スーパーマンのレビュー・感想・評価
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普遍的人権 vs レイシズム
一人の人間として、どんな国に属しているかに関わらず、目の前で危機に晒されている生命を救おうとするスーパーマンと、彼を終始異星人(エイリアン)と呼び、政府から彼を抹殺する許可を得ていることに固執する=「レイシズムとは、人種化して、殺す(死なせる)、権力である*」という差別の定義を体現したルーサーの対比が見事。
*梁英聖「レイシズムとは何か」より
レイシズムによる排斥が横行するアメリカで、そのアメリカを体現するヒーローを、ジェームズ・ガンがこのように描き切ったのには、泣きそうになるくらいの希望を感じたひし、同じく「外国人に暮らしが脅かされている」というデマに躍らされ、「日本人ファースト」という、人権の前提に国家を置き、国益に沿うファーストとそれ以外を選別する差別に浮かれる大量のモッブが可視化されてしまった2025年の日本でこの映画を観れたのも、かなり意義深かった。
流石ジェームズ・ガン
ヒーロー
まずまずでしたが、、、、
生い立ち部分を端折って時間を作ったにしては、同僚達の紹介が浅く印象に残らない。
超モテキャラのジミーは次作以降の伏線?
人間味を出したいからなのか、彼女との会話の
印象は「スーパーマンって気が短いのね」
上司や同僚の中年、イケイケな女子、紹介少なすぎ。
この時代に新聞社というのが、ん〜何か違和感
アップが多くて、見にくい。もう少し、引きの画
の演出が欲しい。
飛行シーンもやたら表情や身体のアップが多く、スピード感が伝わらない、ここも引きの画で演出してほしい。
ルーサー、周りのキャラがコメディっぽい演出なのに人をころすのは頂けない。
地球のご両親は凄い地味ですな。
(マン・オブ・スティールがケビン・コスナーとダイアン・レインだっただけに、、、)
ワンちゃんはカワイイ。
バトルシーンはハデなんだけど緊迫感がないのね。
ジョン・ウイリアムズのテーマは余り変えずにドーンと流して欲しかった。
ちょっとキスシーン、長くない?
DCはバットマンがいるからどうしても暗くなりがちですが、このスーパーマンだと暗すぎず、明るすぎず、リアル過ぎず、アベンジャーズっポイ感じで行くんでしょうかねぇ。
ユニバースとして完走出来るか、ちょっと心配。
エンディング演出はリーブ版のオープニングをリスペクトしてて良かった。
飽きない
毒のある風刺が素晴らしいが、リブート1作目にしては…
ニコラス・ホルト好きのため鑑賞。DC詳しくありません。
リブートで世界観の説明を省略するくせに前半が冗長に感じます。スーパーヒーローも人間なんだ!ってとこを出していくのはわかるが、作品知識の大前提がないまま見ているので怒りんぼのシーンが強く印象に残っちゃったので、もっとスーパーマンに感情移入できるようにしてもよかったんじゃないかなとも思った。お顔はハーレム作れそうなくらい可愛いんですが。
心身ともにボコられるだけの前半から後半のカタルシスが自分の期待より低くて、もう少し派手さが欲しかった。
そのせいかスーパーマンよりジャスティス・ギャングか犬のクリプトが好きになって帰ってくる。グリーン・ランタンと新聞社?のみなさんが好き。
サブキャラ好きになるのはアメコミ映画あるあるだと思うけど、これはちょっとバランスおかしくない?ってくらい犬が強いと思ってたら、元々は犬主人公構想もあったらしい。
原点にして中天。
現代版のスーパーマンという感じで戦闘シーンは素晴らしかったがストーリーが微妙で、私には特に感動する箇所もなく、ヒーロー映画の原点ではあるだろうが、それ以上ではなかった。有名なスーパーマンのテーマ曲も流れず、あれがあればテンション上がったのに・・
設定がリセットされてストーリーはゼロスタートかと思っていたら、簡単な導入説明はあったものの、別の知らんヒーローが当たり前のように出てきたり、会社の同僚の関係性などがいまいち分からなかった。DCの作品あんまり見てないから他作品やらドラマなんかで出ているのかもしれないが、マーベル作品のように軽く予習しておけばもっと良かったかも。
ただ今回は相棒のワンコがヤンチャで可愛いくて頼りになるのが見せ場のようなので、細かいこと気にしなければ雰囲気でいける。
ストーリーはSNSの誹謗中傷とか現代要素入れてきてはいるが、またユニバースの異次元問題か・・と思うと既視感が否めない。
操りロボットの操作をハイテクノロジーなのにも関わらず、口でずっと操作指示してたけど、お前が操作しろよ、ワンテンポ遅れるだろ!とか思ったり
続編があっても観るかは微妙
もっと話題になっていい
梅干し食べて"スッぱまん"
近所のTOHOシネマズでは、「鬼滅の刃」新作の煽りを喰って、1日の上映が字幕版・吹替版でそれぞれ1回づつになってしまい、なかなか上映時間が合わなくて、やっと鑑賞することができました。
さて、今まで何度もリブートで映画化されてきた「スーパーマン」ですが、良くいえば今までで一番人間らしく描かれていたような。
悪くいえば、ある意味ヒーローらしくない。短気ですぐ怒るし、すぐ怒鳴る。で、敵役のレックス・ルーサーも輪をかけて顔面ドアップで怒る、怒鳴る。もうちょっと冷静にならないとね〜 と思ったのは私だけ?
スーパーマンの生い立ちとかは少しだけナレーションで触れるだけ。それに何故かいろんな超人が当たり前に存在する世界観。スンゴイ端折り方。
巨大怪獣まで出てくるし、もう何でもあり。アメリカ人にはこういう映画が受けるのかな?
今の時代を反映して、スーパーマンが戦っているのに群衆は逃げまどうことなくスマホで撮影していたり、スーパーマンがSNSで炎上したり、彼もSNSでの評判を少し気にしてたり。
それにしても、レックス・ルーサーさん。あんな財力があって戦闘部隊まで結成し、頭脳も異次元空間まで操れるほどの天才なのに、なんてまわりくどい間抜けな作戦なのか・・・。
そんなルーサーさんも狂犬クリプトには勝てませんでしたけど。
ほっこりしたのは、スーパーマンことクラーク・ケントが育ての親の家で父親とベンチで会話するシーン。不覚にも泣きそうになりましたよ😭
あ、そういえば、猿がSNSに誹謗中傷の書き込みしているシーンは、まさしくそういう人たちはサル以下だと揶揄しているのかな。
そんなわけで、映画としてはクリストファー・リーブ主演の1作目には勝てませんでした、という感想です。
活躍する動物キャラの系譜 ジェームズ・ガンに大拍手!
間違いなく面白い一級エンターテインメント作品なのだがB級おバカ映画出身のジェームズ・ガンがDCスタジオのCEOとなって遂にこのアメリカンスーパーヒーローのレジェンドを自らの脚本で監督する日が来たのか!という感慨が大きい。そして世界中の注目と期待が高まる中、自分を曲げることなく見事に大仕事をやってのけた彼に大拍手を贈る。何といっても世間に知られないようにというクラークケントの秘密ハラハラ部分(電話ボックスで着替えたり)をバッサリ捨てて、2時間の枠内に「移民・侵略戦争・SNS」という今日的テーマを盛り込み明るくスカッと爽やか感動のエンディングに至らせる脚本が秀逸!もともとはマーベルとDCコミックという2大アメコミ出版社の競争(昔の日本でいえばマーベル=サンデーvsDC=マガジン的な?)がキャラクター映画化権の関係からディズニー対ワーナー・ブラザースの頂上決戦に発展しディズニーに追われたジェームズ・ガンが「ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結」でDCスタジオの新時代を拓き、今作できっちりとリベンジを果たしたことが痛快で嬉しい。そもそも彼がまともに正義の味方を描くわけが無く、今回メガロポリスを救ったヒーローは間違いなく脇役のミスター・テリフィックだろう。そもそもエイリアンたるスーパーマンを「移民」と位置づけ、地球征服が狙いだとSNSでたたかれる(それをPCで打たされまくっている猿の一団は「新聞記者」の内調職員たちのイメージにもろ被る)現代的スーパーマンに自身の恨みを投影して見せた。誰もが目を逸らせていた「大統領の許可を得て出動しているのか?」「スーパーマンの親が望んだのは地球征服だろ?」「マンと名乗ってるけど人間じゃないだろ?」という身も蓋もない疑問を正面からぶつけて描き切っていることが素晴らしい。エイリアンとの戦いはジャスティス・ギャングに任せて、スーパーマンは危機に面したおばちゃん一人、少女一人、そしてワンちゃん一匹を助けるためにそのパワーを発揮するのだ。
圧倒的善性による正義
字幕と日本語版で2回観て来ました。
ジェームズ・ガン監督が描くスーパーマン。
人間的で弱く負ける事もある。しかし、圧倒的な善性と揺るがない正義で立ち向かう。
この映画はスーパーマンの善性を通して、正義とは何か?を描く作品だった!
また、リチャード・ドナー版へのオマージュたっぷりの作品だった!
そして、小動物好きの監督が描く犬映画だった!
簡単に言うとそういう感想です。
初めはジェームズ・ガン監督とスーパーマンって、あうのかなぁ?と思っていた。
元々、スーパーマンって、アメリカの正義の象徴みたいな気がしていた。
ガン監督は今回、それを「圧倒的善性の人物」と設定して描いた。素晴らしい!
時に国とぶつかってでも「命」を大切にする。しかも、全ての「命」を。
その為、最初のロイスのインタビューシーンはグッとくる。
ガンはこの映画で、彼の何がスーパーマンたらしめているか?という事を描きたかったんだ!
そして、ガン監督らしく、その他の超人たちはどこか歪んだ人物として描く。脇役たちに対する愛情は半端ない。「バットマン」の監督、ティム・バートンを思い出す。
自らの善性を信じ、正義の為に戦うスーパーマン。ちょうど今放送している「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」が自分の為に戦うヒーローなのに対比しているのが面白い。
そして、この「スーパーマン」をトランプ大統領に見て欲しい!
ストーリー的にかなり駆け足だったり、キャラを出し過ぎでちょっと俯瞰してしまう部分はありますが、それを面白さがしっかり上回っているので、観る価値があると思う。
そして、ここまで圧倒的善性と正義を描いた映画の後に、DCU映画は何を描くのか?楽しみだ。
余談ですが台詞がかなり駆け足な為、日本語版で観る方が分かり易いと思います。
余談ですがその2、ジェームズ・ガン監督は日本の「ウルトラマン」が大好きなんだとか。
いっその事ガン監督を日本に招いて「ガン・ウルトラマン」を撮ってもらいたい😄
勿論、「ガン・仮面ライダー」も!🤭
#スーパーマン
#ジェームズガン
ジェームズガンの毒っ気がない
ないというか、足りない。ジェームズガンはハミダシ者を描く天才だから、スーパーマンみたいなド真ん中ストレート男を描くのはちょっと苦手だったのかもしれない。スーパーマンをスーパーに描き過ぎないということには成功していたものの、それが主人公の魅力には繋がらなかった。
ただし、マンオブスティールよりかは良い。陰鬱まじめ男を3時間観るのは苦痛以外のなにものでもなかったから。そういう意味で次作には期待できそう。
追記
キャプテンアメリカもそうなんだが、アメリカを象徴するヒーロー達はプロパガンダ映画としての側面をどうしても持ってしまう。アメリカは世界の警察だ的なヤツ。今回もそれがあって微妙に嫌な気持ちになった。ただ、ジェームズガンが「スーパーマンは米国の物語だ。よそから来てアメリカに住んだ、1人の移民の話。私にとってはごく普通の人間の優しさに価値があること、私たちがそれを失ってしまったことを伝える物語だ」と答えていたのを見て、なるほどなぁと思った。スーパーマンはたまたま幼少期にアメリカに墜落しただけで、もしもアメリカじゃなかったとしても人助けをしていたっていうことなんだろう。
このインタビュー記事を事前に読んでたら、作品の評価も変わっていたかもなぁー。
いい時のMCUと同じようなことをしてどうすんの?
令和のスーパーマンはエゴサーチして凹む今どきの方
人々を守るヒーローのスーパーマンは、
普段は新聞記者クラーク・ケントとして働き、
その正体を隠している。
ピンチに颯爽と駆け付け、超人的な力で人々を救うスーパーマンの姿は、
誰もが憧れを抱くものだった。
しかし、時に国境をも越えて行われるヒーロー活動は、
次第に問題視されるようになる。
恋人でありスーパーマンの正体を知るロイス・レインからも、
その活動の是非を問われたスーパーマンは、
「人々を救う」という使命に対して心が揺らぎはじめる。
一方、スーパーマンを世界にとって脅威とみなす天才科学者で大富豪の
レックス・ルーサーは、世界を巻き込む巨大な計画を密かに進行。
やがて、ルーサーと彼の手下である超巨大生物KAIJUが
スーパーマンの前に立ちはだかる。
世界中から非難され、戦いの中で傷つきながらも、
スーパーマンは再び立ち上がっていく。
といったあらすじ。
子供のころに見たスーパーマン、たぶん40年以上経っている笑
サブタイトルもないし、リメイクかと思いきや、令和版スーパーマン。
普段は新聞記者、という設定は一緒だけど、SNSで叩かれ、心が揺らぎ、
まさにいまどきの若者でした笑
これが現代だよな、何が正しいのかわからない、多様性の一言で
片づけてよいのか、と思ってしまいました笑
それにしても、スーパードッグ、クリプト。
こいつ、頭がいいのか、悪いのか、よくわからん犬だな、と思っていたら、
飼い主=スーパーウーマンに似たのか笑
ラスボスは、イーロン・マスクがモデルか?笑
憎たらしい笑
そう言えばパーマン2号はチンパンジーだったよなとふと思い出したスーパーマン初心者によるレビュー
実は私、スーパーマン映画を劇場で観るのはこれが初めてのスーパーマン初心者です。子供の頃にTVで見た、黒ぶちのメガネをかけた男が公衆電話ボックスでメガネをはずしてスーパーマンに変身するというTVシリーズのシーンがかすかに記憶に残っているぐらい。バットマンのほうはおそらくはティム•バートンやクリストファー•ノーランのおかげでかなり観てきているんですけどね。ペンギンやジョーカーに代表されるヴィランの個性やダーク•ファンタジー風味から大人の鑑賞に耐え得る(というか、大人向き)と考えられるバットマンと違って、スーパーマンはあのコスチュームもあいまってなんだか子供向きと思って敬遠しておりました。
そんな初心者が観た今回のスーパーマン、なんだか当世風でけっこう楽しめました。正義の味方の重要な条件「強きをくじき弱きを助ける」を実践していて、なおかつ、本人もそんなには強くないところがいい。彼は基本的に人命優先で利他的に行動します。あと、スーパー犬 クリプトの暴れっぷりはなかなかよかったです。
でもやっぱり初心者にはわからないところもありました。あの助けに来た人たちは誰? とか、思っています。皆さんのレビューを読んでちょっとなじんでゆこうかな。
あと、スーパーマンて異星人なんですね。今回はそのことが移民のメタファーのように使われています。スーパーマンが地球にいるのは侵略が目的ではなく地球人と共生することだというメッセージは受け取ることができました。
なんとなく続篇を匂わせるような終わり方をしていましたが、続篇が出てきたら、観に行きたい思わせるには十分のデキだとは思いました。
こんな程度かと思わせた作品だった。
私が子供だった頃(小学校低学年)、テレビ映画シリーズの「スーパーマン」を見て育った。1960年代の始め。のちにスーパーマンの原作が漫画だと知ったが、私にとっては、主演のジョージ・リーブスがスーパーマンだった。
後年、クリストファー・リーブ主演で映画化された時、嬉しくてたまらず、1日に2回も観てしまった。50年前の映画館は席の入れ替えがなく、何度でも観れた。
スーパーマンはそれから何度か映画化されている。割りと観ている方だと思うが、関心は年々薄れている。
もともと漫画で人間界で超能力を持ったらどうなるか、という滑稽無稽な物語がスクリーンに展開してゆく。CG技術を駆使して何でも映像化出来てしまう。高層ビル群が破壊されていくのを見ても、何の感慨も起こらない。スーパーマンに感情移入出来ない。
レックス・ルーサーはスーパーマン以上に超人だ。異次元まで操ることが出来、話についていけない。破壊や戦闘場面を除外したスーパーマンの内面を取り扱う映画が作られるべきだろう。スーパーマンの本当の敵は誰か。たぶん、神か己自身だろう。クローンではなく。そんな映画が製作されても良いと思う。だか、客は入らない。鑑賞後、そんな事を考えていた。
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