「⭐︎2.5〜⭐︎4.5の振れ幅あり」8番出口 yuenさんの映画レビュー(感想・評価)
⭐︎2.5〜⭐︎4.5の振れ幅あり
終わり近くまでの評価は⭐︎2.5なんですが、見終わった瞬間に⭐︎4.5くらいに感じました。終わり方がかっこいい。
特別協力【東京メトロ】だったので映画の最後に「乳幼児をお連れのお客様を怒鳴りつけるなどの迷惑行為は絶対に容認致しません。このような迷惑行為を見かけた方はお近くの係員までご連絡下さい」とテロップを出して欲しかったです。
満員電車で泣いている赤ちゃんと親を怒鳴ってる男とそれを無視してる人たち、あれについては怒鳴ってるヤツが悪いしおかしい。あの男は怒鳴るのを止めるべきだし、周囲の人は子どもを守るためにあの男を止めるべき。
子どもを守るって難しい?
(ちなみにああいうシュチュエーションでは男の方でなくお母さんの方に声をかけると良いですよ。「どうしました?」くらいで良いので。男の方がウジャウジャ言ってくるけど無視して良い。駅員さんにも声かけてね)
赤ちゃんや彼女との会話や描写は無駄な要素ではなく、ゲームで感じた不条理や無力感を映画のストーリーに落とし込んだ結果なのだと思います。あのドラマ部分はまあやろうとしたことはわかならくもない。
謎のルールの中で地獄みたいな繰り返しを続けていて、その中で異変に気付いて引き返したり気付けなくて引き返せなかったりする。異変に気づかないように無視したり無視できないレベルの異変に襲われたりする。抜け出そうとしても抜け出せない、足掻くのも辛い。
とはいえ大人は頑張ろう。
子どもを守ろう頑張ろう。
二宮さんは40代くらいでしょうか?あの全体的にぱっとしない20代の雰囲気出せるのがすごいなと思いました。途中で奮い立って見た目が良くなったりするのかな?と思いましたが、変わらない。ぱっとしない雰囲気のままなのに最後に「かっこいい!」と感じたのですごい演技だなと思いました。
おじさんはみんなが見たかったおじさんのビジュを完全再現してくれてたのがおもしろかったです。笑顔がね。
少年は「二宮さんと小松さんの子ども」と言われれば微妙に納得できる顔だったのがおもしろかったです。目元とか表情とかね。
ちなみに、都内であの時間帯に赤ちゃん連れて満員電車に乗らざるを得ないお母さんなんて、怒鳴ってた男性の派遣先の会社の上の方の部署の人でフルタイムのバリキャリ女性管理職ですとか普通にあるからね。出社して顔見て「あっ」とかならないと良いね。お前の顔覚えたからな。通勤定期使ってる電車で赤ちゃん連れ怒鳴るとかようやるわあんなこと。
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