父と僕の終わらない歌のレビュー・感想・評価
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親子の関係をもう少し
アルツハイマーが進行する父親と息子の関係を描く。
父親が愛した音楽、その音楽との繋がり家族との繋がりを重たく描くのではなく心を躍らせる曲をイメージした様なリズムで描いてるのだが、場面場面で想いや辛さは伝わってくるのだが、何か足りないのか心を動かされるものは感じられなかった。
歌に心動かされました。
寺尾さんの歌は、心に沁みて泣けました。特に最後のレコーディングのかかったライブ、松坂桃李と一緒に歌うシーンも感動的でした。
家族の動向が気になって、時々ハラハラして見てたり…。温かい家族の映画でみれて良かったです😊
とても切ない
最初アルツハイマーとわかった時の衝撃。
歌を通じて、楽しい話になって行くのかと思いきやアルツハイマーが進行して、どんどん重い話に。
それでも、まわりのキャストが楽しい方ばかりなのでそこまで深刻になり過ぎず、クスリと笑えるシーンもありました。
主人公こバックグラウンドなど良くこの90分程度の話にまとめたなという感じ。
洋画に詳しければさらに楽しめたかも。
親しい人が認知症になって苦労した方はフラッシュバックしたり、自分と重ね合わせて辛くなる可能性もあるので星−0.5
私は半分くらい泣いてました。
とても、おすすめです。
認知症のことへの表現が雑過ぎて...
実話を基に描かれた認知症の父と息子の絆を描いた作品。
あくまでも親子の苦悩と愛を描くドラマ性の中の軸に認知症があるだけで、病気を掘り下げて制作された作品ではないことはわかるけど、アルツハイマー型認知症の症状に対していくらなんでも適当に表現し過ぎていると思う。
テープを探すシーンにしても、いきなりあんなに暴れて奥さんに暴力を振るうことなんてあり得ない。
映画内で描かれなかった場面で、
母「どうしたの?」
父「あれがないんだ」
みたいなやり取りが続いた先に拗れてあのシーンに繋がったとしても、観る側からすると「認知症=ちんぷんかんぷん」「認知症=暴れたりして大変」という印象にしかならないと思う。
確かにはたからみれば認知症の方は訳のわからない言動、行動が多々あるけれど、そこには必ず原動となる想いがあってそれを基に心情や行動に順序がある。
ラストシーンにしても回帰(記憶が昔に戻ってしまう)が起こっている状況で、大人の息子を子供時代の息子と誤認することはまずない。回帰しているのなら父にとって
目の前の青年は「見知らぬ青年」であり、それが二転三転することもまずない。
認知症の方たちと携わってきて、彼らが「自分という人間」を手放したくないと苦しむ姿をずっと見てきた分、あまりに不当な主観的酷評だとは理解しているけど、認知症に限らず病気がテーマに絡んでくるのであればもう少しそこに理解を深めて制作に挑んで欲しかった。
本人の中でのみの限定的であるがゆえに奇行に見えたとしても、そこには整合性を持って生きているちゃんとした人間なんだよ…
素敵な映画です。(寺尾さん目当てで観ました。笑)
私は、この映画を2回(5月23日に川崎チネチッタで小泉徳宏監督と寺尾聰さんの公開初日舞台挨拶があった回と、6月1日に地元の映画館)で観ました。
この映画の公式サイトで、劇中歌のリストを見た時に「これ全部、寺尾さんがライブで歌ってる曲じゃーん♪」と思ったのと同時に、同サイトに載っていた、テッドさんとサイモンさん親子の画像を見て「あっ。これ何年か前に、テレビで紹介されてた親子だ!」と思いました(笑)。
劇中で寺尾さん演じる哲太さんの歌を聴きながら「この曲、4日前(5/19)のライブで聴いたばかりだわ」と思いながら、歌詞が何となく分かる曲は、哲太さんの歌に合わせて小声で歌ってましたし、聡美ちゃん(佐藤栞里さん)の結婚披露宴のシーンでは「士郎さん(元オックスの岡田士郎さん)と文哉くんが、しっかり映ってるし〜」と吹き出しそうになり「"Love Me Tender"は、こう言うアレンジにしたのね」思いながら観ていました。((o(^o^)o))〜♪
あと、ボランティアエキストラで参加させて頂いた哲太さんのライブシーンを観た時は「あの時、結構時間を掛けて撮ったシーンが、まるまるカットされてる〜」と思いながら観ました😅
それでも、「What Now My Love」と「That's Life」が流れた時は、ちょっとノリノリでした🎵
認知症の父親を介護すると言うストーリーだと、重かったり暗いストーリーではないかと思いがちですが、この作品はそんな要素は全くないのが良いなと思います。
アルツハイマー型認知症でも、進行が早い人もいれば、緩やかに進行する人がいるらしく、哲太さんは進行が早いタイプだったと思われ、雄太くん(松坂桃李くん)とお母さんの律子さん(松坂慶子さん)が、次第に変わっていくお父さんに戸惑い、10年前に雄太くんが同性愛者だと言う事を両親にカミングアウトした事を忘れて怒る哲太さんや、子供の頃の雄太くんを思い出すシーンを観て、記憶が過去と現在を行ったり来たりしているのだろうなと思いました。
哲太さんが、色んな事を覚えられなくなって来て、室内に注意書きのメモが貼られていたシーンを観て「"博士の愛した数式"か?」と思った方もいらっしゃるかと(笑)。
※「博士〜」は、寺尾さん演じる数学者の「博士」が、事故が原因で高次機能障害になってしまい、記憶が80分しか持たないと言う内容の映画です。
2回目の鑑賞は、初見の夫を半ば強引に(笑)誘って、映画館に行ったのですが、1回目の時より細かいところに目が行くようになり、哲太さんのライブシーンでは「(寺尾バンドの)Kさん見っけ♪」と思ったり、自分がちょっとだけ映り込んでいるのを見つけました(笑)。
1回、観ているので、ストーリーは分かっているのに、なぜかラストシーンは2回目の方が泣けました😢
もしかしたら、松坂桃李くんがテレビで「お芝居で、あんなに感情が溢れたのは初めてでした」とお話しされた事が、頭に残っていたのかもしれません。
寺尾さんと松坂桃李くん、松坂慶子さん他の出演者の皆さんが、各々素敵なキャラクターで、素敵な映画だと思います😊
小泉徳宏監督が、寺尾さんにオファーした時に「寺尾さんの代表作にします」と言われたそうですが、もしかしたらそれが現実になるかもしれませんね😄
ただ、寺尾さんは過去に、「雨あがる」と「半落ち」で日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞されているのですが、この作品は、寺尾さんと松坂桃李くんのダブル主演なので、どんな扱いになるのでしょうか?😅
Smile son Just smile
父と僕の終わらない歌
アルツハイマー型認知症と診断された父哲太と
どんどん忘れていってしまう父のその事実に、葛藤しながらも向き合い支える息子雄太の姿がとても印象的
あんなにもコロコロと症状が変わるものか
調子のいい時は歌を歌って父と子の関係は安定して見える
かと思えば、どんどん忘れ、怒りっぽくなり、突然家の中をめちゃくちゃにする哲太に、雄太も、本来とても明るく優しい母の律子もボロボロに
いや、きっとそんなものではないんだろう
実際にはもっと苛酷なんだろう
忘れゆく父の衝撃な姿に
絶望すら感じさせる
さらには言ってはいけない言葉で
息子の雄太の心をズタズタにしてしまう
そんな父を施設に入れることも考えたが、
『その人と切り離せないルーティーンは、その人を安定させる(?)』
その言葉にハッとさせられた
かつてはレコードデビューを目指した父
自称横浜のスター間宮哲太の歌は
聴く人を楽しませた
アルツハイマー型認知症を患う父として歌う姿が
SNSでバズり、過去に諦めたレコードデビューをかけて、哲太のライブが計画される
レコードデビューがかかった哲太のライブは
果たしてうまくいくのか
心配な母律子は賛成出来ずにいたが、何とか父親の夢を叶えさせたい息子の雄太に
『絶対に、誰も傷つけないで
お父さんも、雄太も』
忘れゆく父を見る方も
何も分からなくなっていく本人も
どちらもやるせない
母律子の言葉がすごく沁みた
ライブ直前に哲太はまたライブのことを忘れてしまうが、息子の雄太や、母の律子、雄太の幼なじみの聡美とその夫のダニエル、哲太のバンド仲間、そして優太のパートナーの亮一らの支えによって何とか最後までやり切ることができてよかった
ライブ直後の哲太と息子雄太のシーン
他人だと思ってる目の前の息子に
『雄太は・・・俺の・・・スターなんだから』
ジーンときた
アルツハイマー型認知症の重さと、家族の苛酷さも伝わりつつも、明るく前向きなストーリーになっていて、
全てを忘れゆくとしても、病気を患う父も息子も母も、そのまわりの人たちも優しくおおらかで、その過ごし方が大事なんだとしっかり伝わった
とても心温まるいい作品
そんな作品だった
また
寺尾聰さんの明るく優しい歌声が素晴らしかった
2016年にイギリスでアルツハイマー型認知症を患った男性。その息子が車の中で父が歌う姿を撮影した動画をアップしたところ、話題を呼んで再生回数6000万回を超えた
それをきっかけにこの男性は80歳でCDデビューを果たしたという奇跡の実話がベースになっているとのこと
まさに奇跡だと思う
自分がどういうタイプの老人になるのか
アルツハイマーという病気にどう向き合っていくのか
避けては通れないかもしれないことに
少しでも知っておきたい
そんな気持ちで鑑賞しました
程々に泣けて、しっかりした役者を揃えていたので見応えある映画でした
イギリスの実話を元にしている。
監督は小泉徳宏。前作の「線は、僕を描く」で初めて見て手堅い演出をしていたので、気になり鑑賞。
程々に泣ける普通にいい映画でした。しっかりした役者を揃えていたので見応えはある。
松坂桃李はなんでもできるね。あと松坂慶子は、いつもながら柔らかい雰囲気がよかった。彼女は若い頃より年取ってからの方が、味わい深くて好きな役者になった。
おっと、寺尾聰も誉めておかないと。まあ普通によかった。彼がいなければ、あの味のある歌声は聞けなかった。それとディーン・フジオカが、下手な歌でいい味を出していた!
話も違和感がなかったけれど、最後にコンサートのような大きな舞台を用意しないと終われなかったのかな?と思った。
もっと日常的なふれあいなどで、たとえば、CDデビューしてからの話など(イギリスの実話はデビューしている)、いい着地点があれば、もっといい映画になったのでは?と思う。
家族の大切さを思い出す作品
歌手に成り損ねた父親が認知症を発症してしまう。重いテーマなのに暗く成らないのは作品全体に流れている寺尾聰さんの歌声。
余りに上手くて、歌手に成り損ねた…設定に説得力が加わる。認知症が進み家族の苦しみ、葛藤…。変わっていく父親と寄り添っていくと決意した息子と妻。大切な人と観て欲しい映画です。
実話をもとにした
映画でしたが、アルツハイマー認知症のことを深く考えると、なんともいえない気持ちになりましたが、、、
絶望の中にも光はあると
そう思いたい気持ちと
誰も傷つけて欲しくない気持ちと
そういうものが交錯していた気がします。
ゲイのくだりは、まあいらないかなあとも思ったけど笑笑 実話を元にしてるなら仕方なし笑笑
ディーン藤岡さんと松坂桃李さんだから綺麗な感じで収まりましたけど笑笑
まあなんといっても寺尾聰さんの歌で希望が湧いてくるような良い形で終われたのかなと
まあ現実を離れたり、忘れたり気分転換出来るのも映画の良さなので
まあ良かったかな😎
父と息子の素敵な関係
イギリスの親子の実話を基にした作品。
20年ほど前に他界した私の親父も軽い認知症でした。映画の中の哲太(寺尾聰)のように暴れたり、物を投げたりすることは無かったですが、同じことを何回も聞いてきました。(1時間おきくらいに)最初は腹が立っていましたが、「病気だから仕方がないなぁ」と思うようになり、怒らずに笑いながら答えるようにしました。そうしているうちに不思議と自分の感情も穏やかになっていきました。
息子役の松坂桃李の父(寺尾聰)をいたわる行動、気持ちがすばらしく、感動しました。特にラスト近くのライブシーンで、舞台に駆け上がり哲太(寺尾聰)と一緒に唄うところは胸が熱くなりました。鑑賞後「親父にもっと優しくすれば良かったなぁ」という気持ちになり、なんだか泣けてきました。
欲を言えば、映画の中のライブで寺尾聰さんに「ルビーの指環」(1981年)を唄って欲しかったです。
寺尾聰さんの歌が救い
実話ベースの話とのこと。
アルツハイマーになった父親と息子の関係を中心に、支える周囲の人びとの温かいお話が描かれていました。
アルツハイマーの描写については、たぶんかなりソフトになっているのではないかと感じましたが、それでも壊れていく父親の様子に心が痛みます。
自身の身内も軽かったですが認知症的な症状が出て、感情の起伏が激しくなったり、話が通じなかったり、幻覚なんかもあって辛かったことを思い出しました。
ただ哲太と同じように、若い頃熱中していたことは、忘れないんですよね。
ちょっとでも本当の姿に戻ってほしいと奮闘する息子の姿は、共感できました。
しかしラストには、大好きな歌を歌えなくなり息子の事も分からなくなってしまう…
涙をこぼす息子。
分からないのにいつもしていたように、頬を包み込む父の優しい手。
どうかいつまでもその仕草だけは忘れないでやってくださいと、願うばかりです。
キャストは演技が自然で好感が持てました。
そしてやっぱり寺尾さんの歌は心地よいです。
ホモとか、レズとか、オカマとかって、最近言わないのは何故か知っていますか?
↑ 上記の言葉は現在では、差別語とされていて、ゲイと呼ばなければならないそうです。
オコゲも駄目なのだけど、オカマにひっつくから、オコゲって面白い日本語だと思うんだけどなぁ?
いや、これは女性から男性に性転換した作家さんの講演会があった時に聞いたから間違いないです。
噂の刑事トミーとマツとかは、今のご時世、ぜってぇー、再放送されるわきゃない!まぁ、今にして思えば、そんなに面白いドラマでもなく、
ケータイ刑事 The Movieでトミーとマツが復活した時も、知っている人いなさすぎて、丹羽多門アンドリウの寿命があれで縮んだもんな。くわばら、くわばら。
やっぱさー?誰も知らないネタで漫談とか、レビューとか、ギャグを作っても誰にも伝わらないぜ?
...あれ、何だ?胸が痛いぞ?
それでねー?その性転換した元女性が見事にOfficial髭男dismなイケメンだったので、
何をどうしたら、そんなに、男そのものになれるんですか?と、質問したら、
ホルモン注射と、筋トレ!
なんですって?奥さん?もっと、もっと、貴女を知りたかったので、
今まで、生きていて、一番、腹が立った事は何ですか?
と、聞きました。人間って、笑いのツボは何なのか?とゆー事と、怒りのツボは何なのかを知れば、その人の本性とか、魂のソウル( ん?重ね言葉か?) が、分かるので、彼氏とか、親友に聞いてみようネ!
で、その元女性は、性転換した事を働いていた会社にカミングアウトしていたんだけど、その会社の上司に、
君は、男らしくない!
と、言われた事が一番許さなかったそうです...。
んー?そりゃ、そうだ。元おにゃの子だもん。
あなた意地悪、Misty Heart 恋してる、おっさんは、半分不思議。
さぁ、前置きはこれくらいにして、
↑ なげーよ。
松坂桃李と、ディーン・フジオカが、ゲイカップルとゆーだけで、ご飯何杯でも食える腐女子が薄い本を作るには、ちと物足りないかもしれないが、そもそも、そーゆー、映画ではなく、
寺尾聰が歌う!とにかく歌う!ひたすら歌う!ボケちゃっても歌う!寺尾聰ファンの為にだけ存在する映画だ!
これだけ、寺尾聰が歌っているんだから、当然、本人歌唱のサントラはあるよね?と、思っていたが、ない...。
ジョーカー2は、サントラがあったけど、ジョーカー1は、サントラがなくて、Spotifyで聞いて、リピートしまくっていたから、
Spotifyで、父と僕の終わらない歌を検索したら、あったけど、寺尾聰歌唱ではなく、オリジナルの英語で、外国人ミュージシャンの曲目しか存在しない。
これは劇場で見るしかないでしょ?
「 あの歌を覚えている」 とゆー、しょうもない映画を見た事を忘れてしまう寺尾聰の認知症演技には、思わずシャッポをぬいでしまった。
身内に認知症患者がいる人には、フラッシュバックを引き起こすかけない名演技!よっ!来年の日本アカデミー賞候補!!
一つ、指摘するならば、ディーン・フジオカが歌う、あの曲は、
平井堅の「 鍵穴」
だったら、最高だったのになー?
↑ 無理です。
心が痛む
経緯は端折っているのかも知れませんが、本人に無許可でSNS投稿、嫌がる老人を無理矢理ステージに上げる、など第三者目線で観ると少し心が痛む映画でした。当事者たちは必死なのだろうが、アルツハイマーの介護ってこんな感じなんすかね
ヤッパリこの歌声が魅力的でいいんだよなぁ~
お米が5kg2000円台・・・ ”台”って。
2000円じゃないから。2999円でも台だよね。(ユニクロかよw)
ガソリンは1リッタ単位でいくら。お米も1kg単位いくらで良いんじゃないかな。
最近2k、3k、4kとかあって 値段合わせて来て内容量がバラバラ。
1kg:400円~700円ぐらいの間が 国内外生産と銘柄によって変われば良いんじゃないかな。 (この話は置いといて)
そんなコメ事情の中、
今日は「父と僕の終わらない歌」観に行った。
この映画のチラシはかなり早くから置かれていたっけな。
いつやるの?今でしょ。 ってことで今公開されてます。
認知症に成った父が、80歳で歌手デビューし話題となったイギリス人親子の奇跡の実話を日本に置き換えた展開話です。
どうもね 演出が甘ったるくセリフがクサイ所が随所にあって
そこはチョット否めないかな。
仲が良い親子感覚は良いのだが、本気で認知症親の介護した事のある方からしたら
現実はもっともっと悲惨だと、嘆くと思うのよ。
動けるボケ老人程 コワイ者は無いよ。ホントにそう思う。
だからこそ、最後の父(間宮哲太役:寺尾聰さん)に対しての問い。息子さんはどんな人でしたかを息子(間宮雄太役:松坂桃李さん)が尋ねる所が グッと心に来たかな~ って感じたね。
地元の人達とかの良い関係が認知症老人(家族)への理解に繋がると思うのよね。
達者な内に世間の方々へ貢献しておかないと こうは成らないかな。
一番良かったのは全編通して
何と言っても寺尾聰さんの歌でしょうかね。
久し振りに聴いたけどボイスは健在ね。
何とも言えない歌声が 凄く心地よくて堪らないんだよね。
そこがとっても魅力的~♬
気になる方は
懐かしの歌声を聴きに
劇場へ!!
オールディーズを流しながら走る映像は気持ちが良い
寺尾聰さんの演技は今まであまり好きではなかったのですが、コメディ寄りの映画なら良いのかもしれない。
主役の松坂桃李さんの幼なじみ役で出演した佐藤栞里さんは、ナチュラルで悪くなかった。
普通にハートフルコメディな映画だったけれど、古い車でオールディーズを流しながら、横須賀近辺を走る映像は気持ちが良かった。
テーマは重く、演出、ロケ地は軽やかに
寺尾聰さんと松坂桃李さんの父子役が織りなす絆は、アルツハイマーという重いテーマを軽やかに、しかし真摯に描き出していました。映画のシーンのところどころで涙がぽろりとなりました。寺尾さんの伸びやかな歌声と鋭い目つき、松坂さんの葛藤を秘めた繊細な演技が、胸に響きました。特に車中で二人が歌うシーンは、忘れられません。
寺尾さんの歌が物語に希望の光を添え、観終わった後には家族との時間を大切にしたいという思いが湧き上がりました。認知症という重いテーマで、私も親族に認知症患者がいますので、いろいろと共感する部分があり、切ない気持ちになりました。しかし、監督の明るい演出で、深刻なテーマを押しつけがましくなく、温かく表現されていたと思います。
ぜひ劇場でその歌声を聴いて、父子の絆に触れていただきたいです。
お二人以外の俳優さんも豪華で、演技も見応えがありました。個人的には松坂慶子さん、佐藤栞里ちゃんがとってもかわいかったです。
父と息子の音楽を通じた交流
面白かった。父と息子の親子愛、幼馴染や地域住民との友情シーンとか心がほっこりとした。
イギリスで歌好きな高齢男性がアルツハイマー型痴呆症となってしまったが、息子がその歌う様子をYouTubeにアップしたことからCDリリースしたという実話を元に舞台を横須賀に変えて映画化した作品らしい
寺尾聰さんが父、松坂慶子さんが母、松坂桃李さんが息子という家族ごハートウォーミングでもあり、痴呆症が進行していく父をなんとか一般社会生活の中に引き留めようとする奮闘記でもあって、その面でも良かった。
あと、観る前はまったく意識してなかったけど、大手音楽事務所の社員役で齋藤飛鳥さん!後ろ姿でも声で分かった!
と思ったが、よく見るとポスターにちゃんと写ってる(^◇^;)
ディーンフジオカさんがかなりダウナーな曲歌ってたけど、そのおかけで、その後の主人公たる父のジャズソングが明るくてコントラストが良かった。
最近あまり観てなかった父子もの、観て良かった。
歌ってる父は眩しくて。
認知症を患った父・間宮哲太と、病気を患った父が心配で実家に少し残り様子を見ることになる雄太、そんな親子の話。
雄太の生まれた日に諦めた夢「歌手デビュー」、…父の歌う姿を待つ地元横須賀の住人に届けようと始めた動画投稿がバズりレコード会社から連絡が入ることに。
認知症を置いといて、自称横須賀のスター哲太の陽気さとノリ、車内で流す爆音の音楽に合わせ歌う姿、雄太も巻き込み一緒に歌おうと肩を組み歌う姿は微笑ましい。
泣けそうで泣けない何か惜しい!と思いながら、このシーンで認知症のボケ必要!?と少し感じつつも終始飽きず父と息子のストーリー面白かった。
このオヤジの陽気さノリは理想かも!雄太のお相手亮一演じたディーン・フジオカの登場と歌で一瞬作品飲まれたって思った。
【今作はアルツハイマー型認知症を発症した歌好きの父を持つ息子の葛藤を描いた沁みる作品である。そして、唯一無二なる素敵な歌声を又、届けて下さい、寺尾聡さん。】
■横須賀で楽器店を営む間宮哲太(寺尾聡)は且つてミュージシャンとしてレコードデビューを目指していたが、息子雄太(松坂桃李)が、レコーディング前日に生まれたために諦めた過去があった。
元気に暮らしていたが、物忘れが激しくなったある日アルツハイマー型認知症と医者(佐藤浩市)から宣告されてしまう。
だが、雄太が哲太の歌う姿をSNSに上げると、その歌声が多くの人の心を動かしCDデビューの話が舞い込む。
◆<Caution!内容に余り触れていません!>
・冒頭、間宮哲太がデカいアメ車を人が多数歩いている商店街を、ゆっくりとだが運転しているシーンが映される。息子雄太が”親父!前を向いて運転しろ!”と頻繁に言うのだが哲太は雄太の顔を見ながら話しかけ、街中をきょろきょろ見て(多分、道が分からなくなっている。)挙句の果てはハンドルを握りながら前を見ずに、カセットテープを探したりするのである。
- あのさあ、小泉監督を始めとした映画製作陣にお願いしたいのだが、いい加減に映画で車を運転するシーンで、横を向いて喋るショットを入れるのは止めてくれないかな。職業病なのかもしれないが、小学生の登下校の列に車が突っ込んだ事故が多発している状況下、このショットは如何なモノかと思ったからである。もう、画面を見ながら、ハラハラして仕方がなかったよ!-
・そして、物語は間宮哲太のアルツハイマー型認知症が進行する中、彼は怒りっぽくなり、且つ雄太が10年前にゲイである事をカミングアウトした手紙を取り出し、彼を叱責するのである。そんな夫の激変した姿を見て涙を流す妻(松坂慶子)。
- 私の周囲にはアルツハイマー型認知症の人は幸いな事に居ないので、良く分からないのだが、あんなに感情の起伏が激しいのかな。観ていて可なりキツカッタと共に、認知症に罹患した方の悲しみや、周囲の人の悲しみが伝わって来たモノである。哀しかったな。-
・だが、次の場面では間宮哲太は雄太の事を彼が聞いている事に気付かずに”アイツは俺のスター!”と嬉しそうに話し、それを聞いた雄太は滂沱の涙を流すのである。
■で、驚いたのが、結構、唐突に物語は終わるのである。
後ろのオジサンが客電が上がった時にオズオズと”お兄さん、映画終わったんだよね。”と聞いて来た程である。
私も”そうみたいですね。”と答えたけどね。
けれども、ここで草笛光子さん主演のヒットした映画「九十歳。何がめでたい」の制作陣の苦労話を思い出したのである。
草笛さんがご高齢であるために、撮影時間は最小限にしていたとか、体調の良い午前中に撮っていたとかね。「九十歳。何がめでたい」の尺は99Mである。今作の尺は更に短い93Mである。
そういう事かな、と思ったのである。違っていたら申し訳ない限りであるが・・。
<今作は、アルツハイマー型認知症を発症した歌好きの父を持つ息子の葛藤とそれでも父への変わらぬ愛を描いた作品であり、年配の役者さんを主演にした映画製作は大変だなと思った作品である。>
■今作で寺尾聡さんの変わらぬ歌声を聞けたのは素直に嬉しかったな。〇学生時代に再発された「Reflections」を聴いた時の衝撃は凄かった。それまで、フレンチポップやブリティッシュロックを聴いていた私は”これが、大ヒットしたアルバムか。”と言った感じで(嫌な〇学生である。)聴いたわけであるが、大袈裟でなくぶっ飛んだモノである。日本でこんなに格好良い哀愁を帯びたアダルト・シティアルバムが生まれていたとは!
全曲、寺尾聡さんが作曲をされており、尚且つ格好良いのである。あの、気怠げながら哀愁を帯びたメロディに乗せた寺尾さんの歌声を聴きながら、数々の本(洋書が合っていた。)を読んだ一夏は、私にとって、良い思い出になっているからである。
何時までも、お元気で居てください、
そして今作で披露して頂いた、唯一無二なる歌声を又、届けて下さい。寺尾聡さん。
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