8番出口のレビュー・感想・評価
全1062件中、841~860件目を表示
日常に潜む『異変』を見逃すな!
■ 作品情報
監督は川村元気、脚本は平瀬謙太朗と川村元気、原作はKOTAKE CREATEのゲーム『8番出口』。主演は二宮和也、共演に河内大和、浅沼成、花瀬琴音、小松菜奈。
■ ストーリー
蛍光灯が淡く照らす無機質な地下通路に、一人の男が迷い込む。いくら歩いても出口に辿り着けず、何度も同じスーツ姿の男とすれ違ううちに、自身が無限にループする回廊に閉じ込められていることに気づく。男は壁に貼られた奇妙な「ご案内」を見つける。「異変を見逃さないこと。異変を見つけたら、すぐに引き返すこと。異変が見つからなかったら、引き返さないこと。8番出口から、外に出ること。」この指示に従い、男は出口である8番を目指し、通路に潜む異変を探し始める。異変を正しく認識すれば出口の番号に近づき、見逃せば0番に戻されるというルールの中、男は自身の人生の岐路に向き合うことになる。
■ 感想
予告編を観たときからずっと気になっていた本作を、公開初日に鑑賞してきました。ゲーム原作とは聞いていましたが、未プレイの私でもその世界観に引き込まれる、なかなか力強い作品でした。
ほぼ全編が地下鉄通路内というワンシチュエーションで物語が展開されるため、一歩間違えれば単調になりかねない構成です。しかし、この無謀とも思える挑戦を、見事にひとつのドラマとして成立させていることに心から拍手を送りたいと思います。主演の二宮和也さんをはじめ、登場人物が最低限に絞られている点も、閉じ込められた空間での焦燥感を煽り、物語のテーマをより深く掘り下げていると感じます。
本作は、私たち現代人に静かに、しかし強く訴えかけてくるメッセージを持っているような気がします。普段、私たちは厄介ごとに巻き込まれたくなくて、無意識のうちに多くの『異変』を見て見ぬふりをして過ごしていないでしょうか。あるいは、もっと関心をもって自分自身の考えをもつべき事柄に対して、無関心すぎではないでしょうか。映画冒頭で、大泣きする赤ちゃんに対してキレる男性、主人公が見ていたネットニュースの『人間の器官を移植された実験ネズミ』のように、私たちは、自分にとって不都合な、あるいは関心のない重要な事柄を日々スルーし続けているのかもしれません。
そして、その『異変』が自分自身に突きつけられたとき、初めてその異様さに驚く。本作は、もっと身の回りのことに関心をもち、自分の頭で考え、判断することの大切さを改めて教えてくれているように感じます。主人公もまた、別れるはずだった彼女の妊娠という報を受け、初めて事の重大さを自分事として捉え、向き合う決意をしたのでしょう。この出来事をきっかけに、主人公の男性はきっとよい父親になる事でしょう。そんな変容を感じさせるラストの余韻が心地よいです。
演技力が素晴らしかったが。。。
二宮和也氏、河内大和氏の演技力が素晴らしかった。
特に、二宮和也氏の冴えない男性は、本当に冴えないという感じだった。
河内大和氏の演技も、良かった。わかりやすいというか、感情を体全体に表現しているが故に迫力があった。
元々ゲームだったものを映画化したということがあるからなのか、正直、私の洞察力がないせいか、中身が薄く感じた。まぁ、この映画に中身を求めていけないのかもしれないが。。。
最終的に面白かったか?というと、個人的には、期待していたほどではなかったという感想。ただ、お二人の演技は良かったということかな。
なお、HIKAKINが出ていたようだったが、私にはわからなかったw家族によると、一番最初の方に出演していたとのこと。
男が一つの大きな決断をするまでを、無限回廊で現した映画。
映画館へわざわざ行っても良かったと思える映画でした。
一言で言えば、ひとりの迷える男(二宮和也)が、新しく生まれてくる
新しい命の責任を持って【父親になる》・・・
その決断をするまでの物語りでした。
元ネタのゲームは《間違い探し》みたいな感じと聞いたのですが、
ヒューマンドラマでしたね。
川村元気監督は、迷う男(二宮和也)が、元カノ(小松菜奈)から電話で、
妊娠を告げられて、驚き戸惑い、迷いに迷って深く長考して、
地下通路からどうやっても出られない状況で、やっとのことで
結論を出すのです。
ホラーテイストで、天井から血が流れ出したり、
歩く男(河内大和・・・ガタイがイイ)と何十回もすれ違ったり、
女子高生(花瀬琴音)が、地獄からの使者みたいに不気味だったり、
迷ってる男の子(少年)がいて、何者なのか?とか、
その子は未来からの我が子なのか?とか、
地下通路が映画の90%を占めるので、やたら閉塞感があり、
観てる方も発狂とまでは行かないけれど、叫びたくなりましたね。
かなりストレスも感じる映画でしたが、私は川村元気監督の
「百花」や「四月になれば彼女は」などのリリシズム溢れる映画とは
真逆のストレートなメッセージを感じたのでした。
こんな暗い、先行きに希望の持てない時代だし、
日本はかなり先細りの国家だし、
こんな時代に生まれてくる子供は幸せなのだろうか?
赤ちゃんの泣き声を騒音とみなすような不寛容な社会に、
子供を産んでいいのだろうか?
みんな思いますよね。
それでも【愛することを信じる】【より良い明日を築く】
そう言うポジティブなメッセージ・・・というより“願い“を感じたのです。
メインテーマ曲であるラヴェルの「ボレロ」は、
同じ旋律が微妙な変化を繰り返して行くのですが、
力強く明るさも感じる良い選曲でした。
(ゲームもこの曲ん使ってるのかな?)
★異変を見つけたら、すぐに引き返すこと。
★異変を見逃さたいこと。
★異変が見つからなかったら、引き返さないこと。
この三つはほとんどストーリーに関係なかったですね(笑)
それより「シャイニング」の血がドドーッと押し寄せる映像が、
泥水が溢れてくる映像とかと似ていて「シャイニング」の影響を感じました。
あと有名な映画ではないけれどトム・ハーディ主演の、
「オン・ザ・ハイウェイその夜、86分」にも、似てて、
トム・ハーディが車を運転しながら電話の会話だけで、
ラストには生まれてくる婚外子の父親になる決断をするまで・・・
と言う映画で、テイストは同じだと思いました。
ぜんぜん無機質な映画なのに観終わった後は、ラブストーリーを
見たような温かい気持ちになれました。
好きですね、この映画。
ゲーム▶︎映画
ただのループではなかった
蛍光灯が灯る無機質な白い地下通路を、ひとりの男が静かに歩いていく。
いつまで経っても出口にたどり着くことができず、
何度もすれ違うスーツ姿の男に違和感を覚え、
自分が同じ通路を繰り返し歩いていることに気づく。
そして男は、壁に掲示された奇妙な「ご案内」を見つける。
「異変を見逃さないこと」
「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」
「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」
「8番出口から、外に出ること」
男は突如として迷い込んだ無限回廊から抜け出すべく、
8番出口を求めて異変を探すが……。
といったあらすじ。
何年か前にゲームで話題になったのは知っていましたが、
実写化されたので、どんなストーリーに仕上がっているのか
気になっての鑑賞。
全員名前がない、
迷う男、歩く男・・・
そして、単にループを繰り返すのではなく、恋人の妊娠から逃避した
ことから罪悪感を覚え、このような事態になった??
でも、歩く男が何だったのか、さらにはもう一人の女性もなんだか。。。
キャスト、みなさんの演技はさすがなんだけど、
よくもまあ、このストーリーで2時間近くにしたもんだ笑
迷う男の喘息も最初だけで、あとは・・・はて
観る予定ではなかったが
日常の「異変」から目を逸らさないこと
IMAXレーザーで鑑賞。
原作ゲームは未プレイ。小説版は読了済み。
IMAXで観て正解だった。大きなスクリーンに地下道の無限ループ…新しい視覚体験だ。音圧も凄まじく、終始不穏で心がざわついていた。ワンカットに見える編集も上手い。
ソリッドシチュエーション・スリラーとしての面白さも申し分無い。同じような画面ばかりで退屈が頭をもたげて来たタイミングでガツンと恐怖描写を入れて来るのが巧みである。
一部にスタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」のオマージュが取り入れられているのではないかと思う。劇伴の使い方にはクリストファー・ノーラン監督味があった。
二宮和也の演技すごい。普段はイケメンな佇まいなのに、人生にくたびれた男感の醸し出しが巧みで素晴らしいのだ。
顔のアップ・カットが時折あるが、顔の皺や唇の色の無さがはっきり分かる。メイクの効果も相まっての演技だろう。
ストーリーが進むにつれて顔つきが凛々しくなっていくような気がした。人間的成長を表現する演技が見事であった。
小説には登場人物の背景説明や主人公たちの身に降りかかるものがなんなのかの解釈に関する記述があったが、映画ではそのような描写は一切無く、全て観客に委ねられている。
これは「映画」の文脈として正しいのではないだろうか。川村監督は「映画とは何か」を知っている。監督ならではの映画技法が「百花」よりもレベルアップしていたように思う。
よって、映画としての満足度がかなり高かった。原作ゲームをこのようなストーリーに発展させる発想も素晴らしい。日常の「異変」から目を逸らさないようにせねばと思った。
あの怪異は
ゲームが面白かったからこそ、
『どうやってあれを映画にするんだ!?』
という興味と期待を持って鑑賞。
あの地下通路自体に壮大な設定をつけるのとか陳腐な肉付けではなく、地下通路はただそのまま、訳の分からない現象だとして
主人公やおじさんにバックストーリーを付けて物語を進行するという選択は成功だったと思います
おかげで原作ゲームプレイ済みなら
登場人物が異変を見逃した時に『ああっ……!』
案内板が映るときに『ううっ……?』
案内板がゼロに戻っていたときに『あああっ!!』
と画面に感情移入出来ること請け合いですw
怪異も無理に全て再現、盛り込むのではなく取捨選択してるのも良かったです
(無理に実写再現したらギャグになりかねないのもありましたし……)
一つ気になったのが映画オリジナルの
『怪異:女子高生』ですが、あれはおそらくおじさん以前に地下通路に入り込んだ犠牲者なのでしょうが、
主人公とおじさんのバックストーリーに
『子供』の存在があることを考えると(おじさんが錯乱して暴れるシーンで「久々にガキに会えるのに!!」的な叫びがあります)
あの女子高生は……もしかして……たまにニュース番組で取り上げられる未成年女子と新生児の……な想像をして
ちょっとゾッとしました
最後に……もしあの事務所の力がまだ衰えてなくて、嵐が活動休止中でなかったら
テーマ曲はボレロではなくて嵐の曲が捩じ込まれてたんだろうなぁ……
それだったら世界観ぶち壊しだっただろうから、こればかりはボレロで大正解だったよなぁ……とふと思いました
ループのイライラと飽きるをギリギリで作った良作
ループしてループして、抜けられない!!って追い詰められ狂気に踏み込みそうになる人間心理を表すためには、ある程度の繰り返しが必要になるけど、見ている側は飽きてしまうという難しい課題があって。それをこの映画は、マンネリにならないよう、お化け屋敷的驚き、視点変更、新たな登場人物、ニノの心の変化を織り交ぜることで飽きさせないよううまく作った良作でした。
ラスト、少年が心配で戻ってしまい延々に彷徨うエンドとか、電車で怒り散らしてるおっさんを止めに入って刺されるエンドとか、出られたーと思ったらはじめの電車内からの広域ループにハマってしまったエンドとか、ゲームが元ということで、様々な鬱展開を想像してしまったのだが、人間として勇気とか家族とかに思いを致した(元々持ってたけど踏み出せてなかった)ニノの成長がチラ見えするエンドでホッ。
ラストもよくわからないくらいのチラ見せ、終始ニノがカッコ悪く、しょぼくれた青年というのも良きところ。少年に対しても、すんごい笑顔とかせずに、カッコよく見せない演出とニノの演技がリアルで良い。河内大和はぴったり
暑すぎて、帰りに外に出ず東京メトロの地下道をかなり歩いていたけど、出口表示見るたび、ぞくっとした〜
洗脳装置・・・2択を迫られる恐怖!
例えば読書家の方々には作品を楽しむ際に「行間を読め!」なんて理不尽極まりないことを言い出す輩が多数いらっしゃる印象ですが、この映画に関してもしかりで・・・なんだったら行間だらけで本筋があやふやで本末転倒といっても過言ではない、というのが第一印象でした。
そしてエンディングでとった主人公の行動がはおそらく非常にチープな正義感に囚われた結果を示唆すると当初、思い込んでいましたので・・・あまり良い評価つけないてレビューをしようと思いかれこれ一週間が経過してしまった次第です(笑)。
しかし・・・当初思い込んでいた「チープなベターエンド」が、「究極のワーストエンド」だったらと思索を巡らせた瞬間、この作品の真髄をみたような気がしました!まあ、私の勘違いな部分もあるかもですがね(笑)。
この「8番出口の迷宮」のルールや設定は単純ですが、気が遠くなるくらいの繰り返し作業の中で強く深層心理に刻まれると思われるのは、以下です。
・行くか戻るかの二択を強いられる。
・行動後、その正誤はすぐ結果として現れる。
・過去のトラウマが恐怖によって強調され、その出現に法則性はないので、常に緊張を強いられる。
主人公はおそらく「8番出口」からは抜け出せたものの、迷宮の巧みなギミックによって洗脳されてしまったのではないでしょうか。そして迷宮内のルールを背負い「人生という自分で作り上げた迷宮」を彷徨うことになった・・・というふうに考えると急にこの作品世界の深みが増すのですよね。
冷静にみたらラストシーンの主人公の目は、狂気のスイッチが入ってしまっていて、とてもじゃないが正常な判断が出来るとは思えない・・・という独自の結論を導くのに一週間かかりました(笑)。
では。
⭐︎2.5〜⭐︎4.5の振れ幅あり
終わり近くまでの評価は⭐︎2.5なんですが、見終わった瞬間に⭐︎4.5くらいに感じました。終わり方がかっこいい。
特別協力【東京メトロ】だったので映画の最後に「乳幼児をお連れのお客様を怒鳴りつけるなどの迷惑行為は絶対に容認致しません。このような迷惑行為を見かけた方はお近くの係員までご連絡下さい」とテロップを出して欲しかったです。
満員電車で泣いている赤ちゃんと親を怒鳴ってる男とそれを無視してる人たち、あれについては怒鳴ってるヤツが悪いしおかしい。あの男は怒鳴るのを止めるべきだし、周囲の人は子どもを守るためにあの男を止めるべき。
子どもを守るって難しい?
(ちなみにああいうシュチュエーションでは男の方でなくお母さんの方に声をかけると良いですよ。「どうしました?」くらいで良いので。男の方がウジャウジャ言ってくるけど無視して良い。駅員さんにも声かけてね)
赤ちゃんや彼女との会話や描写は無駄な要素ではなく、ゲームで感じた不条理や無力感を映画のストーリーに落とし込んだ結果なのだと思います。あのドラマ部分はまあやろうとしたことはわかならくもない。
謎のルールの中で地獄みたいな繰り返しを続けていて、その中で異変に気付いて引き返したり気付けなくて引き返せなかったりする。異変に気づかないように無視したり無視できないレベルの異変に襲われたりする。抜け出そうとしても抜け出せない、足掻くのも辛い。
とはいえ大人は頑張ろう。
子どもを守ろう頑張ろう。
二宮さんは40代くらいでしょうか?あの全体的にぱっとしない20代の雰囲気出せるのがすごいなと思いました。途中で奮い立って見た目が良くなったりするのかな?と思いましたが、変わらない。ぱっとしない雰囲気のままなのに最後に「かっこいい!」と感じたのですごい演技だなと思いました。
おじさんはみんなが見たかったおじさんのビジュを完全再現してくれてたのがおもしろかったです。笑顔がね。
少年は「二宮さんと小松さんの子ども」と言われれば微妙に納得できる顔だったのがおもしろかったです。目元とか表情とかね。
ちなみに、都内であの時間帯に赤ちゃん連れて満員電車に乗らざるを得ないお母さんなんて、怒鳴ってた男性の派遣先の会社の上の方の部署の人でフルタイムのバリキャリ女性管理職ですとか普通にあるからね。出社して顔見て「あっ」とかならないと良いね。お前の顔覚えたからな。通勤定期使ってる電車で赤ちゃん連れ怒鳴るとかようやるわあんなこと。
おじさん
ん〜…ゲームの方が面白かったかな。
『8番出口』鑑賞。
*主演*
二宮和也
*感想*
8番出口というゲームは、NintendoSwitchで遊んだ事があるので、映画楽しみにしてました!
「異変を見逃さないこと」
「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」
「8番出口から、外に出ること」
まず、再現度が素晴らしい。歩くおじさんが、VIVANTの俳優さん。凄くマッチしてるし、看板とか、異変が起きたら引き返す所とか、ホラー要素がゲームとほぼ同じで、とても素晴らしかったけど、あまり面白く感じなかったです。
喘息持ちの主人公とおじさん、その他登場人物達が出ていて、少し意外な展開があったし、無限ループ的な感じのストーリーでしたが、あまり盛り上がらないし、よく分からない所もあって、正直イマイチでした。
個人的には、ゲームの方が面白かったかも。。
ゲーム起点と思うとそれなりに面白い
ゲーム実況動画を一応見てから参戦。あれをどうふくらませるのかな、と思ったが実況見てる気分のままwhyが少し付け加えられた感じでうまくまとまっていたと思う。映画館が寒すぎて途中でお腹が痛くなり、ずっと残り時間を見ていたがそうでなければそれなりに最後まで楽しめたんではないかな。
VIVANTコンビがなんとなくシュールだし子役の子かわいー。しかしオドオドニノの元カノとして小松菜奈はかわいすぎんか。もっと素朴ガールで良かったような。。
一番違和感あったのは最初オドオド頼りないキャラだったのがいつの間にかいつもの斜に構えたニノに。こんなキャラ変するなら最初からどもらせなければいいのに。ニノの演技わりとすきだけど、VIVANTの時もキャラがブレるなあと思ってた、演出だろうけど、心情の変化というよりシーンごとに違うキャラに見える。。
あと吸入器なぜいちいちリュックに入れるのさ、とか(それすら後半捨て去ってた意味はよくわからなかったけど)異変感じてるのになんでそんなにゆっくりみてるのさ、というところだけはイラっとした。これは多分術中。
迷う男と少年の位置付けはいいとして歩く男の意味はなんだろう?少年と先に歩いてたのに、ただの別の被害者?それを言ったら女子高生も関係ない人だったのかな。。でも歩く男の正体、がわかったのは一番面白かった。
そしてエンドロールのボレロ、に合わせたカクカク名前表示、なんか見てて気持ちよかった!
Special Thanksに是枝監督や李監督の名前が、もう一人も大物だったけど思い出せん。。
鑑賞前にレビュー拝見したところ高評価と低評価の極端すぎるレビューに...
鑑賞前にレビュー拝見したところ高評価と低評価の極端すぎるレビューに果たして自分は⁇と変な気合いを入れて観に行きました。
冒頭は中々の面白い始まりでそこから中盤まではかなりのめり込みました。
ただこれ出口5ぐらいまで行ってまた0スタートになった時って飽きずにどう魅せてくれるんだろうと変な不安がつきまとう中やっぱり徐々に退屈になり集中が欠けてきてしまう、トイレに行く客やポップコーン食べる音が館内に響いてみんなも退屈してきたんだと妙に納得。
とりあえずニノの演技は素晴らしい!喘息の演技はホントに感動レベルだった。
おじさんもね、私的にはめっちゃ好き!おじさん視点もっと見たかったなぁ…表情がたまらなく良い!
ゲームの世界、しかもシュミレーターホラー的な内容を映画でかまそうという意気込みと熱意は凄く伝わります、もう20分ぐらい短くしてガッと詰め込んだ方が良いかなと思います!
インディーズ並みの低予算 8番出口はゴールじゃなかった!
あれじゃ、世の中のお母さんが救われない
不条理の無限ループが最後まで不条理なままで、鑑賞しているこちらまで人ごととは思えない居心地の悪さが残る。
そんな展開を期待していたのですが、なんだか拍子抜け。
結局、
①迷い込んでしまった以上、ルールは守らないと「歩く男」のようになってしまう。
②相手が子どもであろうとも、ちゃんと信頼したうえでコミュニケーションを取らないと大事なものを見落としてしまう。
③二宮さん演じる「迷う男」はなんだかんだあっても、実直に人として正しい選択と判断をしたからこそ脱出できた。
ということで、ハッと思わせられる気づきのようなものは無かったように思います。
【気になること】
①乳幼児とそのお母さんについて
こどもの鳴き声に文句を言う男や見て見ぬフリをする周囲の大人たちに関して批判的に描いたように見えますが、この映画のような描き方だと、かえって子育て中のご両親やこれからお子さんを授かるかも知れない若い方々に不安や世の中への失望感を与える効果のほうが強くないでしょうか。
あの状況を救うのはひとりの男(ラストの迷う男)の勇気ではなく、何かのきっかけで表面化する周りの人たち(世の中)の善意。
という描き方をして欲しかったです。
②無表情なこどもについて
大した背景説明もなく、不必要に無表情、無口にして、人形系ホラー映画のように設定したのはなぜ?
迷う男の、どちらかというと〝浅い〟内面を描くために、母親やこどもの描き方がぞんざいというか雑というか、丁寧さが感じられず、不快とまではいかないけれど隔靴掻痒的な違和感が残りました。
映画予告
別の映画を鑑賞した際の
予告編を見て興味を持った作品
原作があるのは知りませんでした。
電車の中で赤ちゃんが泣いてしまい
サラリーマンが母親に因縁をつけるシーンから
見て見ぬふりをした主人公が
地下鉄の通路を歩いていると電話が鳴り
0からスタートし
8まで辿り着けば出られるはずが、
異変が起きたら引き返し
何もなければ前進
を繰り返すだけだが
何度チャレンジしても0に
途中、視点が主人公から
歩く男
少年
と変わるが、
何故か女子高生視点はなく
歩く男は多分脱出失敗
少年は脱出成功
主人公も成功
流れ的には女子高生は視点ないけど脱出失敗か?
内容難しいですねコレ
全1062件中、841~860件目を表示













