「本編が宣伝を超えなかったかも、、」8番出口 かーるぞんさんの映画レビュー(感想・評価)
本編が宣伝を超えなかったかも、、
ゲームも原作もあえて知識を入れずに鑑賞。
正直な感想は星の通りです。
主人公・二宮和也の日常の悩み、葛藤とゲームの設定を重ねたのだと推察しました。
ニノと「おじさん」の演技はなかなか。ニノの平凡で気弱なイチ青年、小市民ぶりも好演だと思います。
人間の日常の悩み、葛藤がどこかに存在する異空間に繋がってしまい、そこで自身の内面と闘うという構成なのでしょう。
途中、5番出口あたりまで進み、その後が主に映画オリジナルの展開なのか?
わたし個人の感覚としては、異変、進捗具合をもう少しだけ明確にした方が、さらに面白くなり、多くの人の気持ちを引き込めたかな~と思いました。全てをハッキリ、明確にすると面白く無いワケですが、そのメモリの調節をほんの少し傾けたら、、って感じです。
以下、わたしが良くも悪くも気になった、または把握できなかった点です。
・喘息の設定は不要かも
・子供はニノの未来の?過去の?子供を表しているものか(過去の場合は亡くなった子なのか?)
・「おじさん」は現世に戻れたのか?子供が行くなと手を引っ張っていたけど
・子供を見放さなければクリア?見放したらアウト?すると「おじさん」はアウトだった?
・この空間から出られても、姿がゲームキャラのように残るのか?または死んだから?
・女子高生に見えない女子高生もゲームキャラなのか?実在はするのか?
・子供も同様。ゲームキャラなのか、実在はするのか?転んだ傷が顔に残っており、ゲームキャラではない感じもあるが?それにしては感情が出なさ過ぎ。胆力あり過ぎ。
上記のについてお解りの方、是非ご教示をお願いいたします。
ラストは主人公が、ほんの少しだけ自分なりに強くなり、一歩前に進み、見て見ぬふりはしないぞ!たぶんこれから連絡があるはずの、子供ができたって事にも覚悟を決めるぞ!という終わりで、希望があり良かったですね。ほっとしました。
ただ、厳しい事を言うと、昔の角川映画のように、映画本編が宣伝を超えなかったかな、、とも
思いました。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。