父と僕の終わらない歌のレビュー・感想・評価
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現実味が帯びたテーマでした
横須賀の綺麗な海と空、そしてアメリカンな所がとても良く表現されていました。
しかしアルツハイマーがこんなにも激しく辛いものなのかを考えさせられました。
これからの日本は超高齢化になっていくので、社会全体で検討しなければならない課題だと思います。
恐ろしいですね。
演劇界の重鎮・宇野重吉さんに観てもらいたい
寺尾聰さんの実父であり、演劇界の重鎮だった宇野重吉さんが「ルビーの指輪」で大ヒットを記録した息子をみて「役者は演技だけしてればいい」とこぼしていたそうですが、本作を観ていたら考え方も変わっていたのではないでしょうか。
とにかく寺尾聰さんの歌声は勿論、歌っている姿に痺れまくり。
改めて良い声だと痛感してしまいました。
「歌と演技が見事にマッチしていて寺尾聰さん以外の配役が全く頭に浮かんでこない」
そんな作品でした。
中身の方はアルツハイマーという誰しもが患うかもしれない病気が物語の根幹にあるため、観ていて心が苦しくなる展開もあるのですが、唯一の救いが松坂慶子さん演じる奥さんの存在でした。
「献身的」という言葉だけでは片付けられない奥さんの「愛情」がきちんと描けてあり、心が揺さぶられました。
特に「ホーム」に預けようと決心した息子に対して発した言葉は胸に迫るものがあります。
松坂慶子さんの表情と共に忘れられないシーンとなりました。
薄っぺらくて期待ハズレ
公開初日に鑑賞。イギリスの実話を基にしたアルツハイマー型認知症の男性とその家族の姿を描いたヒューマンドラマ。豪華キャスト陣が出演しているが感情のない薄っぺらいセリフや演技にまったく感情移入出来なかった。テーマと出演キャストが上手く噛み合っていない印象。題材は良いだけにもっと丁寧に制作して欲しかった。
2025-80
画面の粗さが作品を下げているとしか…
認知症と向き合うには、患者の中にある古き良き思い出を探すことなのかなと思った
2025.5.23 イオンシネマ久御山
2025年の日本映画(93分、 G)
原案はサイモン・マクダーモットのエッセイ『The Songminute Man: How Music brought my father home again』
認知症になった音楽好きの父と向き合う家族を描いたヒューマンドラマ
監督は小泉徳宏
脚本は三嶋龍朗&小泉徳宏
物語の舞台は、神奈川県横須賀市
楽器店を営む間宮哲太(寺尾聰)は、根っからの音楽好きで、若い頃にはミュージシャンを目指していた
ある理由からそれを断念することになったが、高齢になった今でも、知り合いの結婚式で歌ったり、老人ホームでパフォーマンスを披露していた
幼馴染の聡美(佐藤栞里)の結婚式のために帰省した雄太だったが、その帰りに父の異変に気づいてしまう
それは、帰り道がわからないというもので、家族一緒に病院で検査をしてもらったところ、「初期型のアルツハイマー」と診断された
雄太は東京に戻ることをやめ、パートナーの亮二(ディーン・フジオカ)にその旨を伝える
そして、父に免許の返上をさせ、生活の支援をしていくことになったのである
物語は、施設の職員・田所(大島美幸)から、「本人のルーティンを続けさせれば」というアドバイスを受けて、父の好きな音楽を一緒になって歌う様子が描かれていく
そして、その時だけは父に戻ることがわかり、雄太はその様子を動画に取り留めていく
その動画は聡美によってネット上に拡散され、やがてはファンを獲得していき、レコード会社も動き始める、という流れになっていた
それと並行して、雄太の本業の様子が描かれ、そして、バズり倒した挙句に、その広告のステマだったのでは?と炎上案件へと発展してしまうのである
アルツハイマーにどう向かっていくかとか、その病気の実態をリアルに描くというテイストよりは、地元に愛されて支えられた家族が描かれていて、この部分が原案の骨子なのかな、と感じた
原案の中の人がどのようにレコードを出すに至ったのかはわからないが、この映画の延長線上で父がレコードを出せるとは思えない
どのような環境を用意して、どのような過程で実現させたのか、というところが気になってしまうのだが、そもそも音楽の風土が違うので、詳細に描いても意味はないのかな、と感じた
いずれにせよ、認知症によって起こる家族との断裂という部分がクローズアップされていく作品で、息子がどのように父の忘却を受け入れていくか、が描かれていたのだと思う
認知症患者の言動に右往左往するのが家族だと思うし、そこで傷つくのは家族側だけというところがキツくて、それをどのようにして落とし込めるのかは、それぞれの関係性に依ると言える
雄太と父の場合は、音楽という絆があって、それが最後の橋渡し的な役割を果たしていた
父が高齢で過去の接点を続けているかはわからないが、そう言ったものがある人なら、この映画は理解への一歩になるのかもしれない
認知症患者が最後まで覚えているのは、もっとも深いところにある良い記憶だと思うので、哲太にとっては「雄太の音楽の先生になった瞬間」というものが、一番大事なものだったのかな、と感じた
可愛くて、切なくて
きっと泣ける映画
試写会当選@朝日ホール🌟 Filmarksさんありがとう😊💕
登壇されたキャストの方々が本当に豪華で。
最近、日本映画も頑張ろうとしてるのかなー。
映画は……
ちょうど2週間ほど前に父親と喧嘩して以来口をきいていない状態が続いてる。(生粋のファザコン娘には珍しいこと)口をきかないことが普段無いから、仲直りのきっかけも見つからず、ナンダカンダこんにに時間が経ってしまった……という状態。
喧嘩の原因はあたしが悩んでいた時にアレコレ母親に相談していたことを知ってるはずなのに、落ち着いてきた頃になってあたしの状況を全く無視して『物言わないお前が悪い』と耳を疑う意見をされたこと。
でもこの映画のおかげで、父親も高齢だしあたしの話のそれまでなんて忘れちゃったのかもなーと思うことでやり切れなかった気持ちを水に流れるような気すれしてきた。(ちなみにまだ流せてない💦)
上記の点には感謝してるものの、登壇キャスト陣や司会のアナウンサーなんかがみんな揃って『泣けるので』といっていた割には涙枯渇オンナには泣けるポイントが見当たらず💀
【涙活報告】泣けませんでした😅
でも映画の中盤から試写会会場のいたるところですすり泣く音が聞こえてきてたから普通は号泣する映画なんだろーなー。
アルツハイマーの進行が早くて、、、
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