「愛が満ちていてほろりとする名作です!」パディントン 消えた黄金郷の秘密 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
愛が満ちていてほろりとする名作です!
シリーズ2作を知らない私は果たして楽しめるのかどうか一抹の不安を抱きながら映画館に行きました(今週はそれほど興味を惹きつけてくれる作品がなかったのでというスタンスでした)。最初はやはり児童文学という先入観があったので、いまいち興味が掻き立てられなかったのですが、ペルーでの冒険が始まると、その緊迫感あふれるドタバタに、徐々に引き込まれてしまいました。とにかくパディントンは明るくて強くて家族愛が強いから、日本で言えばアンパンマンが太陽のような存在であるのとよく似ていると思いました。その証拠に、ロンドンのブラウン家の家族から熱烈に愛されているのが伝わってきて、本当に微笑ましかったです。ストーリー的には黄金を探し続ける人や(先祖の亡霊が何人も取り憑いていました笑)、尼さんになってでも黄金を探す輩が敵として登場してきますが、コメディタッチですから忌避感が全くありませんでした(探していた黄金の正体はタワワに実るオレンジなのでした笑)。また、目まぐるしくピンチに襲われるパディントンの姿に、眠気もすっ飛びました笑。いずれにしてもペルーの絶景はぜひぜひ皆さんに見てもらいたいと思いました。それから、この作品を観終わったら、クマに対しての印象が全く変わってしまったようです(プーさんと同じで、本当に愛くるしい人類の友達なのかもしれません)。最後に、パディントンがペルーに残らないで、ロンドンのブラウン家の元でまた一緒に暮らすことを選んだ時、ほろりと涙が出た心温まる作品でした。感謝!!
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