「ジャレッド・レトの顔面でもっている映画」トロン:アレス sugsyuさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャレッド・レトの顔面でもっている映画
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前作未視聴。赤基調のトロンデザインが決まりすぎていて、冒頭のトロンver.ディズニーロゴだけでも一見の価値あり。話はオーソドックスだが、敵役の母親に叱られてばかりの社長や、寡黙だが女版ルドガー・ハウアー的渋みのあるアテナ(ジョディ・ターナー・スミス)など各キャラは立っている。ただグレタ・リーは普通の映画ならともかく、こんな質量保存の法則もへったくれもないSF大作のヒロインを、ジャレッド・レト相手に務めるには華が足りない、か。電脳空間に連れ去れたときにはピッチリスーツも着てくれるし、無茶すぎるバイクチェイスなど見所はあるのだけれど。基底現実と電脳空間を往還するSF大作の割に、こじんまりとまとまってしまっているのは、登場人物が少ないせいか。超重兵器(女ひとり捕まえるのに絶対オーバーキルだろ!)も通常兵器の体当たりで落ちてしまうし…結局良い使い方さえすればAI万歳!、で終わるのも昨今の現実を鑑みると楽天的にすぎる。(そういう真面目な話をする映画ではないが)
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