8番出口のレビュー・感想・評価
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微妙
便乗、冗長、ありきたり
8番出口
典型的「シネコン映画」
昨今の大手映画会社配給の作品は封切りの週末ランキングで興行がどれだけ続くかの運命が決まる。ゆえに、配給元も宣伝会社も封切りの週末をめがけて巨額の宣伝費と時間を投じ、その週末3日間だけの動員を至上命題としている。
増して本作の監督・脚本の川村元気は東宝の社員である。上記の道理を誰よりも心得ている。中身なんかなくったっていい。面白くなくてもいい。ただ、客がチケットを購入してゲートをくぐってくれれば勝ち。…としか考えていない(絶対に)。
ゆえに、こちらも貯めていたシネコンのポイントを使用した。実質タダ同然。どうせその程度の映画だろうと予見していた。
ここから感想。
原作となったゲームは知らない。だからか、あのまんま主人公(ニノ)が最後まで一人であの空間で藻掻いていればたいした作品に出来上がったのではなかろうか。僕の星も1つ~1つ半は増えた。問題は河内大和演じる「歩く男」が普通のお芝居をするシークエンスがあることだ。いや彼本人がヘタとかそいういうことじゃない。むしろ歩く・止まる・笑う・セリフなしであそこまで作品世界の不気味さを描き出せるとは稀有の存在だと絶賛すらしたい。特に最初のニノが振り向くとニヤリのシーンでは会場中から声が上がったほどそら恐ろしかった。その河内の使い方を途中から完全に誤った。勿体ない。クリエイターを名乗る川村元気の限界を見た思いだ。
結局この2名以外の人物は不要なのである。変な安っぽい訴求を入れてしまったがゆえに凡作評価に落ちた。
一方で映像作りの巧みさは評価できる。特に最初のワンカットは実際はいくつかのカットをつなぎCGも駆使しているものと推察されるが、「1917」(2019年)や「バードマン」(2014年)に匹敵するほどの巧みさを見せつけた。洪水のシーンも水に飲まれる箇所以外はCGだろう。
総じて。ネタバレさせようとしなくても所詮は底が浅い薄っぺらい作品だ。カネを払って自分の時間を使って見た人は大損をしたと感じた人も少なくないだろう。公開初週で稼いでも今週末のランクでは爆発的に急降下するに違いない。しかしながら猛暑下で冷房が利いている映画館で過ごす時間は大変貴重でありがたい。僕もそうだった。ゆえに「2」を付けた。本来は「1」でよかった。
最後にこの作品に限った話ではないのだがこの際言っておきたい。
公開直後のレビューで星5つを付けている人、反対に0を付けている人。「映画.com」での極端な評価の人々の感想は全然まったくちっとも信用できるものではない。
いつまでも同じ所をぐるぐると
率直に奇抜で面白い
思ったより面白い
全然合わなかった
地下鉄の改札を出て、白いタイル壁の地下通路を、ひとりの男が静かに歩いていた。いつまで経っても出口にたどり着けず、何度もすれ違うワイシャツ姿の禿げた男に出会い、自分が同じ通路を繰り返し歩いている事に気づいた。
そして、壁に書いてあった、
・異変を見逃さないこと、
・異変を見つけたらすぐに引き返すこと、
・異変が見つからなかったら引き返さないこと、
・8番出口から外に出ること、
の4つを守ろうとした。
8番出口を求めて異変を探し・・・無事脱出出来るか、という話。
ほとんどが白タイル壁の地下通路を歩くだけで、多少状況は変わったが、退屈で全く合わなかった。
ボレロのBGMが鬱陶しかったし、地下鉄での赤ちゃんの鳴き声にキレる男が必要?また、ニノの喘息必要?
ストーリーと何か関係あったっけ?
おじさん役の人とニノって5歳くらいしか違わないのに、おじさん呼ばわりは失礼じゃない?
二宮和也の良さも発揮できてなかったし。
小松菜奈と花瀬琴音が観れたのだけ良かった。
刺さらなかった
どこかのYouTuberがゲーム実況していてみたことある程度で見た...
どこかのYouTuberがゲーム実況していてみたことある程度で見た通りすがりのただの二宮和也ファンです。
やっぱりこの人すごいなぁ、と素直に思いました。
物語が進むにつれて、目に光が宿ると言うか、シャンとすると言うか。
そしてこういう猫背の頼りない人を演じさせたらピカイチですね。
手がアップになるシーンがあったのですが、なぜだかそのシーンにグッと来ました。
物語自体には、おや?あれ?と思う場面はありますが、見終わった時に、それほど違和感残らず私自身は受け入れることができて最後まで飽きることなく見れました。
多くを語らずに大切なメッセージを伝えてくれる感じ。
日曜日の13時の回だったので、お子様連れもチラホラ。
一応位置付けはホラー映画。
子供達大丈夫??と思っていたら、やっぱり途中で泣き出す子や、怖いよーと叫ぶ子が。
私は割とどっぷりハマって見ていたので集中力が切れるのが残念でした。
展開が読めたので、眠くなってしまった
8番出口のゲーム経験ありの状態で鑑賞。
ゲーム経験ありの私からするとゲームの内容に対して、
若干のストーリー性が追加された形で
あまり新鮮味もなく飽きてしまった。
元々ゲームを映画化ということ自体に興味もあり、
ある程度期待値をあげて鑑賞したせいでもあるかなと思います。
斬新といえば斬新だが、私には刺さらずでした。
とはいえ、ゲームを知らない人は
ハラハラドキドキ楽しめるのではないかなと思います!
普通
原作のゲームは攻略済み
いったいどうやって映画化するのか気になった
なるほど、シンプルなルールだからこそスムーズにゲーム要素を理解させたね
このゲーム、とにかく集中するから疲れるんですが映画も同じように感情移入してしまうので疲れました笑
初めはなんだこいつ?って全然同情できない二宮くんがどんどん変化していくのは見事でそれがうまくラストシーンのいい余韻になってる
二宮だけでは単調になるところを、あの名物、おじさん
一体なぜグルグル往復してるのかもさらっと理由が明らかになるのは面白かった
あれは不気味だけどちゃんと脱出しようと頑張ってたころは人間らしくてよかった
まあそうだとしても、同じシーンの連絡なのでちょっと飽きちゃう部分もあった
ワンシチュエーション物の佳作
レビューの星がさほど上がらないのが気にはなりましたが、クチコミの傾向からすると、「他の人が面白く無いという部分が、私にとっては面白いポイント」という、私の映画鑑賞には良くあるパターンだなと判定して、見に行きました。
で、バッチリ面白かったです。
大傑作とまではいかないかもしれませんが、良くできたワンシチュエーション物と言って良いレベルだと思います。あの単純な間違い探しゲームに、良くこれだけの人の心の綾を乗せてきたなと感心しましたね。ただのホラーではなく、人生の岐路に立つ人の悩ましい心象風景を描く映画になってる。
「すれ違う人」として、結果としてループに組み込まれた人々にも、何か悩ましい背景があったのだろうな、と想像させられます。
私としてはワリとスッキリした結論は出ている気がしているのですが、スッキリはっきり分かりやすい映画が好きな方には向かないタイプの映画であることは確かで、まあレビューの星は上がらないだろうと思うものの、ワンシチュエーションがお好きな方は見に行って損は無いと思いますよ。
(ボレロがテーマソング的に使われていたのには、クスッときましたね。アレ、クラシックの楽団の人には「どこ演奏しているのか分からなくなるループ曲」として有名なので。主旋律部分の人は良いでしょうけど、ベースライン部分の人達がね。お気持ち良く分かります、です。)
取って付けたストーリーが酷い
完成度高い!!深い!!
賛否両極端のレビューを観て疑心暗鬼になりながら観に行ったのだが、いやぁ!驚くほど面白かった!!!
8の字型のループする地下空間と、徹底的に削ぎ落とされた台詞、舞台を観ているようなカメラワークが芸術的で美しい。音楽もオシャレ。
主人公はどこにでもいる頼りない若造なのだが、異変を見つける度に少しずつ成長していくのがとてもいい。喘息発作が不安感のバロメーターになっている点も面白い。(家族に喘息持ちがいるのだが、かなりストレスに左右される病気なのでリアル。)
地下空間が複数人の精神世界で成り立っている上に時系列が前後するので、いろいろ解釈が分かれそう。
観る年代や立場でも解釈が分かれそう。
ついつい感想をググったり、考察サイトを読んでしまう。
はっきり言葉で結末を説明して欲しい人や、異変を主体的に探そうとしない人(異変が起きるのを受動的に待っている人)には退屈な映画かもしれない。
自分はジブリの考察サイトとかを読むのが好きな人間なので、かなり楽しめた。
というかこの映画、どことなくジブリっぽい。
オススメ。
もう既に8番出口に迷い込んでいるのかもしれない...
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