1992 一触即発の夜のレビュー・感想・評価
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レイ・リオッタの遺作
1992年のロサンゼルス暴動の最中、主人公の父子の職場である工場に
盗みに入ったこちらも父子が出会ってしまった一触即発の夜を描く
クライム・スリラーです。
盗みに入るのが白人の父子で工場で働くのは黒人の父子。
暴動のきっかけとなった黒人に対する差別。
この工場での対決でも白人VS黒人となり
白人に対する想いが見え隠れする。
暴動は絶対ダメだけど黒人の想いは痛いほどわかる。
92分とコンパクトに収められすごく観やすかった。
レイ・リオッタの遺作というのもすごく心に残った。
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2組の父子の闘い
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1992と言うのはロサンゼルス暴動の起きた年、前年にスピード違反容疑で停車を命じられた黒人男性が無抵抗なのに白人警官4人が凄まじい暴行を加え、目撃した市民が撮影したその時のビデオが全米に報道され人種差別と話題になっていた。1992年4月29日に警官の裁判があり無罪となったことで反発する様々な人種を巻き込んだ大きな暴動事件に至った。
暴動での混乱に乗じて触媒工場のプラチナを盗もうとする強盗一味と工場に務める職人の親子が激突する強盗アクション、黒人の父は暴動勃発で家に一人でいる息子を案じて工場に連れてきたことが裏目に出ました。強盗一味は主に白人父子、職人は黒人父子の人種の違いもあるが裏テーマとしてはそれぞれの父子の複雑な親子関係の感情のもつれを描いていましたね。
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