「Umbrella」パディントン 消えた黄金郷の秘密 ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Umbrella
パディントンシリーズ最新作、劇場で観るのは初めてだったので楽しみにしながら鑑賞。
まったりとした雰囲気でのんびり楽しめる作品に仕上がっていました。
パディントンのぐう畜発言もそのままにクスクス笑えるのもとても良かったです。
ルーシーおばさんを心配して老グマホームへと足を運ぶパディントンとブラウン一家のドタバタ冒険劇でペルーへ向かっており、ペルーの広大な自然も味わえて一石二鳥でした。
出掛ける前にパスポート用の写真撮影でドッタンバッタンするのもパディントンだわ〜という安心感がありました。
老グマホームのシスターが何やら怪しい動きを見せていたり、家族が抱える問題だったりを冒険の中で解決していく感じで、一方通行で進むのもあってストーリー自体は悪役の登場含め予想できるものではありますが、その王道さはパディントンには無くてはならないものでもあるので全然大丈夫でした。
ド派手に岩が転がってきたり、ポスター通りコウモリ傘で飛んだり、迷路の中で敵とマッチアップしたりとパディントンの見せ場も十分あったりとこれまた楽しいが詰め込まれていました。
インディ・ジョーンズやろなぁっていう感じのシーンはたっぷりあり、既視感こそあれどそこにパディントンが純真無垢を保って突っ込んでいくので独自の面白さを発揮していたなと思いました。
陸川空と駆け回り、自家用ジェットでバカみたいに飛び回る一家も良かったですし、発想をこねくり回して起死回生のアイデアを持ち出したりと家族が一致団結していく様子は見ていて気持ちいいものがありました。
最後のパディントンとブラウン一家の会話もベタですけど良かったです。
最初は厄介者だったのに、持ち前の明るさと行動力で輪の中に入っていき、少しずつ離れていた家族の関係性を取り戻していくのがパディントンの優しさに満ち溢れていてほっこりしました。
エンドロールの後で今激アツなイケオジのヒュー・グラントが前作で演じたフェニックスがパディントンたちに演劇の話を持ちかけるというこれまたほっこりしたものがお出しされ、前作のオマージュのような事もやってくれたりとニッコリしながら終われるのが良かったです。
3作目の次は早いスパンで続きを作ってくださっているようなので、まだまだのんびりとこのシリーズを追いかけたいなぁと思いました。
理想的なシリーズ作品で今日も平和です。
鑑賞日 5/9
鑑賞時間 16:45〜18:45

