「“あちら側”から“こちら側”へ!デジタル軍団、ついに現実へ襲来!」トロン:アレス leoさんの映画レビュー(感想・評価)
“あちら側”から“こちら側”へ!デジタル軍団、ついに現実へ襲来!
高校生の時に観た『トロン』(1982年)が自分にとっての原点。
当時は「デジタル?プログラム?何それ?」状態で、正直あまりピンとこなかった。
ちなみに2作目の『トロン:レガシー』は未見。
で、今回の『トロン:アレス』――正直そんなに期待してなかったが……これが思ったより面白かった!
今回の見どころはなんといっても、“デジタル側から現実世界へ”奴らがやってくるという逆転の発想。
今までは人間がデジタル世界にダイブするのが定番だったが、
今回はデジタル軍団がこっちの世界に具現化して襲来!
ただし彼らが現実世界で存在できるのは29分間だけ。
その“限られた時間”の中で永遠を求めて暴走していく姿は、まるで
「早く人間になりたい!」の妖怪人間デジタル版、
もしくはデジタル版ピノキオのようでもある。
戦闘シーンも、デジタル世界より現実世界でのド派手なアクションの方が断然おもしろい!
ここは間違いなく加点ポイント。
そして地味にテンション上がったのが、
ディズニー映画おなじみの“シンデレラ城”ロゴがデジタルまみれになってるところ!
こういう遊び心、好きやね♬
振り返ると、1982年当時はデジタルなんてファミコンすら普及してない時代。
高校生だった自分には理解不能な作品だったが、今ならあの世界観が少しわかる気がする。
あと、ジェフ・ブリッジスを久々に見られたのも嬉しかった!
――というわけで、『トロン:アレス』、想像以上に楽しめた✨
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