8番出口のレビュー・感想・評価
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物語自身が彷徨っている
実写映画で若い人で賑わう作品を観たのは久しぶりの気がします。やはり二宮クンの力なのかな。
迷路の様な出口の無い地下道に迷い込み、グルグルと彷徨い続けてしまった男のお話です。
う~ん、次々と小技を繰り出すものの、主人公同様に物語自身も同じ場所を回り続け、途中で飽きてしまいました。お話は、円環ではなく螺旋状に進むべきで、その流れをしっかり感じさせて欲しいです。それが都合よく突然解決してしまいます。しかし、そこに不条理ホラーとしての切れ味はなく、妙に教訓臭い予想通りのエンディングでした。
喘息発作は息を吐くときがしんどい
見たほうが良い。日本の新世代の映画。
「なんでこんな状況になった」「どういうことだよ」「なにこれ」といった凡庸なリアクションを抑えたこと自体が、この映画の勝利だと思う。現実的に考えるのならそんな余裕はないはずで、観客に寄り添いすぎないで表現を優先した姿勢が良かった。日本映画にありがちな押し付けがましさもなく、自然に共感できる形に落ち着いていたのが海外にも受けた理由だろう。
主演の二宮さんも自然な演技で、善人すぎず悪人すぎない日本人像をうまく表現していた。ただ一番印象に残ったのはアングルやカット割りだ。さりげない違和感や伏線を自然な形で差し込んでいるので何も考えずに視聴している人は何かを見逃してしまう。私も気づけばゲームのように画面の中から異変を探していた。
ストーリー自体に特別なものはなかったが、それもむしろ良かった。この映画の主役は人間ではなく「8番出口」そのもの、という意図がはっきりしていたからだ。
もちろん、物足りない部分もあるし、まるでワンショットみたいな演出も間が長い所もあったが、そんな点を私はマイナスにするつもりはない。世界に打って出たいのなら、このような映画の作り方がスタートラインになると思う。
もちろん今、ボレロを聴いています。
流行のインディーズゲームを映画化、という流れを知ってると驚くほど...
流行のインディーズゲームを映画化、という流れを知ってると驚くほどきっちりした作り。ほぼ一人芝居とはいえ一流どころの主演に、特異な設定に対してちゃんと整合性を持たせた映画オリジナルの脚本、おまけにループものだけにメインテーマは「ボレロ」!…サマーシーズンのホラー映画なんだから、もうちょっと肩の力抜いて作れば?と半畳を入れたくなるほど。もちろんホラー映画としてもしっかり怖く、お約束のジャンプスケアだけでなく、ループする閉鎖空間ならではの緊迫感が、主人公の喘息設定、視点の切り替わり等工夫を凝らして、最後まで持続するのも上手い。主演には文句のつけようもないが、「おじさん」と「女子高生」の絶妙な人外感(NPC感?)には名脇役賞をあげたい。
二宮はうまい
最後に見事に集約
良作。
おじさんも色々あったんやな
原作ゲームファン。ストーリー的な部分が原作はあっさりしてるのに比べ映画ではかなり濃厚。主演二宮和也を"迷う人"の位置に置き、妊娠や赤子に対する社会的なテーマを中心とした話。
原作ではとくに触れられなかった部分に沢山触れられててよかった。特におじさん。ファンブック見てるみたいで楽しかった。おじさんも人の話をちゃんと聞く姿勢があれば何かに向き合えたかもしれないのにね。
ラストシーンが色々解釈あるよう。私はこの映画ではあの異空間の通路を"迷う人"達が異変探しを通して決断出来るように成長させる通路として描きたかったと感じた。つまりあのラストシーンも自身が下した決断と向き合う事への恐れを表してるのだと解釈。
レビューでも何度か見かけたけどとても哲学的。原作では低めの赤い波が襲ってくるシーンがまさかの超リアルな津波だったり。まあ津波だったのは流産を意図していそうだけど。子供がどう足掻いても流されてしまう状況で迷う人が助けるという状況こそが決断の瞬間だったのかも。
印象的なのはコインロッカーベイビー。「お前が殺そうとした赤子が泣いてるぞ」とでも言わんばかりの迫力だった。
イライラ、モヤモヤする映画
ゲームはやらないので分からない。ワンシチュエーション映画で、同じところをグルグル回ってイライラする。初めは変化が微妙で、「ニノ、そこだよ!」と言いたくなる。オジサンの不気味さが途中でなくなるので、どういうこと?と混乱する。ニノが出るから見たけど、他の人が主役だったら絶対に見なかった。そして、小松菜奈の無駄使い。何で通路に閉じ込められたのか、訳が分からなく、夢落ちや異世界に飛んだらイヤだと思ったけど、それとも違う。電車内のトラブルを見て見ぬふりをしたから? 自分の問題から目を逸らそうとしたから? ニノの最後の行動は? やめてくれ、そんなラストは望んでなかった。
結局は、誰もが無限ループの人生を歩んでいるんだよということ?
なんだこれ
映画の最後にサングラス掛けたストーリーテラーに締めて欲しい…
きっかけ
こちらの映画は、観るつもりはなかったが、レビューを観てると感動した!!と記載されていた。
感動した??は?いやいやゲームを映画にしただけやろ??しかも、地下歩いてるだけの!!
感動??うせやろ??
その疑問が強すぎて観に行きました。
あらすじ
喘息持ちの主人公が、とある理由で地下鉄を利用する。
途中目にしたくない光景を目にしてしまう。
自分の視界から消したい主人公。
仕方なく電車から降りる事に。
とりあえず、出口を探す主人公。
しばらくすると、長い地下道につく。
歩いても歩いても同じ景色。
やがて、主人公は同じところを何度も何度も歩いてる事に気付く。
焦った主人公は地下道のある案内板に気付く。
そこには「異変を見逃さないこと、
」「異変を見つけたらすぐに引き返すこと」
「異変が見つからなかったら引き返さないこと」 そして、「8番出口から外に出ること」と書かれている。
まんま、「8番出口」。
果たして主人公は、このタイムリープから出られるのか。
そして、ストーリーはどーなっていくのか…といった映画。
感想
いやぁ~面白い!!実に面白い!!
見せ方が最高に良かった!!
これも、「カメラをとめるな」みたいに見せ方で興味を誘う映画だなと感じた。
ただ、少し気になったのはあのオジサンの過去のクダり。あれはいる??って思った。
そこを見せたら女子高生の過去も気になってくる~って思った。
まとめ
わりとホラー要素強めに作られていると思った。
なので、心臓が弱い人やホラー映画嫌いには注意が必要かも。
後、この映画、映画を観る前に必ず「8番出口」のゲームをやるか、ゲーム実況者の動画を観てからいった方がいい!!理由は監督の「8番出口」愛をビンビンに感じれるし、何より、映画を100倍楽しめる事が出来るからだ!!これだけは断言できる!!!
最後に一つ言わせてもらうと、この映画は感想が言いやすいように作られていると感じた。
だから友達や彼女と行くことをオススメする。特に最後の終わり方は、僕的には凄く意味深に感じた。
残念ながら、一人で観に行ったので語れる仲間
はなし…語れる同士を募集中ですwww
とにかく、友達や恋人同士で観に行って映画の感想を言い合って下さい。そこが絶対楽しい映画だと思う。
そして、僕のタイトルの事も思い出して下さい。
30代より上の人なら「なるほどな」となるはずです。皆さんも是非~
ちなみに、この映画で感動展開は微塵もなかったです。ただ、ゲームをここまでのストーリーにした事はスゴいと思ったし、その点はスゴく感動した。
ただのゲームの実写化じゃなかった!
主人公はいろんなものに目を背けてる
ワクチン 政治 自然災害 あらゆるニュースを指でスクロールして 目の前で起こる“釈然としない事”もスルー
しかし”ゲーム“に巻き込まれる事により間違いを見つめ自分で判断し進まなくてはならない そこから目を背けたら“ゲーム”の中から出られなくなる
ラストのその”釈然としない事“に一歩踏み出す主人公に拍手
自身の異変に気がついて!
それぞれが必ずひっかかる何かがあるのではないかと思う。(自身でみたくないもの・触れたくないもの・向き合うべきもの)
見終わったあとから、気になるところがループして思い出される。
ループも捉え方次第で、日常・細胞・人生・出来事…いろんなことに置き換えられる。
輪廻転生すら抜け出すことが、魂の目的なんじゃないかと思う。
深い探り方でたくさん楽しめる一方、
映画を観た帰り道に、サラリーマンのおじさん(歩く男と同じ風貌)と面白いほどたくさんすれ違って、思わず「おじさん」と確認してしまう(笑)
行きには気がつかなかった景色などにも目が行き、映画のちょっとした影響力にも面白さを感じました。
現代では薄れてしまっている気遣いや人間らしさを取り戻すべく警告のようにも感じ、黄色の意味にもハッとさせられました。
さらっと観て、自身の異変に気がつかないとループしますよ~♬
リアル8番出口
おもしろい!正直、驚いた。
エンタメ映画でもあり、社会派アート映画でもある。
導入の一人称視点から長回しワンカット風を多用することで8番出口のゲーム世界へ没入感がすごい。画が良いし全体の統一されたデザインが美しい。
何度でもやり直せるループゲームだが吸入器を要する喘息により主人公にタイムリミットが発生して緊張感と閉塞感が増す。自分まで本当に地下通路に閉じ込められているように感じた。でもゲームでおなじみの異変が現れると嬉しい。
主題歌にJPOPを起用せずボレロで大正解。二宮、河内、子役の俳優陣も素晴らしい。
実写映画化を聞いたときは真面目に作れずとんでもお笑い映画になるのではないか?と危惧していたが真面目にゲームの世界観を崩さず期待以上に面白く仕上がっている、本当に意外な出来だった。
ライトにゲームの世界観を楽しみたい人、考察の余地がある映画を楽しみたい人、正反対の両者ともにお勧めできる。賛否両論まっぷたつなのでレビューを読んだり映画好きの友人と観て考察して感想を言い合うのも楽しい。
全592件中、281~300件目を表示
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