「Baby」シャッフル・フライデー ブレミンガーさんの映画レビュー(感想・評価)
Baby
前作は観てない(ディズニープラス入るのめんどい)んですが、あらすじを読んだ限り見なくてもいけそうだなーと思い突撃。
根幹にあるストーリーはめっちゃ良いんですが、全体的に漂うアメリカンコメディの王道が20年前からアップデートされていない内容や、品の無い映像の連発、全体的に滑ってるギャグとの相性がかなり悪かったです。
現場の楽しそうな雰囲気は伝わってきましたがそれだけではなんとも。
序盤のお菓子パーティでのお菓子やスイーツの投げ合いが個人的には大減点でした。
もちろん撮影用だと思うので実際に食べ物を粗末にはしていないと思うんですが、全員が全員食べ物を雑に扱う事を良しとしているシーンが延々と続くので絵面的にかなりキツかったです。
アレルギーの要素を面白おかしく扱う感じも嫌だなーってなりました。
食べ物の扱いが個人的な映画の評価の軸になるものの一つなのでここはマイナスです。
シャッフルまでの流れが上記のお菓子投げ合い含めグダグダしているので、早いとこ入れ替わってくれ〜と思っていました。
なんだかコメディの天丼の連発っぷりはどこぞの福田監督を思い出させるようなクドさがたっぷりあり、それでいて品の無い下ネタ(品の無い下ネタとは?)がガンガン送り込まれるので大丈夫かなーと心配にしかならなかったです。
シャッフルしてからの4人の変わりようは最初こそ誰が誰でと困惑しましたが、整理してからはこっちの体にこっちが入ってるのねと理解できてからはまだスッといけました。
老いた体に入った若い2人だからこそ大人の良い悪い、そして経験則から活きる行動を取るっていうのが良かったですし、若い体に入った大人たちだからこそ溢れ出るエネルギーを存分に発揮して人生を謳歌しまくるという入れ替わりものの定番ですが、絵面的な楽しさがたくさんあって良かったです。
ラストのライブシーンはかなり良く、これは前作を観ていたらより良かったんだろうなーと思いました。
ただ自分が好きなアーティストがライブにお世話になってくる人を連れてくるだけならまだしも、娘や婚約者をステージに呼んでプロポーズしてブッチュ〜なんかしようもんならブチギレると思います笑
シャッフルがどう始まり、どう元に戻ったのかはかなーり曖昧でしたが、そこんとこは中身空っぽなコメディとして深掘る必要は無いかなーと思いました。
本編終了後にメイキングが流れますが、撮影現場の様子はめちゃくちゃ楽しそうですし、メイキングまでしっかり吹替がついてる力の入れようはよ飼ったですし、製作陣の心意気はしかと受け止めました。
まぁー基本的にシュールなコメディ映画が好きな人間なので、こういうぶち当たる系のコメディ映画はあんましなんだなーと再確認しました。
鑑賞日 9/9
鑑賞時間 16:00〜18:05
