父と僕の終わらない歌のレビュー・感想・評価
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それ、皆んなで考えてみようか‼️❓
実話の原作は英国らしいですね、横須賀ならありそうな気がしますね、音楽とかゲイとか、知らんけど。アルツハイマーでも、進行を遅らせたり、周りを含めて充実出来る方法もあるらしいですが、境界線が難しいですね、事故や事件にならない境界線、難しいですね、自分も含めて課題です、ただ、家族を含めて大事にならないうちに決断は必要だと感じました、これを観て再認識した。ゲイは松坂桃李とフジオカで綺麗なのですが、親の立場としては、避けたいのは正直なところ、ところで電話からしてオツサンズラブの田中圭登場かと思いましたが、いい意味で違いましたね。たまに思いますが、認知症などで自我が壊れて、家族も友達も環境も自分すらも忘れたら魂はあるんでしょうか、我思う故に我あり、不可思議ですね、関係ないけど、宇宙の起源よりも古い星が見つけられたそうです。
実話ベースで泣けた
思ってたよりはあっさりしてたけど
テーマは重く、演出、ロケ地は軽やかに
寺尾聰さんと松坂桃李さんの父子役が織りなす絆は、アルツハイマーという重いテーマを軽やかに、しかし真摯に描き出していました。映画のシーンのところどころで涙がぽろりとなりました。寺尾さんの伸びやかな歌声と鋭い目つき、松坂さんの葛藤を秘めた繊細な演技が、胸に響きました。特に車中で二人が歌うシーンは、忘れられません。
寺尾さんの歌が物語に希望の光を添え、観終わった後には家族との時間を大切にしたいという思いが湧き上がりました。認知症という重いテーマで、私も親族に認知症患者がいますので、いろいろと共感する部分があり、切ない気持ちになりました。しかし、監督の明るい演出で、深刻なテーマを押しつけがましくなく、温かく表現されていたと思います。
ぜひ劇場でその歌声を聴いて、父子の絆に触れていただきたいです。
お二人以外の俳優さんも豪華で、演技も見応えがありました。個人的には松坂慶子さん、佐藤栞里ちゃんがとってもかわいかったです。
鬼気迫る演技が凄かった
認知症の親を介護した経験があり、思い出しながら観たら涙が出てきた。
波があって、しっかりしている時と、全く別人になる時を繰り返すのですよね。
寺尾聰の鬼気迫る演技が凄かった。
たまたまチネチッタ川崎での舞台挨拶回で観たのだが、寺尾さんが「実の母が亡くなる寸前、それまでどんなに身体が悪くても私(寺尾さん)のことはわかったのに、『どなた?』と言われたことがあり、あの時の母の様子と、言われて悲しみと情けなさと怒りで感情が沸騰した子ども側の気持ちは、監督や松坂桃李くんに汲んでもらい、全てこの映画に入れることができたと思う」とおっしゃっていて、なるほどと唸る出来でした。
寺尾聰のコンサート
父と息子の音楽を通じた交流
面白かった。父と息子の親子愛、幼馴染や地域住民との友情シーンとか心がほっこりとした。
イギリスで歌好きな高齢男性がアルツハイマー型痴呆症となってしまったが、息子がその歌う様子をYouTubeにアップしたことからCDリリースしたという実話を元に舞台を横須賀に変えて映画化した作品らしい
寺尾聰さんが父、松坂慶子さんが母、松坂桃李さんが息子という家族ごハートウォーミングでもあり、痴呆症が進行していく父をなんとか一般社会生活の中に引き留めようとする奮闘記でもあって、その面でも良かった。
あと、観る前はまったく意識してなかったけど、大手音楽事務所の社員役で齋藤飛鳥さん!後ろ姿でも声で分かった!
と思ったが、よく見るとポスターにちゃんと写ってる(^◇^;)
ディーンフジオカさんがかなりダウナーな曲歌ってたけど、そのおかけで、その後の主人公たる父のジャズソングが明るくてコントラストが良かった。
最近あまり観てなかった父子もの、観て良かった。
寺尾聰の歌唱が至福
ストーリーに関しては
実話にインスピレーションを受けて製作されている
ことと、実にこじんまりとした世界観及び主人公の
アルツハイマーを患っている設定で、
新鮮味は正直ない。
ただ、寺尾聰を起用して歌が軸になっていることが
見どころ。
したがい、寺尾聰でなければこの主人公は演じられない
だろうとも思うし、あてがきなのかなとも思った。
とにかく寺尾聰の歌唱シーンが素晴らしい。
きっとご本人も楽しんで歌っているんだろうと感じた。
役を演じるのも楽しかったに違いない。
そういう雰囲気を感じる作品。
松坂桃李も難しい設定の役だったと思うが、
寺尾聰との共演はモチベーションになったに違いない。
最近あまり見たことのない役を演じていて新鮮だった。
ディーンフジオカは結構美味しい役だったなと思う。
ライブ後に観客にサインをしていたのにはウケた。
妻役の松坂慶子の演技が万全というか、
めちゃめちゃ安心感があったので、他の役者の役が
際立って活きたのだろうと思う。
ラストの哲太のセリフも好き。泣けた。
これが言いたかった映画だと思う。
映画には関係ないが、観客はおそらく60オーバーの方々が
ほとんど。そして劇中に会話するお茶の間状態ややあり。
シニアこそ若い人の模範になってほしいところだ。
歌ってる父は眩しくて。
認知症を患った父・間宮哲太と、病気を患った父が心配で実家に少し残り様子を見ることになる雄太、そんな親子の話。
雄太の生まれた日に諦めた夢「歌手デビュー」、…父の歌う姿を待つ地元横須賀の住人に届けようと始めた動画投稿がバズりレコード会社から連絡が入ることに。
認知症を置いといて、自称横須賀のスター哲太の陽気さとノリ、車内で流す爆音の音楽に合わせ歌う姿、雄太も巻き込み一緒に歌おうと肩を組み歌う姿は微笑ましい。
泣けそうで泣けない何か惜しい!と思いながら、このシーンで認知症のボケ必要!?と少し感じつつも終始飽きず父と息子のストーリー面白かった。
このオヤジの陽気さノリは理想かも!雄太のお相手亮一演じたディーン・フジオカの登場と歌で一瞬作品飲まれたって思った。
いい人達
不謹慎、
小学生がVolareを口ずさむ街
80歳でアルツハイマーの自称横須賀のスターという音楽好きの爺さんと家族の話。
若かりし頃レコードデビューのチャンスがあったが、タイミングが悪く機を逸した爺さんが、アルツハイマーを発症して巻き起こっていく。
アルツハイマーがわかっても妙に能天気な夫婦には違和感だし、免許返納は良かったけれど、取り敢えず鍵も取り上げてくださいね…割とマジで。という序盤。
軽めの空気感が一転する現代社会のアホな風潮と、それがいるのか良くわからないし主題がブレそうな息子のネタを絡めつつ、壮絶な様子をみせ始める爺さん。
話しは良いのだけれど、時間経過がみえないから、急激に症状が酷くなり過ぎだし、家族もついていけてなくない?とは思ったりもしたけれど、まあ胸熱だしかっこいい感じだしまあ良いかという感じかな。
ほろり…
西部警察時代からのファンで、Shadow Cityを発売日に買ったのが密かな自慢😏の私ですが、寺尾さんってそれほど演技が上手いわけではないのでは?とも思っていたのですよ、実は(ゴメンナサイ)。
スミマセン、認識を新たにしました😓 同じカットの中で変化する感情と表情の豊かさ、いや、こんなに素敵な俳優さんだったんですね、ファンでよかった…。
緩急のついたストーリー展開に無駄は一切なく、遠景のカットさえも意味ある充実ぶり、そして慶子様のキュートさ…。この映画の魅力を挙げればキリはありませんが、息子の父親に対する少し斜に構えた愛情を、桃李クンは本当に丁寧に表現していて、ホロリ、と涙が湧いてきました。
皆さんに見ていただきたい映画です。応援してます♪
父と息子(と、母)の物語。 父は横須賀で楽器商、アルツハイマーだと...
父と息子(と、母)の物語。
父は横須賀で楽器商、アルツハイマーだと判明、徐々に挙動が変わってゆき。
夫婦二人暮らしではあったものの、息子も実家で面倒を見ることに。
介護の献身、ご近所さんとの接し方、丁寧で驚く描写でした。
もとの物語は、英国で実際にあった動画投稿だとか。
寺尾聡さんの渋い歌声にも、そのご家族にも拍手です。
息子さんやお母さん(どっちも松坂さん)の演技のすごみにも。
主題(アルツハイマー、介護)以外にも、社会的イシューが、いくつも散りばめられています。
ご近所や幼馴染など人のつながり、同性愛、ネットのバズりと炎上、など。
この物語で、決定的に恵まれているなあと思ったのは、ご近所や幼馴染との近さ。
地方の過疎地・限界集落などでは、成り立ちづらい話のようにも感じます。
横須賀の強い日差しと南国っぽい景色、
ちょっと派手過ぎるファッションでも、むしろ似合うのは、なんだか憧れますね🌴
涙が自然にこぼれる、そんな映画でした。
アルツハイマーを患い、少しずつ記憶を失っていく父と、そんな父を支える息子。二人がもう一度「音楽」でつながっていく姿に、何度も胸が熱くなりました。
寺尾聰さんの静かな演技には、言葉にならない深い愛情と切なさが滲み出ていて、まるで本当にそこに「父」が生きているかのよう。松坂桃李さん演じる息子の葛藤や成長もリアルで、共感の連続でした。
特に、劇中で歌われる「Volare」は忘れられません。音楽って、こんなにも人の心を動かすものなんだと、改めて感じさせてくれる名シーンです。
実話をベースにしているからこそ、感動が嘘じゃない。
今、大切な人に会いたくなる——そんな優しい余韻が残る作品です。
ぜひ多くの方に観てほしい、心温まる一本でした
【今作はアルツハイマー型認知症を発症した歌好きの父を持つ息子の葛藤を描いた沁みる作品である。そして、唯一無二なる素敵な歌声を又、届けて下さい、寺尾聡さん。】
■横須賀で楽器店を営む間宮哲太(寺尾聡)は且つてミュージシャンとしてレコードデビューを目指していたが、息子雄太(松坂桃李)が、レコーディング前日に生まれたために諦めた過去があった。
元気に暮らしていたが、物忘れが激しくなったある日アルツハイマー型認知症と医者(佐藤浩市)から宣告されてしまう。
だが、雄太が哲太の歌う姿をSNSに上げると、その歌声が多くの人の心を動かしCDデビューの話が舞い込む。
◆<Caution!内容に余り触れていません!>
・冒頭、間宮哲太がデカいアメ車を人が多数歩いている商店街を、ゆっくりとだが運転しているシーンが映される。息子雄太が”親父!前を向いて運転しろ!”と頻繁に言うのだが哲太は雄太の顔を見ながら話しかけ、街中をきょろきょろ見て(多分、道が分からなくなっている。)挙句の果てはハンドルを握りながら前を見ずに、カセットテープを探したりするのである。
- あのさあ、小泉監督を始めとした映画製作陣にお願いしたいのだが、いい加減に映画で車を運転するシーンで、横を向いて喋るショットを入れるのは止めてくれないかな。職業病なのかもしれないが、小学生の登下校の列に車が突っ込んだ事故が多発している状況下、このショットは如何なモノかと思ったからである。もう、画面を見ながら、ハラハラして仕方がなかったよ!-
・そして、物語は間宮哲太のアルツハイマー型認知症が進行する中、彼は怒りっぽくなり、且つ雄太が10年前にゲイである事をカミングアウトした手紙を取り出し、彼を叱責するのである。そんな夫の激変した姿を見て涙を流す妻(松坂慶子)。
- 私の周囲にはアルツハイマー型認知症の人は幸いな事に居ないので、良く分からないのだが、あんなに感情の起伏が激しいのかな。観ていて可なりキツカッタと共に、認知症に罹患した方の悲しみや、周囲の人の悲しみが伝わって来たモノである。哀しかったな。-
・だが、次の場面では間宮哲太は雄太の事を彼が聞いている事に気付かずに”アイツは俺のスター!”と嬉しそうに話し、それを聞いた雄太は滂沱の涙を流すのである。
■で、驚いたのが、結構、唐突に物語は終わるのである。
後ろのオジサンが客電が上がった時にオズオズと”お兄さん、映画終わったんだよね。”と聞いて来た程である。
私も”そうみたいですね。”と答えたけどね。
けれども、ここで草笛光子さん主演のヒットした映画「九十歳。何がめでたい」の制作陣の苦労話を思い出したのである。
草笛さんがご高齢であるために、撮影時間は最小限にしていたとか、体調の良い午前中に撮っていたとかね。「九十歳。何がめでたい」の尺は99Mである。今作の尺は更に短い93Mである。
そういう事かな、と思ったのである。違っていたら申し訳ない限りであるが・・。
<今作は、アルツハイマー型認知症を発症した歌好きの父を持つ息子の葛藤とそれでも父への変わらぬ愛を描いた作品であり、年配の役者さんを主演にした映画製作は大変だなと思った作品である。>
■今作で寺尾聡さんの変わらぬ歌声を聞けたのは素直に嬉しかったな。〇学生時代に再発された「Reflections」を聴いた時の衝撃は凄かった。それまで、フレンチポップやブリティッシュロックを聴いていた私は”これが、大ヒットしたアルバムか。”と言った感じで(嫌な〇学生である。)聴いたわけであるが、大袈裟でなくぶっ飛んだモノである。日本でこんなに格好良い哀愁を帯びたアダルト・シティアルバムが生まれていたとは!
全曲、寺尾聡さんが作曲をされており、尚且つ格好良いのである。あの、気怠げながら哀愁を帯びたメロディに乗せた寺尾さんの歌声を聴きながら、数々の本(洋書が合っていた。)を読んだ一夏は、私にとって、良い思い出になっているからである。
何時までも、お元気で居てください、
そして今作で披露して頂いた、唯一無二なる歌声を又、届けて下さい。寺尾聡さん。
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