8番出口のレビュー・感想・評価
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映画ならではの深さ
ゲームもせず小説も読まずに、単純に映画好き人間として観ました。かなり良かったです。
ハラハラした脱出ゲームだけを期待した人には、期待はずれだったかも知れないですが、ゲームを映画にするの?という難しさに、繊細な人間ドラマを混ぜ込んだ、巧みなアイデア、数々のメタファー、そして何より、未だに頭の中でラベルのボレロが鳴り続けている…残った感動、重さ、考えさせられる深さで、カンヌで喝采を浴びたことに納得です。エンタメ性の強いアメリカ映画より、ヨーロッパ映画に近い。ゲームを頭から取り去って、純粋に映画として入ってほしい、素晴らしく斬新な作品だと思いました。
二宮さんの特別なファンではないですが、彼の演技は素晴らしかった。音楽も秀逸。
純粋に映画好きな人には絶対に観てほしい。
クソつまらん映画だった
予告編を観て面白そうだったし最低でも変な家的な楽しみ方は出来るかなとかなりワクワクしながら鑑賞しに行ったのだが期待外れ退屈でつまらない映画だった
上映時間2時間未満なのに、かなり長く感じた
そもそも、主人公が無能でひ弱すぎでしょ
その割に途中から急に元気になるし序盤は何だったんよ
もっとマッチョで有能な人間でも解けない脱出ゲームにしてくれ
序盤からイライラしたわ
ホラーやミステリーならそこにフォーカスして欲しいのに肝心の謎解きも弱くてホラーも中途半端、バイオレンスもほぼなし
脱出もののキューブ的な面白さにできなかったんだろうか
そのかわりに謎のお涙頂戴人間ドラマストーリーがメインになっててそれも余計すぎ、説教臭すぎ、原作ゲームの脱出の楽しさを台無しにしてる
ゲームの設定は面白いからもっともっと面白くなったはずなのに勿体なさすぎる
俳優陣の皆さんの演技は良かったがそもそもそーゆーの求める原作設定じゃないよなあと思うとこもありそこも勿体なかった
てかよくこんな映画、映画祭に持ってけたな
ゲームでいいかな
なんと言ったらよいのかね〜😌
廉価版サイレント・ヒル
まさかあの男性にそんな過去があったとは…
最初見終わった時に感じたのは、「予算がなくて地下鉄で撮影されたサイレント・ヒル」でしょうか。
原作のゲームはプレイ済みです。ゲーム自体は単純で、神経衰弱に間違い探しを組み合わせたようなシステムです。主人公は映画と同じく、突然迷い込んだ無限ループする地下鉄連絡通路から脱出しようとします。
原作のゲームにはストーリーらしきものは存在しません。単に突然迷い込んだキャラを操作するプレイヤーがいるだけです。そこに登場人物に肉付けし、さらに様々な隠喩を加えたものが、映画オリジナルの部分でしょう。そこが、やもすれば単調になりがちな場面を、画面を目を凝らしてみてしまうような仕掛けとして機能しています。
惜しむらくは間違いがわかりやすく、観客に志村うしろー!の状態を作りやすいことでしょうか。また、観客も一緒に間違い探しを始めるわけですが、あっさりと音を上げる主人公にあまり感情移入できなくなる感を受けました。
やや粗が目立つものの、全体としてみれば良作の部類に含まれる作品だと思いました。
万民受けはしないでしょうが、コアな人気を得られそうな作品でしょう。
ただただ単調
面白かった!
まさかの傑作、、、異変?
可もなく不可もなく
映画館で観るべき映画
ホラー苦手なので何度もビクビクしてしまいましたが、総じて面白かったです。
最初は迷う男(二宮さん)が気付かず観客は気付いてる異変に心の中で突っ込みながら観ていましたが、いつの間にか自分が迷い込んだような感覚になり苦しかったです。
でもずっと苦しいだけじゃなかったのが救いでした。予告で一瞬映っていた迷う男と少年が座って話すシーン、とても好きでした。
小説も購入したので、読んでからもう一度劇場で鑑賞しようかなと思います。
やっぱにのってさいこう!!!
モヤモヤする終わり方
おじさん、
コンセプチュアルウェルメイド映画だった
最初の章が終わったところで思わず時計を見た。まだ30分くらいかあ。。
良くも悪くもプロデューサー的映画だ。コンセプトしかなく深さはほぼない。深さってなんだよだけど、それはクリエイターが繰り出す予想外のあがき、もがき、馬力ってところか。深過ぎると客は来ない。変なものは望まない。なのでこの程度でいいか、というのがこの川村元気という人の能力範囲なんだと思う。
始まってすぐに思ったのは『激突!』と『シャイニング』。あとアメージングストーリーというか世にも奇妙なというかトワイライトゾーンというか、つまりパラノイア、ということで30分でよしわかった、なんどけど、これはおそらくそこから出れたら物語の終わりなのでどう出ないでいられるかとなると、子ども、で線を作るしかない。
ちゃんと話にはなってる。ウェルメイドだ。セットもいい感じだ。でもウェルメイドでいいんだっけ?と思いながら、だからヒットメイカーなんだなと思うが、とりあえず怖くはない。あんまり不気味でもない。特に女子高生のところとクリーチャーのところは付け焼き刃もいいところでこういうところがホラー入ってる人と入ってない人の違いがでる。決していい出来ではない『近畿地方』が輝いてみえたし『ドールハウス』なんてこの3倍くらいの面白さだ。逆に『近畿地方』はやり過ぎ感でドン引きされるのかもしれないが、この程度がデートにはちょうどいいのだろう。良くも悪くもそんなプロデューサーの企画書みたいなパッチワーク映画。
川村元気氏は監督の才能はあまりないので他の人にやってもらったほうが面白い映画ができるのではないか。同じような世にも奇妙な風の話だと一年間前のカンヌの『サブスタンス』の足元にも及ばない。映画監督的やむにやまれぬマグマというのはああいうものだと思う。
おじさんだけじゃない。劇場内を這いずり回る音に背筋が凍る!
幕開けと同時に始まる主人公の視点で描かれる長回し映像が素晴らしい。
電車内で怒鳴り散らかす非常識野郎を見つめる視線や、ホームを降りて階段を昇る映像、そしてスマホでの会話に気を取られ、いつの間にかループしている事に気付く目線。
二度目の証明写真ボックスをチラ見する映像だけで主人公が異変に気付き、観客に「何かおかしな事が起こっている」と伝えてくる演出が実にお見事でした。
視点映像(POV)でループするゲームを映画にしている性質上、長回しが多く、ロケーションにも変化が乏しいです。
そんな繰り返しが続く映像の中で多彩な表現を求められる二宮さんには大きな比重がかかっていたと思いますが、かなり頑張っていらっしゃいました。
呼吸音なども使って主人公がどんどん不安に陥っていく様子を見事にサポート。
単調になりがちな繰り返し映像に変化を付けておりました。
そうした二宮さんとは逆に同じ動きを繰り返して見事に観客の心を掴んだのが「おじさん」役の河内大和さん。
眉ひとつ動かさず同じ歩き方を繰り返す彼を見た海外の観客から「CGだと思った」という声があがったというのも頷ける圧巻の無表情。
近くにいたらマジで怖い。
近所の映画館で、おじさん看板が早々に無くなったのも分かる気がします。
更に本作は音も重要。
音響設備のしっかりした劇場で観る事をおすすめします。
劇中、主人公が真闇に飲み込まれるシーンでは、異様な音と共に赤子の声が劇場中を這いずり回ります。
あちこちから響く音に恐怖が倍増する事間違いなしですよ。
是非劇場で体感してみて下さいね。
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