不明) これを予期し 自分の身代わりを立てておく(世話係と自身の入れ替わり)。
悪霊からの試練 課題:(高く投げ食いの発想がショボく思う)
ポップコ-ン3回投げて食うチャレンジ ⇒ 失敗 ⇒ 自分が呪われて死ぬ (実は身代わりが死ぬ) つまり 助かる訳。
疑問:悪霊たるもの 生身の人間の考える知恵などお見通し。よって身代わりしたのは悟れるはず。 だから 相手を間違わず呪い殺せると思うのだが。
・実は子供は生きていた?仮面職人(マリア)として。
結婚する ⇒ 幸せの絶頂 ⇒ 銃で撃たれて死(絶望)でも空砲と血のりで死んだと見せかける。 ※これも悪霊は簡単に悟れると思うのだが。
呪いと称しているが実にいい加減な都合の良い物に置き換えられていると感じるのだが。信仰上の本物の呪いとはこんなものでは無いなと思う。
時間のある方は
どうぞ。