8番出口のレビュー・感想・評価
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通過儀礼としての選択A Rite of Passage Through Choice
ルールとしてはシンプルで
発明とも言えるゲームを一体どうやって
物語にするんだろう?
と思って、観ることにした。
観終わった感想は「凄い」。
実際にあの環境に
生身の人が放り込まれたら
というifが、これ以上なく描かれ
物語になっていた。
日常から、あの非日常へ
物語全体が入れ子構造になっていて、
ラストに主人公は、
別の選択をするというところに
唸ってしまった。
ゲームの中で
NPC(non player character)として
オジさんが出てくるんだが、
違うかも知れないけれど、
観終わってから
あの人、主人公の父親じゃないのか?
と思ってしまった。
設定はゲームなんだけれど、
物語としては、
生きることにおける
【選択】を比喩(メタファー)として
描いている。
その発想と物語として仕上げた
これに関わった人たちが凄いと思ってしまった。
新しくて
面白い作品です。
是非是非ご覧ください。
The rules are simple—so simple they could be called an invention. But then, how on earth could such a game be turned into a story? That was what made me decide to watch it.
My impression after watching it: “Amazing.”
The film perfectly depicts the “what if” scenario of throwing a real human being into that environment, and it becomes a story in itself.
From everyday life to that extraordinary space, the entire narrative is structured like a nesting doll. By the end, the protagonist makes a different choice, and I found myself deeply impressed.
In the game, there’s an NPC (non-player character), an older man who appears. Maybe I’m wrong, but after the film ended, I couldn’t help but wonder—wasn’t he actually the protagonist’s father?
Although the setting is based on a game, the story itself is a metaphor for choice in life. I was struck by the sheer creativity of turning that concept into a full-fledged narrative.
It’s a fresh and fascinating work.
I highly recommend watching it.
ゲームの映画化という難題への挑戦
8番出口でまさか泣けるとは?!
ゲームも小説にもまったく触れず、映画館での予告編の知識だけで鑑賞。
なノニ後半妄想 3人の親子シーン、そのあとの現実に戻ってのニノの涙と決意に不覚にも涙してしまいました。
普通に観れば途中の繰り返しは単調なのですが、異変探しに集中することでとても楽しめました。異変探索への情熱が少し足りなかった場合には低評価になるかも!
歩くおじさん(河内大和さん)の圧倒的な怪しさ、だいぶ薹の立った(大変失礼!)女子高生さん(花瀬琴音さん)の存在は重要だとは思いますが伏線回収は今ひとつかな?
携帯のアイコンばかりで、動く姿のシーンが少ないにも関わらずさすがの存在感だった小松菜奈さん。別れを回避でき幸せな方向への転換ができそうなエンディングにホッとします。ニノのアップの表情での演技は必見でしょう。
ただ派遣先の会社からは怒られるんだろうなぁ、なんて関係ないところも心配してしまいました。(以前その手の仕事で苦労したこと、思い出しました。)
それと制作費の大部分がニノのギャラだったのかも、なんてね!
やはり、映画化は難しかった
メタバース・ストーリー
本作はゲームの映画化という事ですが、ゲーム自体にストーリー性が無いため、どうやって映画化するのかが注目されていたと思います。
鑑賞を終えた後の感想としては表題に記しましたように、日常の他愛のない瞬間に時空の歪みが介入し、同時に主人公の考察が活発に働き現実と絡みあい人として成長する様を、メタバース(ネット上の仮想空間)において「物語化」した作品だったと思いました。
そもそも「8番出口」自体がネット上のゲームですし。
導入の「スマホ」に視点を集中させた映像は、ゲームの世界に紛れ込んでいく分かりやすい展開を演出していると感じました。
流れとしては無理矢理感が否めませんが、8番出口への「参加」と「考察」を楽しむことに引き込まれたので気にはなりませんでした。
そこに心理物語を絡めて観せていき、最終的に現実(重大な分岐点)に主人公は戻り、物語がフィナーレを迎える。
この展開において「メタバース」を絡めた物語である事が強く印象に残りました。
導入と終焉は、良かったです。
が、
私個人としては映画の半分以上が退屈であり、しかも苛立ちを感じてしまいました。
その理由が、
①異空間に不意に紛れ込んでおきながら、アッサリとその世界の「ルール」を理解した事。
→でもこれは良しと理解出来る範囲でした。
②そのルールを理解しておきながら、「異変」に気が付いたのに、恐る恐る進む行為。
→これがイライラしました。
引き返すルールを早々に理解してるんだから、すぐ戻れよ!……と。
他のシーンで、すぐに戻る行動してるんだし。
恐らく「物語性」を映画化するためにワザと「見せ場」を創られたと思いますが、導入で主人公は「ルール」を理解しているんだから、立ち止まったり確認に行かないで、すぐ戻れよと「突っ込みたくなる」映像の見せ方が、「極端なタイミング」で残念だなぁと。
くどいですが、導入で主人公は「ルール」を理解してるんだから、じわじわと「異変」や「恐怖」が近づいてくる見せ方を披露するタイミングが、失敗ではと感じてしまいました。
例えばですが、トム・クルーズさん主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のように、ループが激しく何回も繰り返す「スピード感」のある映像が、前半では続いた方が良かったのではと思いました。
「あー!やっちまった!」「なんでだ!」「ぎゃぁぁ!」「なんなんだよ……」……という展開の背景(前置き)の描写が、ある程度多く有った後なら、何回もループして身も心も疲れ果てている主人公を感じることができ、「異変」に引き込まれてしまう描写も違和感なかったかもしれません。
ところが早い段階から「異変」にイチイチ首を突っ込む展開が妙に「間延び」している映像に見え、申し訳ないが物凄くストレスを感じ、中盤では私の態勢が「グデェ~」と斜めになってしまいました。
もう、いいから引き返せよと(笑)。
※そういう意味では「歩く男」の視点チャプター時の「歩く男」の反応は、長時間さまよっていた感が見てとれたので、違和感は無かったと思います。
ジャンプスケアも中途半端で怖さより不快感が勝ってしまった。
そんな映像が上映時間の前半~中盤続いたので、「恐怖」を感じるよりもイライラを感じる方が上回ってしまいました。
……ですが、物語としての部分、
①妊娠・家族・子供
②無感情・無神経を装う事のジレンマ
③歩く男と子供の深層心理状態の考察
④ほんの少しの変化が「優しい世界に変える」という事
⑤誰でも、すぐに「有神経」になれるという現実へのメッセージ性
⑥主題曲「ボレロ」はとても良く融合していた。
……などは本作の良かったポイントかなと思いました。
ラストの終わり方は、私は好きです。
あそこまで露骨な「嫌な人間」と「無視する人間」は中々いないと思いますが、基本「我関せず」は大多数。
無論、私もその傾向。
主人公も、家族や子供(赤ちゃん)に対して「面倒くさい」「関わりたくない」というような感情が有ったのに、異空間において見つめ直し、その「意味」が最後のカットに強く表れていると感じ、主人公「迷う男」と「少年」「ある女」の未来が明るくなる希望の描写として素敵に思えました。
ただ、「歩く男」と「歩く女」は可哀そう且つ不明な印象。
ずっと仮想空間の「モブキャラ」として囚われてしまったのだろうか……。
本作、ドラマ性はよく表れているので、テレビで観たらまた違った印象で面白いかも、とも思えた作品です。
が、(笑)やはり映画館では「グデェ~」となってしまったので、星2.5です。
喘息の吸入薬、ポケットに入れとけばいいのに
全体的にスローテンポでダレる
原作ゲームプレイ済み。
よくもまあ、間違い探しがメインのゲームに後付けで、これだけのストーリーを付け加えられたなぁ〜って感じ(良い意味で)
しかしながら、ストーリーが『?』なところが多く、多分こういうことなんやろうなって想像出来るのだけど結局よくわからない部分もあって(歩くおじさんと歩く女子高生のくだり)全体的にイマイチに感じる。
もう少しテンポよく色々アクシデントが起これば良かったのかなー全体的にスローテンポで絵がわりもしないので途中ダレることもありました。
最後のオチもなんとなく読めてしまったので、アッと驚く何がもっとあれば、良作になってかもしれません。
期待度が高かったせいか自分の中では『普通』でした。
期待度○鑑賞後の満足度○ 回る回るよ映画は回る、オジサン・女子高生引き連れて、今日は0番出口で倒れても生まれ変わって8番出口目指そうよ…
①そろそろ飽きてくるかな、と思ったタイミングで次の局面に変わるところはなかなか上手いとは思う(最初の切り替わりの前はちょっと飽きたけど)。
②ただ変化をつけても同じ事象ばっかりだとやはり飽きてくるので、事象をある程度描いてから謎解き(事象の謎解きではなく、何を描こうとしているのかの謎解き)に映画の軸をシフトしていく展開も上手く考えていると思う。
③同じことの繰り返し(8=∞と分かる時点で話の底が割れてしまうし)だとダレてくるので途中に色々と異変を入れてくるけれども、余り本筋と関係ないので(最近の日本製ホラーやスリラーってこういうの多いね)「なあ~んだ」という感じ。
④ひとつだけ(二つかな?)本筋と関わってくるけれども、この辺りから人情話にシフトしてくるので、出口を求めて(出口は8番=∞番なのでもともと無いんだけど)迷路をぐるぐる回る主人公の姿はが○○を決意するまでの心の逡巡のメタファーだと分かる。
人情話をちょっと面白い話術で描いたという点が評価されるかな。
ゲームとして見るか、親として見るかで変わる
8番出口をゲームとして一切プレイせずに見に行きました。
評価が分かれるのは、ゲームのエンタメとして期待した人と、ヒューマンドラマとして見た人の違いかもしれませんね。
親目線で1人の男が父親になるのを決意する物語としてはよく練られた脚本だと思いました。
まあ、色々とツッコミどころはありましたが。
1人の父親としては考えさせられることも多かったです。
そんなに頭使わず観られる謎解き映画
なるほど…
うまく映画化してますね、これ。
カメラの位置で異変をバレにくく、しかし気付けるようにしていたり、ゲームで地味な異変は削り、見映えしやすいものをチョイス、または改変する、映画なのでストーリー性をもたせる、など良く作られていました。
子供と主人公の関係や、一体あの空間はなんなのかなど、ゲームよりは考察する要素もある。
楽しめるポイントは多いですね。
ただ、ストーリーが入ってきた分、それが余計だと思う人もいると思う。
二次創作に近いとは思いますが、おじさんのバックボーンしられたのは良かったw
現実で起きたら出られる気がしねぇw
喘息持ちにはつらい
あまりにニノの喘息の咳き込み方が上手くて
喘息持ち(風邪ひくと咳喘息)の私としては
最初から一緒に、苦しくなって、
シムビコート(薬)吸わしてくれー!!ってなった
まあそれだけニノの演技が上手いってことで。
あのゲームをどのように物語に広げたのだろう、
と思ってたので、
ほほー、そう来たか、という感じ。
ニノ目線の画角も面白いし、
全体にただよう閉塞感はよかった。
ただ、
わかりやすい激異変来たら即引き返せばいいのに、
なにちんたらしてるん?とゲームを知ってると思ってしまうけど、
まあそれじゃ、尺が足りなくなるか。
でもあのネズミのクリチャーはいらなかったなぁ。
姿見せなくても何かがいるかも、ってだけで充分だと思うけど。
てか、これ、ジャンルはホラー?
カテゴライズしにくいところは良き。
想像より楽しめました。
主人公の喘息設定のデバフが上手いなと思いました序盤の不快さが増した気がします、やや緩慢になる中盤~後半の判断が遅い所にもっと生かした方が良かったのでは?オチのこのくらいしか進めないと言う辺りもいいかと…中だるみが惜しいけど元はゲームなので仕方ないかと閉塞感は良く出てたと思います。
安易な人気アーティストによる雰囲気ソングとかじゃないのも評価出来ます
まずまず
いちおうゲームはプレイ済み。
途中に少々ドラマを挟んで、単調な展開にメリハリをつけており、映画オリジナルの異変の部分もホラーチックなスパイスをまぶしてある。
飽きさせないために入れたドラマパートがややゲーム展開のスピード感を殺しているようにも思う。
他のキャラにもスポットを当てていたのも興味深い。
ただ、唐突に始まるので、この異界が何によってもたらされたのかという理由は欲しかった。
異変も簡単なものばかりだったのでちょいダレた。
……ぜんそく設定いらなくないか?
(解説には二宮案とある。主人公に足枷をつけたい意向)
→途中からクスリ使わなくなったし。
(サバイバルしていくごとに強くなっていく意趣のようだ)
続編「8番のりば」に続く?(笑)
ホラーで怖がりたい人にはおすすめできない
開始20分ぐらいまでは面白かった。
が、何度もループで同じ描写なので中弛みがひどい。
これはテーマの性質上仕方ないのかもしれないが退屈すぎて眠くなる。
ゲームも小説原作も知らないで予告だけ見てホラーだと思って臨んだから肩透かしをくらったというのもあったかも。
歩く男の演技は不気味でとてもよかった。
思ってたよりは面白い
映画館のポイントが溜まってたのでポイント使って無料鑑賞
二宮主演のゲーム原作の映画ということもありまぁ、ダメでも無料だしと思いつつ鑑賞
思ってたよりちゃんとストーリーになってたしまぁまぁ面白かった
これから生まれるであろう二宮の息子と二人で頑張ったり
おじさんの完成度高すぎる
おじさん喋った時おじさん喋るの!?ってびっくりした笑
子供とおじさん頑張ってたのにおじさん出口と勘違いして登ってっちゃって人じゃなくなっちゃったの子供が可哀想すぎた
あと、異変が起きた時確実に異変だろって思ってるのに何かが起きるまで、目に見えるまでまつの意味わからない
だから死にかけるんだよ
と思いつつ見てた
思ってたよりは怖くなかったけど思ってたよりは良かった
最後に二宮、喘息の設定いらなくね?
上手く再現していると思う。
子ども達と鑑賞。公開最初の土曜日とあって席は満席に近かった。そういう作戦だったのか、鬼滅と公開をずらしたのは良かったのではないだろうか。
原作はインディーズとはいえよくできたゲームで、我が家でもしばらくみんなでプレイしていた。どういう感じであの雰囲気を出すのかなと興味があったが、上手く映像に落とし込めていると思った。
途中、何度か驚かせてくれるシーンもあってマイルドなホラー映画って感じ。
ゲーム未プレイで映画を観ている方は少ないと思うので、とりあえずみんな異変を探してみたはずだ。その見せ方もなかなか上手かったと思う。
映画という特性上、登場人物やちょっとしたストーリーはあるが、それほど作り込まれてはおらずゲームの再現という意味では良かったと思う。
あの迷路や異変に何か意味を求めたい人には合わない。特に何も考えずあのゲームの映画だと思ってみるとなかなか良質。
あと、席が前の方だったこともあるが私は少々画面酔いしたので酔い体質の方は注意⚠️
結末とエンドロールの音楽もあって、鑑賞後感はなかなか良かった。
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