「『食人族』が好きそうな小学生」ボールド アズ、君。 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
『食人族』が好きそうな小学生
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音楽もので、後藤まりこが出ると知って。
ミドリを1枚持ってた程度で音楽は好みじゃないんだけど、なんか存在が好きなんですよね。
今見るとあのちゃんの元祖っぽい。
正直ストーリーとしてはめちゃくちゃ薄かった。
たまたま結衣子と出会い、気に入られ、ステージに呼ばれてギターを弾いて終わり。
ミニシアターの閉館は結局ほったらかし。
暮土(Gretsch?)さんや加納との関係はおろか、ミニシアターや翳ラズとの出会いすら描かれない。
(翳ラズとは自宅で見たあのMVが出会いか?)
だけど、過去フラッシュバックから手を引かれるカットは少し涙腺にきた。
ライブシーン自体は基本アテフリなのだけど、ちゃんと熱量が感じられたのも好感触。
『ボールド アズ、君』のギターフレーズはじめ、曲が普通にカッコいいんですよね。
翳ラズの曲はまだしも、後藤まりこのヴォーカルが大衆ウケするとは思えない。
ヴォーカルに憧れてギターはじめるのも不自然。
演技も全体的に拙いけど、それらを置いておけるくらいの勢いは感じた。
勝手に救われた人を見て救われる、という構図もありきたりながら綺麗に描けてます。
コメディリリーフの村田くんがウザさと面白さの間を反復横跳びしてたのが印象的。
一瞬だけど漫画『DESPERADO』が映ったのが嬉しかった。
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