スーパーマンのレビュー・感想・評価
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(注意!)日本の55歳以下には刺さらず。退屈でも予習必須!でないと金/時間の無駄。 いかにも『ガン』のノリ。 相変わらず、半分ウケるが”半分シラける。”デートに向かず。
コロナが明けて「夏休み映画」連発で映画館に人が戻って来そうな状況になって来たかもしれないが、どうなんでしょうか?
客が入っているのは東京だけかね。他はどうなんだろうね。”初日”ドルビーシネマで観たけど入りは2/3弱かね。
本作、”58歳らしい『ガン』の「スーパーマン」研究論文”(いまさら)で、「ウイリアムス」の”テーマ”、”タイトル”の引用で55歳以上の思い入れのある客を泣かせるが、最低「スーパーマン1」、「マン オブ スティール」を観ないと混乱する。
アメリカ人向けの研究論文なので、今更登場人物の紹介や「マン」の経緯なんて描かない。当然、日本の平成/令和生まれには刺さらない。
『知らない』から・・・。
『興味ないんだよね・・・。』で終わり。
学生さんは予習必須、時間と金の無駄です。
『ガン』っいうのは、楽天的性格なようなので”お笑い”のセンスはまずまずだが、「深刻さ」とか「重大局面」とかの場面描写の詰めが甘く説得力に欠ける。例によって今回もそれは同じ。
それだと途中で”飽きる”んだよな。
のっけから「マン」が負ける点や『お前は”マン(人間)”じゃない、”エイリアン”だ!』とヒステリックに叫びながら(時節柄)企業として「マン」退治に総力を傾ける企業人「レックス ルーサー」の概念に着目強調した観点と「俺は、”人間(マン)だ”」と叫ぶ『マン』の心情描写
は買うし、最後にシリーズ初「ルーサー」に“悔し泣き”をさせたのにはびっくりしたが、(裏を返せば“人間は所詮、”エイリアン“に勝てない。)余計なキャラクターを出してきて「ご都合的」にピンチを脱する展開はガンの相変わらずな展開でシラけていつもながら物足りない。
(比較的)低予算で知らない人ばかりの2時間7分。少なくとも20分足りなかったな。そこを本気で描くなら(描かなきゃいけなかったが)3時間以上だな。
そこは”負けたな”。「会社」に・・・。
NHKBS4K、BS TBSで「スーパーマン」特集をやってた意味が今日初めて解ったよ。親切企画だったな。
「マン」のおやじをあざとく泣かせるべきじゃなかった。あそこはしぶく涙無しだよな。「ささきいさお」が声をやるんだって。
て、ゆーか なに?『ガン』って? ホントの名前かよ? スッとぼけてんのかい?
そう思うよなぁ。
えっ、思わないって? マジ?
『どうでもいいけど。』
(そこは森川さんで・・・。)
(しらねぇか。)
『ウルトラマン』をパクられた『円谷』はどうすんのかね、日本の錚々たる有名まんが関係者のデズニーへの抗議の中で、『ジャングル大帝』をカネで売った”手塚のバカ息子”みたいになるのかね?いまだに日本でミュージカルでやってんじゃん。日本人が。あれ、恥ずかしくないのかね?みんなが思ってたじゃん。
それを考えると『ソニー』が歴彦が捕まってよわり目の『角川』を”買う”ってところも抜かりなさそうだと。役員も半分外人だし。
『円谷』も”買われ”んじゃねぇの?
「フジテレビ」も危なかったな。「不動産」やってて良かったよな。っていうかそこが”本丸”だよな。”人権”がどうのこうのなんて思っちゃいねぇよ。なんで外国の投資会社に大量に株買わせるのかね?ミスったよな。まだ終わってねぇか。
フジに限らず他のテレビ局、新聞社も、もはや主力は「不動産」で報道・放送じゃないんだから、まあ、防衛手段で外資を出さないと駄目なんだけどそうは単純にじゃないんだろうな。まぁ、過去の細かい話持ち出して突然タレント切るわな。
登場スタートから”つるっパげ”で後頭部青筋立て「レックス ルーサー」の「ホルト」はキャリア順調。なにげに大スター(中か?)『ホルト節』健在。あれ、あれだ、「山本耕史」みたいだ。何かやらかさなければ、安泰だろう。
この映画は『「新機軸」のスーパーマン』と捉えている輩が多いが、「マン」の関係者は既知描写に過ぎず、『新機軸』としての描写は、あくまで企業人・チームリーダー、あくまでも”「マン」(人間)“としての『打倒エイリアン』の表現描写である。
本当はそこが一番描きたい主題で尺を取りたかった筈が、「会社」負けて斬らざるを得ないところがこの監督の弱さ。自分に酔ってるモンだからだから(アイデアを詰め込もうとして)いつも映画が散らかる。散らかったところを戻そうとしてご都合キャラクターを出してお茶を濁すしかなくなり多く映画を観ている客は飽きてしまう。
この監督の先(将来)は“常に「ビックキャラクター」の『バーター監督』として活きていくしかないだろう。
と、いうことでまとめると。
ネットニュースで「手放しで面白いです。」書いた奴がいたが、ウソです。
まあ、特に悪くはないしギャグと新観点も買えるが55歳以下の日本人で、
「あなたも空を翔べる」
っていうコピーにピンと来ない人は(46年前に「ホントにトンだよ・・・。』と驚いた人以外は)
”混乱して不完全燃焼する”だけです・・・。
わけ分からんかな?
まっ『予習』してから観ろ。ってことです。
『ルーサー』ばりに(自然だろうが)”ツルっぱげ”にしたオヤジが隣の嫁(多分)に「『スーパーマン』の映画は絶対面白いからっ!」って熱く力説してた夫婦(多分)が無言で帰って行ったのは何を意味していたのか・・・。
余計な心配ですけど・・・。
残念だが、予習してない日本人はデートには向かない。『F1』を見返さないといけなくなってしまいます。お一人で観ることをお勧めします。
書いてて今さら思いついたんだが、原作者が敵を「ルーサー」と名付けたのは、「ルーザー」をもじって掛けたのか?
”大喜利”か?
あのワンコは…?
映画としては4代目ですか…
クリストファー・リーブの2作目?から劇場で観ているので、今回も逃すわけにはいかず。
映像自体はとても楽しめました。
ミスター・テリフィックの戦闘シーンとクライマックスの地球が地割れしていくシーンは何度でも観た〜い(笑)
だがしかし、ミスター・テリフィックって誰?
ホークガール?
グリーンランタン?(って、ライアン・レイノルズが演ったヤツ?)
もうちょっとキャラの説明が欲しかったなぁ。
スペース・キューブ(だっけ?)内の監獄で出逢った異星人の親子も、何かのキャラなのだろうか…
前作のスーパーマンではバットマンもワンダーウーマンも、ちゃんと前振り(作品)があったしね…
ストーリーは単純過ぎず複雑過ぎず、良かったかな。
でも戦闘シーンにはちょっとやり過ぎな感も…、良い子のお子ちゃまには刺激が強過ぎるかもしれない。
(そっか、今の子供達は観に行かないのか!)
最後にスーパーガールも出てきたしね。
スーパーガールも撮り終えてるって言われちゃ、観に行っちゃうよね、きっと。
そして、あの凶暴ワンコのクリプトは…映画オリジナルなのだろうか?
スーパーガールでも会えるのか?
スーパーマンのテーマ曲を聴きたい!
明るい元気なスーパーマンです。そして赤いパンツも復活しました。
変にひねらず、王道を行く潔さが心地よい新シリーズです。
とにかくお勧めです、是非劇場で体験してください。
良い映画ですが、個人的に欲しかった部分を3点ほど・・・
私は、子供の頃にクリストファー・リーブのスーパーマンに魅了された世代ですが、
残念ながら「マンオブスティール」以降、今回の新作でもスーパーマンのテーマ曲は一部のフレーズが流れるだけでした。個人的にはそここが残念でした。次回作では思いっきりフルでスーパーマンのテーマ曲を流して欲しいところです。OPが無理ならEDでも可なので是非!
あと、戦地でスーパーマンの旗を掲げてスーパーマンの名を呼び続ける少年のもとには、やはりスーパーマンが駆けつけて欲しかったですね。あそこで代理が駆けつけるのは少しテンション下がります。
スーパーマンという映画の盛り上がり所は、敵と闘う事(バトル)ではなく、困っている人、弱き人を救う事(レスキュー)だと思います。バトルシーンを短くしてでも多くの人々のレスキューシーンを見たかったです。
以上、個人的には若干の不満はあるものの、観終わった後の満足感は星5つで揺るぎません。次回作、楽しみに待ってます!
スーパーわんっ!
些細な生き物の命をも守るスーパーマンが悪者にされちゃう話。
国境越えの活動でアンチからSNS上でバズり、そのことにイラだちながらも巨大な計画を目論む天才科学者レックス・ルーサーとのVSで見せる。
一面の雪景色に落下、太陽光で復活からのバトルで圧されるスーパーマンに大丈夫?と感じながらも。
てかスーパーマンは地球人ではないんですね…、かなり古いスーパーマン?他の作品と勘違いしてるかもだけど公衆電話でスーツに着替え強くなるサラリーマンくらいに思ってたけれど。
バトルシーンはシンプルにカッコよく面白い!トークシーン来る度くる睡魔とのバトルな私で、言うこと聞くまで時間差ワンちゃんのハチャメチャ感と、スーパーマン仲間の3人集、黒人メガネ男子の3Dアイテムを使ってのバトルがカッコよく印象的だった。
新DCユニバースのチュートリアル
ジェームズ・ガン率いる新DCユニバースの幕明けとなる今作だが(劇中にあの便器頭が登場したので、実はスーサイド・スクワッドが1作目じゃねと思ったが)
まずハッキリ言ってこれは手放しに面白いとは言えない。
更に付け加えるならこれはスーパーマンの映画でもない。
これは新しいDCユニバースとはどういうものかという世界観を共有する為のチュートリアル映画なのだ。
スーパーマン映画と言うならオリジンは描いて然るべきであるし例え皆が知っているとしても端折るべき部分では無い。
あくまで推測だがそういったオリジンのシーンも当然描いているとは思う。
だがあえてカットして既に世界観としてスーパーマンやメタヒューマンがありふれたものだよと視聴者に教える事にしたのだと思う。
かなり思い切った戦略だとは思うが、功を奏したとは思えなかった。
やはり幕明けを飾るのであればスタートをキチンと提示するべきだと思う。
同じようにオリジンを端折った単品映画であるTHE BATMANとは趣旨が違う。
あちらはこちらが世界観を知っているというメタ的な要素も受け入れれる造りだが。
ユニバースでやっていく以上はそこを端折るのは愚策としか言えない。
おかげで今作品自体の味わいがかなり薄いものになってしまった。
あとは個人的にやはり、DCはダークな世界観が好きなので今回のコミカルな明るさは少し受け入れがたかった。
ジェームズ・ガンが作るので予想の範疇ではあったが、それにしてもコミカル過ぎた。
ブライトバーンみたいなダークな作品も作れるんだから暗く出来ないわけではないと思うので、作家性というよりは、狙ったものなんだろうが肩透かし感は否めない。
戦闘シーンも少なめで盛り上がりにも欠けているのでどこで楽しめばいいかイマイチわからなかった。
マン・オブ・スティールの方が圧倒的に好きだしこれからのDCユニバースには不安が残る作品となってしまった。
ただ今作で新DCユニバースの世界観は提示出来たので次の作品からいよいよ本番なのかもしれない。バットマンが登場するまでにいかに盛り上げれるかが重要だと思うので次の作品はかなりハードルが上がってしまったと思う。
そのハードルを飛び越える作品が出ることを期待していきたい。
全ては
今までのスーパーマンがあっての今回のスーパーマンという気がしました。
決して悪い訳ではないけれど、初めてスーパーマンを観た人にとってはどのように見えるだろうか。
どうしてもリチャード・ドナー、ザック・スナイダーと比較しながら観てしまうのは否めない。
あくまでも現代の世情を反映して新しくスーパーマンを作りました!という感じがした。ただ決して悪い訳ではないんだよな〜。
オリジン部分を省いて既にいる世界から始まるとこうなるのかな?
役柄的にはスーパーマンも良かったけどレックス・ルーサーが意外にハマってた!
そして、あのシーンから始まったか!
不評だった顔クルッとシーンは無いとガンが発言したと読んだ気がしたが
あるやん!
よっ!ピースメーカー!
めっちゃ面白い
つまらないキャラで定評のあったスーパーマンが人間臭い。最初に負けてびっくりしたし、犬のワイルドぶりがかわいいし面白い。南極の基地のロボットがエモい。スーパーマンの彼女がやたらとつっかかるのはどうかと思ったらスーパーマンもムカついて言い返す。
クリプト星人の両親のメッセージの後半、敵の捏造だと思ったら本当にそのまんま最後の最後まで覆さない。地球人は愚かだからハーレムを作って子孫をたくさん残して支配しろという。死刑囚にも獄中結婚したがる女性が割といるので、そんな条件でも志願する女性は相当いそうだ。
異次元の牢獄でなんでも物質を生み出せる異次元人にクリプトナイトを作らせてスーパーマンを弱らせていたが、あいつは簡単に牢獄を脱して子どもも取り戻せそうなものだ。元彼女が閉じ込められていてかわいそう。
グリーンランタンも鳥女も面白い。ピースメイカーがテレビでコメンテイターをしていた。
何でも揃っているが…
凄く楽しい遊園地の様な映画!
けど見終わった後、直ぐに感想が書けませんでした!
やりたい事を詰め込んだので、深掘りが足りないのかも??
シュナイダー版の神の如きスーパーマンに対して、人類だと宣言するジェームズ版、ルーサーにも言われてますが、ちょっと抜けた(不完全な)スーパーマン好きです。
この映画のテーマもそこにあったと思います。
楽しめる映画なのは間違いないです。
最後に必ずIMax対応シアターで観ましょう!
フルIMax規格なので、普通のシアターでは左右が切れます! ちょっと損した気分になります!_| ̄|○
誰かの声に応える者の名をヒーローと呼ぶ
苦悩し立ち止まり優しさ強さ全て詰まったヒーロー🦸その名をスーパーマン
国境を越えても例え全てを敵に回しても守りたい人々を助ける男の物語
字幕で見てたけど日本の国産ヒーローの名前がでてきて凄く感動した
人生で
何か嫌な思いをしたり困ってる時彼を見てほしい勇気をくれる
ヒーロー映画のお手本のような作品で、観たいものがぎっしりと詰まっている宝石箱だった
2025.7.11 字幕 イオンシネマ久御山
2025年のアメリカ映画(129分、G)
原作はグラント・モリソン&フランク・クワントリーの『オールスター・スーパーマン』
某国の紛争に加わったスーパーマンが窮地に陥る様子を描いたアクション映画
監督&脚本はジェームズ・ガン
物語は、スーパーマン(デヴィッド・コレンスウェット)が地球に来てからヒーローとなるまで、さらに直近の戦いの顛末が字幕表示されて始まる
謎のメタヒューマン・ハンマーに苦戦するスーパーマンは、氷の大地に投げ飛ばされ、瀕死の重傷を負ってしまう
犬のクリプトに「孤独の要塞」に連れ帰ってもらったスーパーマンは、そこで奉仕型ロボットたちのケアを受け、黄色い太陽を浴びることで身体の回復を試みた
その間に父ジョー=エル(ブラッドリー・クーパー)と母ララ(アンジェラ・サラフィアン)の残したメッセージで癒されたスーパーマンは、再びハンマーと戦うためにメトロポリスに戻ることになった
スーパーマンを執拗に追うレックス・コープの代表ルーサー(ニコラス・ホルト)は、部下のエンジニア(マリア・ガブリエラ・デ・ファリア)にスーパーマンの探索を命じたが、寸前のところで「孤独の要塞」を見失ってしまった
ルーサーは独自に開発したメタヒューマンや怪物などを使ってスーパーマンに戦いを挑む一方で、紛争地域のボラビア国に多額の武器援助を行なっていた
だが、ボラビア国の大統領バジル・グルコス(Zlatko Buric)は関係を否定し、メトロポリスで暴れているハンマーは無関係だと主張していた
その後、戦いが一段落し、スーパーマンはクラーク・ケントとして日常に戻っていく
彼はデイリー・プラネット社の記者として働いていて、スーパーマンへの独自取材を行うことでスクープを得ていた
同僚で恋人のロイス・レイン(レイチェル・ブロズナハン)だけは彼の正体を知っていて、編集長のペリー(ウェンデル・ピアース)、フォトジャーナリストのジミー(スカイラー・ギソンド)たちはそれを知らない
だが、ジミーには別ルートの情報源があり、それが元カノのイヴ(サラ・サンパイオ)で、彼女は現在のルーサーの恋人だったのである
映画は、スーパーマンの両親のメッセージの破損した後半部分がエンジニアによって復元され、それがニュースとなってメトロポリスを駆け回る様子が描かれていく
前半部分は「地球人のために尽くせ」というものだったが、後半は「人類を油断させて取り込んで、遺伝子を残して地球を支配しろ」というもので、スーパーマンは「地球にとっての侵略者だった」というニュースが流れてしまう
市民たちに罵詈雑言を浴びせられ、SNS上でも炎上は展開しまくる中、スーパーマンと共闘体制を築いていたジャスティス・ギャングたちも距離を取り始めていく
やがて、拘束されてしまったスーパーマンは、政府から依頼を受けたルーサーの手によって、ポケットユニバースという別次元の牢獄に入れられてしまった
そこには彼が開発したエレメントマン(アンソニー・キャリガン)がいて、彼は地球上には存在しないスーパーマンの弱点であるクリプトナイトを作り出してしまう
それによって身動きを封じられたスーパーマンは絶対絶命のピンチに陥ってしまうのである
物語は、それでもスーパーマンを信じようとする人々と、ルーサーの裏の顔に迫るロイスが描かれ、彼女はジャスティス・ギャングに助けを求めた
グリーンランタン(ネイサン・フィりオン)は政府と対立するつもりはなく、ホークガール(イザベラ・メルセード)も興味はなかった
だが、テリフィック(エディ・ガデギ)だけはロイスに同調し、二人でスーパーマンの痕跡を追うことになった
そして、二人はポータルを見つけ出し、スーパーマンが囚われているポケット・ユニバースを見つけ出すのである
これまでの『スーパーマン』を観ていなくても大丈夫だが、キャラの説明とかは一切ないので、ある程度知っている方が楽しめる
小ネタのように色んなキャラが登場するので、ジャスティスリーグとか、スーサイドスクワットなどを知っていた方が良いかもしれない
本作の見どころは「かつてのヒーロー映画への回帰」というところで、いわゆる「地球上で地球人を守る身近なヒーロー」が描かれている
ヒーローならではの苦悩もあり、両親から授かった使命が揺らぐシーンもあるものの、「人の評価は行動で示される」というように、「どんな出自だろうが選ぶ道こそが自分が何者であるかを決める」というメッセージがあった
それによって、揺れ動いたスーパーマンも自分を取り戻し、真のスーパーマンとして生まれ変わるのである
とにかく詰め込みが半端ない作品で、テンポも驚くほどに早いのでサクサクと話が進んでいく
クリプトとイブが良い役回りをしていて、天才がおバカさんにしてやられる様子が描かれていく
フェイクニュースで踊らされる市民もおバカさんの部類だが、F5アタッカーおよびSNS工作員が猿だったのは絶妙のセンスだったと思う
それ以外にも微妙にコミカルな部分があり、ノリツッコミが満載の作品なので、飽きる瞬間がないという印象だった
アクションシーンもスーパーマンだけでなく、ジャスティスギャングも豊富で、さらにエレメントマンが仲間に加わる過程も涙腺崩壊ものだった
とにかく、久々にわかりやすいヒーロー映画を観れたという満足感があって、原点回帰こそがエンターテイメントの真髄なんだな、と思った
いずれにせよ、ヒーローへの足枷が両親の想いであったり、それを切り取った部分で解釈していく怖さもあるし、それが呪いになっている部分も描かれていた
それを打破するのが「育ての親」というところに監督の色が出ていて、親というのは産んだから親ではないとも読み取れる
子どもがいかなる人物になっていくのかを導く役割もあり、それを為してこそ親であるとも言える
また、迷えるスーパーマンが覚醒する瞬間では、本作のテーマが語られ、これは現代アメリカに巣食う「親ガチャ失敗論」に一石を投じる内容だった
これは万国共通の病巣であると思うのだが、そこにズバッと切り込んでいくところは爽快だった
自分自身が何者かわからない人にとっての指針でもあり、袋小路に入ってしまった人への激励でもあると思うので、どうか自分の足で立ち上がり、その行き先を見極めてほしいと感じた
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