「単調ながらも味わい深い」8番出口 aliasさんの映画レビュー(感想・評価)
単調ながらも味わい深い
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序盤とラストを除けば、単調なシーンが延々と繰り返されるだけで、特に衝撃的なオチが用意されているわけでもありません。そのため、観る人によっては非常に退屈に感じるかもしれません。
しかし私には、主人公が別れを決意した恋人との間にできてしまった子どもを、「産むべきか否か」と悩み、葛藤する心の内を描いた作品のように思えました。
また、見方によっては人生の縮図のようにも思えました。人生にはさまざまな選択肢が訪れますが、どれが正しい道だったのかは分からず、どこまで進んでも「ゴール」など存在しないのかもしれません。
という訳で、本作は単調ながらもよく練られた、味わい深い作品だと思います。
追記
・主人公が喘息持ちである必要性が全く感じられませんでした。観客としては見苦しいだけで無い方が良かったと思います。二宮さんのアイデアらしいですが、何でそんなアイデアを採用したのか理解に苦しみます。
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