父と僕の終わらない歌のレビュー・感想・評価
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自分の祖父も認知症でした。
キャストが抜群
寺尾聰はじめ、主要キャストが良いキャラを演じていて感情移入できました。
ストーリーも満足なのですが、ステマのくだりはなくてもよかったかなと感じました。
その直前までが良い盛り上がりだったので急に落とされた感じがあったので、、
個人的に、なくてもストーリーは成立するかなと思いました。
父の日
タイトルなし(ネタバレ)
寺尾聰 歌上手〜!(歌手だが)
松坂桃李 言われてみればゲイに見えてくる
松坂慶子 困り果てた妻の様子がいい
認知症の方の行動を理解してあげられなかった時の無力感(これを探してたのか、の脱力感ね)
暴れる夫を押さえられず、あんなにもうダメだ…と思いきや、やっぱり一緒にいてあげたいという愛情
息子への奥底に眠っていた感情が吐露された時の息子の挫折感
等々、単純じゃないよな家族、人間。
でもやっぱり親父がどう思っていたのか聞きたくて、聞きたくて、(分かってないのを)いい事に聞いてみたら…やっぱりお父さんなんだね~泣。
この時は寺尾聰の演技に自然に反応してしまったと。松坂桃李のコメントを読んで、そうでしょうねぇ泣、こっちも泣いてましたよ。
大丈夫だよ、大丈夫だから、と何度も声をかける息子に、認知症ってこれが大事なんだよな(否定しない)とか自分の日常を振り返りつつのあっという間の終幕でした。
TVではやらないだろうなぁ。みんなかっこ良かったのにね。
進行が早い?
終わらない、というより、始まったと言うべきか。
アルツハイマーについて、恥ずかしながら知識も経験も無い。
それでも、こんな風にになるの?という疑問も少し。
免許返納したのに車に乗り込む父。
いやいや、危ないでしょう。
気づかなかったら一人で行くところだった。
四六時中見張っていないと、だよね。
父親を乗せて歌わせ動画を配信。
短絡的にも思えてしまった。
音楽は良かったが、終わらない=まだまだ介護は続く、という意味にも取れて感動というより虚しさや大変さを感じた。
副島君のファインプレー。
漢検一級。
なんか笑えた。
スマイル
原作はイギリスのサイモン・マクダーモットの
ノンフィクション。
舞台は横須賀に。
若き日に諦めたレコードデビューを叶えようとする
アルツハイマー型認知症の男性と彼を支える
家族の絆と仲間を描いたヒューマンドラマ。
寺尾聰さんの声と歌声がずっと心地好い。
松坂慶子さんの声も素敵。
深刻な病気でも明るく楽しく湿っぽくならず
でも、楽しい事ばかりではない………。
忘れる、忘れられる、暴れる怖さも感じた。
自分の父親が私の存在を忘れてしまったら
と考えてしまう。
松坂桃李さんの泣くシーンにやられた。
下唇と顎をヒクヒクさせ、涙も左、右、そして
左と流す姿は凄い。
スマイルさんと顔を常に触って元気づける
父親。記憶は無くしても愛は残っていると
感動した部分もある。
だが介護する側、される側の
両方の気持ちがぶつかる現実はこんなもんじゃ
ないだろうと突き刺さされた映画でした。
認知症の恐ろしさを考えてしまう
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聡には若い頃、歌手デビューできる絶好機があった。
でも当日に桃李が生まれ、オーディション受けられず。
今は認知症になってた。でも歌を聴いてる時は改善する。
桃李は音楽を聴いてノリノリでで歌う聡を録画した。
やがてそれがネット上でバズった。
それを見たレコード会社からデビューの話が来る。
ところが、上記動画が売名行為と誤解され、炎上。
デビューの話もなかったことになる。
桃李は10年前、父に同性愛をカミングアウトした。
その時は受け入れてくれたようだったが・・・。
聡の認知症は日に日に酷くなり、暴力的になって行く。
同性愛を引き合いに出され、お前は恥だとキレられる。
お前なんて親じゃない、そう告げる桃李。
ところがその夜にはそんなこと忘れ、優しい父に戻る聡。
また心が揺れ動く桃李・・・。
桃李はレコード会社の人と再度話してみた。
またバズるようなら改めてデビューも考えるとのこと。
なので小さな会場ながらソロライブの開催にこぎつける。
が、歌の時は健常となるはずの聡が本番中に歌詞を忘れる。
そこは桃李が行って優しくサポート、事なきを得る。
こうしてライブは成功裏に終わった。
ところが終了後、桃李を息子だと認識できない聡がいた。
ショックな桃李。その機に、息子をどう思う?と聞いてみた。
「おれにとってヒーロー」、その言葉が全てだった。
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おれの父は幸い、非常に元気でふつーに1人で出歩いてる。
でも96歳。いつ認知症になっても不思議はない。
だから認知症関連の話は極力見に行くようにしてる。
もし自分がそうなった時、少しでも耐性がついていたいから。
この作品はまさに、明日は我が身という作品だった。
桃李ってこういう悲劇的な役をいつも見事に演じ切るよな。
ホンマに繊細な人なんやろうね。すっごい共感して涙したわ。
でとにかくみんな優しい。桃李はもちろん、聡の嫁も友人も。
桃李の友人、商店街の人達に至るまで、みんな。
聡の人柄なのか??現実でもこんな人に囲まれてたらいいな。
とにかくもうずっと涙が止まらんかったわ。
聡が音楽を聴いてる時は健常になるみたいに、
認知症の人には、その人を象徴する何かが脳にいいんやってさ。
じゃあおれの親父がそこまで好きなものって何?
うーん、思い出せない・・・ってか、ないと思う。
世のため人のために動いてるような人やからなあ昔から。
そのこと自体は素晴らしいが、心から賛同するわけではない。
おれは自分らしく、好きなことに没頭する生き方を選びたい。
どっちが正しいのかなんて分からん。色々考えさせられるな。
そういや認知症の進んだ親から自分が認識されないことを、
おれはそんなに恐れてないし、受け入れられる気がしてる。
実際にそうなったら分からんけど、諦めがつく気がする。
逆に認知症末期の親にまで認識されたい感覚の方が分からん。
色々考えてはしまうが、なるようにしかならん。
おれはおれの生きる道をひたする歩いて行くのみ。
何か知らんけど、そういう結論に収めることにしたわ。
温もりのある映画・音楽
『父と僕の終わらない歌』を9回観覧しました。
アルツハイマーの父に息子や妻や横須賀の人たちが温かく寄り添って行く
(在り来りのドギツいドロドロした奇を衒った、認知症もの)ではなく、
温かい、優しい温もりのある話で、これほど音楽そして歌が多くの人々にとって深刻な病
気を「個性」と捉え直し、共生・協力すれば克服できる可能性を秘めていると納得できる
93分でした。(英国で大評判になった実話がベースとの事で尚更、、、、)
世界中で今大きな社会的問題となっていて、解決の糸口さえ見出せず、唯々右往左往す
るだけの現代人に、一縷の望み・期待を抱かせる音楽映画だ、と思いますネ。
(人類)には解決出来ない問題は無い、と信じるに足る誠に小さな一石を投じた映画だ、と
思いますネ。
Battleも良いし、Romanceも良いし、Nonsenseも良いし、でもでもこの映画を観て
様々、色々考えることもEntertainmentの役割の重要な一つでしょう、と考えますが
如何でしょうか?
横須賀の独特なアメリカンな街並み、雰囲気、懐かしい
アルジャーノンに花束を ではない
寺尾聰さんはすごい。可愛くてカッコイイ、こんな風に歳を重ねられたらって思う。この映画はそんなカッコイイ寺尾聰さんに浸る映画かな。横須賀の景色と歌が、よくマッチしてて素敵でした。
松坂桃李さん、松坂慶子さんも良かった。こんな暖かい家族の在り方に憧れる。そして、佐藤栞里さんもチャーミングだったなぁ。
シニアの観客が多かったです。いやほとんど。歳を重ね、認知機能が衰えると言うテーマが刺さる世代と言うことでしょうか。そしてそんな方々は、全盛期の寺尾聰さんに憧れた世代なのでしょう。
このお話は実話だそうですね。そして海外作品のリメイク。ただ、映画を見終わって思ったのは、「これ、アルツハイマーのお話じゃなきゃダメなの?」。
「アルジャーノンに花束を」あの切なさを思い出しながら、このテーマは難しいかもなぁと思いました。
Smile, son. Just smile.
これ、実話らしいです。
予告で観たときは親子愛で泣くかとおもいきや、
認知症の苦しみを思い知らされた。
家族や自身がいつなるかわからない病気。
本人は自覚ないんだし、周りは責めるに責められないし、
どう向き合えばよいのか、と胸が苦しくなった。
認知症2025年問題というものがあるそうです。映画の中でも出てきました。
団塊の世代が75歳以上となり、認知症の患者数は高齢者の5人に1人がなるとか。
主演の間宮哲太役を演じた寺尾聡さん、かっこいいよね~。
これぞ、イケじじ笑 歌唱シーンはさすがです。
息子雄太役は松坂桃李さん、こちらも負けじと熱演でした。
いろいろ苦しかったけど、やはり父から息子への
「Smile son. Just smile」
には親子の絆を感じた、こころに沁みた。
親子の関係をもう少し
アルツハイマーが進行する父親と息子の関係を描く。
父親が愛した音楽、その音楽との繋がり家族との繋がりを重たく描くのではなく心を躍らせる曲をイメージした様なリズムで描いてるのだが、場面場面で想いや辛さは伝わってくるのだが、何か足りないのか心を動かされるものは感じられなかった。
歌に心動かされました。
寺尾さんの歌は、心に沁みて泣けました。特に最後のレコーディングのかかったライブ、松坂桃李と一緒に歌うシーンも感動的でした。
家族の動向が気になって、時々ハラハラして見てたり…。温かい家族の映画でみれて良かったです😊
父に聞きたかったこと
横須賀のカラッとした、けれど潮風の湿り気が感じられる独特の風景をバックにして繰り広げられる父と息子のドラマ。
米軍基地があるためか、ちょっとアメリカナイズされた個性的で魅力的な町並みを、海辺の道を、父と息子を乗せたアメ車が縦横に走り回る様が爽快です。
認知症の進行につれて、息子が若かった頃に、そして少年だった頃に戻っていってしまう父の心を追って
なんとか「こちらがわ」に引き戻したいとの思いで
車内で愛する歌を気持ち良さげに歌う父の動画をSNSにアップしたことを発端に、バズると炎上の渦中に巻き込まれてゆく一家。
無責任なコメントに付和雷同するSNSの怖さがこの映画でも描かれています。
自分の生き方が父を傷つけていたかもしれないと悩む主人公は
それでもなんとか父が歌い続けられるように奮闘します。
失われてゆく父の記憶が残っているうちに聞いておきたいことを胸に秘めて。
しかし、松坂桃李は誰を演じても美しい…
そして松坂慶子のあの体型は衝撃でした。
時間が足りなかったのかも……
上映時間が短かったからなのか、ストーリーが駆け足気味で、特に認知症の描き方が雑に感じてしまいました。認知症の家族が亡くなるまでの数年間を自宅介護していたこともあり、間近で見ていたので……少々残念です。
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