スーパーマンのレビュー・感想・評価
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社会問題の取り込み方が短絡的なのでは
スーパーマンというヒーロー映画の定番を正直、深く理解していないので、初見の気持ちで鑑賞した感想。
なにしろ、サブタイトル無しの潔い「スーパーマン」だ。今作の監督でもあるジェームズ・ガンをCEOに迎え入れたDCスタジオの第1作。こうした方向性でこれから作り続けるというフラッグシップ的な作品だ。
そして、この方向性はなんだか不安にさせるものだったのだ。
まず、2時間程度にまとめる必要からか、スーパーマンの背景はほぼ端折られていて、観る者は知っているという前提になっている。ここは賛否の分かれるところ。
ジャスティス・ギャングとは何者?スーパーマン以外にも地球外からきた宇宙人がいるのか?メタヒューマンとは人造人間なのか?何なのか?すべて説明はない。そこはファンなら理解できるよね、といった感じで感じ悪い。
コメディー的要素が差し込まれるが、アメリカンジョークでアメリカ人は笑えるのかもしれないがまるで面白くない。クスッと笑えたのはシャッターの件だけだ。
スーパーマンが地球にやってきた目的が明かされるが、当然SNSで流布されるフェイクニュースと思いきや本当なのか・・
独裁者が率いるある国が小国に攻め込むという現状の写し鏡のようなエピソードが挟み込まれ、小国でヒーロー視されるのがスーパーマンというのはあまりに短絡的すぎるのではないか。
クラーク・ケント(デイビッド・コレンスウェット)と恋人ロイス(レイチェル・プロズナハン)の口喧嘩もなんだかおかしいし、宿敵レックス・ルーサーの恋人とデイリー・プラネットの記者がつながっているのはあり?
と、なんだか気になることが多すぎてスカッとするはずのスーパーマンのエンタメに入っていけないのだ。
そして思ったのは、個人的にジェームズ・ガン監督のセンスが苦手なのだ。
ということは、今後のDCユニバース作品はあまり好みではないのかもしれない。
悩めるヒーロー。はそろそろ飽きた
良いところ
地に足ついたキャラクター
?なところ
圧倒的な強者に直接攻撃できる民衆
犬が雑すぎない?
スカッとしない
どうにもスーパーヒーローとやらがちょっと強いだけの人型兵器というだけで、便利な特殊技能レベルになってて、正直こんな程度に世界の平和を委ねていいのか?ほんとに。そういう意味ではルーサーの方がよほど理性的。まあ、そういう意味だと警戒しないとまずい程度に強く、どうしようもないほどには強くないという絶妙な配分。
とにかくこの映画はスーパーマンを悩める一人の人間に描こうとしてスーパーマンである理由が減ってる気がする。そのせいでスカッとするシーンを削るってるのはどうかしてる。あれだけ力なき存在の求める声が集まった中に登場しないってシナリオ的にはいいかもしれんけど、観客は求めてない。あんなもんはベッタベタな王道でいいんだよ。往年のあのテーマで颯爽と表れて微笑めばいいんだよ。
あと、よくあるシーンだけど突然悪役扱いされたキャラクターを攻撃する民衆って全く理解できない。目の前にいるのは人型の爆弾やぞ?しかも正義面しただけの悪意の存在、って言ってるんだけどなんで反撃されないと思えるのかわからん。SNSで叩いてる方がよっぽどまともな人間だよ。まあ、この作品では猿扱いだったけど。
’78オリジナルテーマ曲の功績大!
少年時代リチャードドナーのスーパーマンを観た時の興奮は忘れられません。スーパーマンの醍醐味はシューツと飛んで来て大ピンチの人々や猫などを助けまた飛んで行くカッコよさ!
本作はそんなワクワクシーンが少なく怪獣や超人とのバトルがメイン⤵︎
ところが私的Jウィリアムスの最高傑作あのテーマが流れると、条件反射的にワクワクが止まりません⤴︎
そしてオマージュエンドロールも最高です!
(ロゴも同じというのがウレシイ)
今回最大の敵はフェイクニュースってところが現代的でとっても良かったのですが、やっぱりジーンハックマンのなんか憎めないルーサーとオーティスの凸凹コンビの方が好きです。
どうかバンク好きの素敵なスーパーマンが他のDCヒーローと一緒にされません様に願うばかりです。スーパードック&ガールはイイけど
思っていたスーパーマンと違った!
ヒーロー映画代表
爽快感に欠ける
以下は完全なる私の好み(特に②)なのはわかってて言う
①「ヒーローとは?」みたいな話には飽きた。もうよくない、そういうの? そもそも赤いパンツはいた人だよ。悩んでるのが似合わないんだよね。
② スーパーマンにもヒロインにも魅力が乏しい。美男美女ではあるが、なんかね。こちらの心をクッと惹きつける何かが足りない。なので彼らが苦境に陥ってても「頑張れ」という気持ちが湧いてこない。
③ アクションシーンが楽しくない。スカッとしなかった。最初のバトルシーンから最後まで強度が変わってないのも要因の一つ。
④皆が言うように犬はよかった。特に敵のリーダーを倒すのを犬にやらせたのはナイスアイデア。あれをスーパーマンがやっちゃ弱い者いじめになる。逆に言うと犬が出てこないと退屈したのも事実。
⑤ その敵のリーダーがなぜあそこまでやるのかさっぱり。金儲けってこと? キャラクターが薄いのでラストで泣かれても「はあ、なに泣いてんの?」という気がしてならなかった。
⑥ パレスチナ(あるいはウクライナ)問題を盛り込もうとした意欲は買う。ただ、子供があそこまでスーパーマンを待望してるのに本人は別のところで戦ってるという構成はどうなんだろ。脚本を工夫して旗をもった子供の下にスーパーマンが「待たせたね」とか言って駆けつけるべきだったのでは?
現代的なスーパーマン
前半がもたつく。
もっと悩みもっと苦しみもっと強いスーパーマンが観たかった
【追記】2025.8.10
私的にはやはり変化球のジェームズガン監督が合わないのだろうなぁ……と思いました。。 かの監督にしては超真面目に創った作品なのに…である。ごめんなさい
では、どんなスーパーマンを観たかったのか…?
自分の存在意義をもっともっと悩み苦悩するスーパーマンを観たいのだ。苦しんで苦しみ抜く正義を観たいのだ。そしてその正義自体を疑う姿が観たいのだ。悩める大国アメリカ、病める大国アメリカを表すように…。
【レビュー】2025.7.17
《スーパーマンは移民》
と世界的(特に米国で自問自答するかのように…)に話題になっているこの映画。かの大統領はそんな事を知ってか知らずかスーパーマンの上昇する姿に自身の顔をはめ込む始末。 人の争いは終わらない…。。 ではスーパーマンなら⁇ しかしスーパーマンでも…。。 そんな作品が観たいのだ‼︎
そして日本でも外人排除のような雰囲気…しかし重労働や単純作業などの日本人がやりたくない仕事は技能実習生の名目で雇う日本の矛盾……
誠に申し訳ないが(わたくし的には)完全な子供用映画だと思う。先ず最初に簡単なスーパーマンについての説明が冒頭にある。そして今迄観たスーパーマンの中で最も最弱なのである。こんなに弱いスーパーマンを観たのは始めてである。
スーパーマン自身が悩むのはいいのだ。と言うより大いに悩んで欲しい…いや悩むべきである。そして正義とは何か⁉︎争いを阻止するとは何なのか⁉︎どんどん葛藤して欲しい。もっとスーパーパワーを持ってしまった事に対する葛藤を描いて欲しい。それが我々に響いて来るのだ。しかしこのスーパーマンの悩みは余りにも浅はかで立ち直りも早い。これではいけない。全く共感が持てないのだ。
そして唐突に出て来る怪獣やジャスティスリーグの様な訳の分からない奴ら。お笑いなのがスーパーマンとヴィラン(ウルトラマン)との闘いがテレビゲームの様に1Bとかの省略でリモコンのように手動で技を出す所。(まぁこれはパロディ部分なのであろうが)全てが何ともお粗末でつまらない。。
ホント申し訳ないが…。
頭脳は!腕力を!!打破する!!!
わかってるねーガン監督!
先日、話題の映画「スーパーマン」を観てきたんですが、もうね、開始5分でサイコー百億点!
ジェームズ・ガン監督、マジで天才!DCユニバース、これでマジで息吹き返したんじゃない!?
ガン監督の色使いマジック!目に優しいのに脳汁ドバドバ!
まずね、映像の色使いが最高なの!
アメコミ映画って、どうしても暗いトーンになりがちじゃないですか。でも、ガン監督の作品は、ポップでカラフルなのに、どこか懐かしい温かさがあるんですよね。
今回の「スーパーマン」も、まさにそうで、目に優しいのに脳汁ドバドバ出る感じ!例えるなら、夏祭りの夜空に打ち上げられた花火を、特等席で独り占めしてるような幸福感!
スーパーマンのオリジン?もう飽きた?ガン監督、分かってるね!
スーパーマンのオリジンって、もう何回も映画化されてるじゃないですか。クリプトン星が滅亡して、ロケットに乗せられて地球にやってきて…って、もうお腹いっぱい!って人も多いはず。
でも、今回の「スーパーマン」は、そこをスマートに解決してるんですよ!詳しくはネタバレになるから言えないけど、「あ、もうそこはいいのね!」って感じで、サクサク話が進むから、飽きさせない!ガン監督、分かってるね!
ベイビーカイジュウが可愛すぎて、財布から羽根つけて飛んでった!
そして、今回の映画で一番ヤバかったのが、ベイビーカイジュウ!もうね、可愛すぎて、劇場で悶絶してましたよ!あの無邪気な走り方されたら、マテマテー!って追いかけたくなる。
映画が終わってすぐに、トイサピエンスのサイトに駆け込んで、フィギュア買っちゃいましたよね。
マニーが羽根つけて飛んでいく音が聞こえたけど、後悔はしてない!
育ての親との絆に涙!これぞ、スーパーマン!
今回の「スーパーマン」は、アクションシーンももちろん素晴らしいんだけど、それ以上に、スーパーマンと育ての親との絆が丁寧に描かれていて、感動しました。スーパーマンが、ただ強いだけのヒーローじゃなくて、悩みながらも成長していく姿に、共感できるんですよね。愛にあふれる素晴らしい映画でした!
ジェームズ・ガン監督、本当にありがとう!次回作も期待してます!そして、ベイビーカイジュウのグッズ、もっと出して!お願いします!
全財産投げ出す覚悟はできてます!(ウソ)🦸
スーパーマンというお仕事も大変だな
昔からいるスーパーヒーロー‼️
ファンタスティックもだけどなんか劇場鑑賞を遠慮してたけどDCシリーズで初劇場鑑賞しました。
今まではmarvel系はスパイダーマンは見てたかな❓(あっ😅デッドプール見たけどあれもmarvelか)。
今回のスーパーマンは過去作になにも関わりが無いから初見のシリーズ知らない人にもさらには初期の初期しか見た事なくても大丈夫な内容でした👍。
産まれから世間に認知されるまでは文章とナレーションで説明され初っ端から負けてからスタートで始まりました。
過去作繋がりはないが弱点のクリプトナイトやらの設定は過去作見てればわかるかも☝️、友人(❓)ヒーローが3.4人出てくるがグリーンランタンいたの笑えた(ライアン・レイノルズさんで出してよ(笑)とも思いながら)し、スーパーマンが滅入ってるときに窓の外でバカでかいモンスターとランタン達が戦ってるの今は任せたって行かない感じMr.インクレディブルに居るヒーローかよってそこも笑えた😂、なんかそれ以外にもクスッと笑えるシーンが多くてそれも面白かった要因のひとつかも☺️。
後はクリプトはおバカだけど可愛いかった😍預かってるとはいえスーパーパワーも持ってるし遊びたいっが溢れんばかりに出てて良かった😂劇中でも言ってましたが飼い主にやはり似たんですね♪。
現代のスーパーマン
本当に3.75ぐらいです。すごく良いわけではないけど、まあまあ良かっし楽しめました。
リチャード・ドナーの古き良き、あの無邪気なスーパーマンが懐かしいです。クリストファー・ノーランのシリアスなやつもとてもパワフルでした。それらと比べ、SNSがどうしたこうしたと小粒感が否めません。政治的な立ち位置の難しさもありますが、スーパーマンは目の前の困っている人をシンプルに助けるんだよ、という強いメッセージを感じました。
また、レックス・ルーサー役のあの人の怪演ぶりは本当に個性的です。あの最後の悔しさあまっての無言で涙ポロリって凄い演技力だなと印象に残っています。他の映画でもよく見かけますので、これからが楽しみです。
ジェームズ・ガンだから余韻はない(笑)!でも高揚感はいっぱいある!
記憶がおぼろげなのだけれど、生まれて初めて映画館で観た洋画が『スーパーマン』(1978)だった(と、思う)。
当時自分は小学校低学年で、親に連れられて観に行った。もちろん字幕だったのでストーリーはほとんど分からなかったのだけど、自分は今スゴイものを観ているのだと感じ、スーパーマンの勇姿に目が釘付けになったことを覚えている。
少し成長して、生まれて初めて自分で小遣いをはたいて友人と観に行った洋画が『スーパーマン4 最強の敵』だった(と、思う)。
『スーパーマン4』はいろんな意味で底抜け作品であり、スーパーマン映画の黒歴史としてなかったことにされてしまっているけれど(笑)、友人とモヤモヤしながら帰路についたことも含めて自分の中では思い出深い作品である。
以来、スーパーマン映画は自分の中で特別なものであり続けている。
クリストファー・リーヴ演じるスーパーマンがやっぱり思い出も含めて決定版として自分の中で不動の地位にあるのは当然として、一発屋とはいえ原点回帰だった『スーパーマン リターンズ』も愛着があるし、赤パン姿をやめたヘンリー・カヴィル版も、大人の鑑賞に耐えうるハードでシリアスな『ウォッチメン』的なヒーロー像を提示していて存在意義は大きかったと思う。
そして、ついに満を持して(?)、ジェームズ・ガン監督による『スーパーマン』公開である。
そもそもジェームズ・ガンが本来持っているバッドテイストやひねくれテイストとスーパーマンのような生真面目まっすぐヒーローは相性がそんなにいいとは思えないのだけど、少なくともジェームズ・ガンはスーパーマンをまっすぐに描き切ったと思う。
ただ、そのぶん彼本来のバッドテイストやひねくれテイストの部分はジャスティス・ギャングというヒーロー仲間たちが引き受けることになり、色々と悩み事の多い生真面目スーパーマンよりもジャスティス・ギャングの方が活き活きしている、という変な映画になってしまったということは言えるかもしれない(笑)。
レックス・ルーサーがなんだかヒステリックで情緒不安定(その上かなり残虐)だったり、スーパーマンの実の両親がヤバい発言をしたり、自分の中でモヤモヤする部分も結構あった。
ニコラス・ホルトは思わず引き込まれてしまう迫真の演技をしていて、キャスティングとしては成功だったと思うけれど、悪の天才ルーサーにはもうちょっとどっしり構えてて欲しかった気もする。
スーパーマンの実の両親の問題発言も、親の世代が(白人優位などの)差別的な思想を持っていたとしても子供の世代はそんなものに囚われずお互いに手を取り合っていける、というメッセージなのかも知れない。
でも、正直なところスーパーマンの両親がこんな発言するの?とドン引きしてしまう。
まあ、あくまで無理やり復元したデータ上の発言なので怪しげではあるのだけど(でも、ミスター・テリフィックはフェイクではないと言ってた。う〜ん)。
スーパーマンがSNS上で危険な他所者扱いされる描写や、スーパーマンが他国の軍事侵攻を食い止めたせいで逮捕されてしまう描写など、アメリカが抱える移民問題や紛争介入問題への批判と取れるような部分もあり、政治的な映画だという反発もあるようだ。
スーパーマンはアメリカを代表するキャラクターだから、アメリカを批判するようなメッセージを入れればカチンと来る一部の人たちもいるんだろうな、とは思う。
でも、スーパーマンはアメリカを代表するヒーローではあるけれど「アメリカ人だけでなく、世界中の危機に陥っている人を一人残らず助けようとする生真面目でまっすぐなヒーロー」なのである。
ある意味、無茶苦茶なヒーローなのである。
あまりにも牧歌的な綺麗事であり、そんなことできるわけがないのである。
それでもスーパーマンはそんな綺麗事を貫こうと悩みながらも涙ぐましい努力をするのである。
複雑化した現代社会において、スーパーマンのような牧歌的な綺麗事ヒーローはもはや存在する余地はないのかもしれない。
でも、ジェームズ・ガンは複雑化した現代社会から目を背けることなく、彼なりのやり方でスーパーマンという赤パンを履いた牧歌的なヒーローを描き切ったと思う。
そして、それはクリストファー・リーヴ版初期シリーズの後を継いだブライアン・シンガーやザック・スナイダーも同じであり、彼らもスーパーマンという存在が、複雑化した現代社会では牧歌的すぎる、綺麗事すぎるということを分かった上で、そこから目を背けることなく彼らなりのやり方で新しいスーパーマン像を描いてみせたのである。
これから先も様々な監督によって様々なスーパーマンが描かれていくと思うけれど、(そしてその度に、前の作品はマルチバースの話にされてしまうのかもしれないけれど笑)、スーパーマン映画は廃れることなく存在し続けてほしい。
スーパーマンみたいな牧歌的なヒーローはもうオワコンでしょ、と映画プロデューサーが鼻で笑ったりするような、そんな世界にはなってほしくないと切に願う。
本作は監督がジェームズ・ガンだから観終わった後にしみじみとした余韻を味わうとか、そういうのは全然ない(笑)!
でも高揚感はいっぱいある!
あわや人命が失われそうな危機一髪の瞬間に駆けつけるスーパーマン(とジャスティスギャング)!
巨大怪獣やスーパーヴィランと壮絶なバトルを繰り広げるスーパーマン(とジャスティスギャング)!
アメコミヒーロー映画の醍醐味はプロレスチックなド派手なヒーローたちによる「ド派手な人助け」と「ド派手なバトル」だと思うのだけど、その両方をお腹いっぱい堪能できる快作である。
本作は脈絡もなく巨大怪獣が出てきて暴れたり、バトルが格闘ゲーム感覚だったりして子供向け要素が強い。まあ、赤パン姿でケープを翻して空を飛ぶヒーローが子供向けでなくてどうする、って話だけれど(笑)。
そもそも、天才アラン・ムーアの『ウォッチメン』や鬼才フランク・ミラーの『バットマン:ダークナイト・リターンズ』が出版されるまではアメコミは子供向け以外の何者でもなかったのである。
少なくともジェームズ・ガンは子供騙しの作品は作っていない。
彼なりのクセの強いやり方ではあるけれど持てる力を出し切ってスーパーマンという子供向けヒーローに真摯に取り組んだと思う。
あとはなんといっても自分にとって思い出深い『スーパーマン4 最強の敵』へのオマージュ(?)的なヴィランが登場してくれたことが嬉しかった!
なけなしの小遣いをはたいて映画館まで行ってモヤモヤしながら帰ってきた子供の頃の自分が今ようやく報われた気がする(笑)。
自分にとって世界最高の映画音楽であるジョン・ウィリアムズのテーマ曲のアレンジがメチャクチャ良かったので⭐︎半分プラス!
泣きました。
映画マニアです。多分3000本くらいは観ています。
私はSF・アクション専門ですが、ジェームス・ガン監督ファンですが、正直予告編見て、つまんない可能性が高いなと警戒していました・・・ちょっと軽薄な印象というか・・・。
大傑作でした。
ファンタスティックフォー(2025)も観て、大変感心しましたが、映画としてのレベルはこちらの方が上です。
(映画に上とか下とか言いたくありませんが・・・まぁ、両方観るといいですよ。)
娯楽作品であり、知的な体験でもあり。
フィクションが人間にとって、何故重要かが身に染みて分かる良作です。
過度に怖いシーンや性的なシーンもないので、友達・家族・知り合いと行くのも良いでしょう。私のように一人でも、ポロポロと涙を流すのも良いでしょう。
私の家は120インチのスクリーンと天井にスピーカーつけて、立体音響にもしてますが、本作を映画館で観て、本当に良かったです。
(その他)監督曰く、劇中の侵略国家はイスラエルをイメージしていないとのことですが、戦車はめっちゃメルカバMK4でした。(国旗も六芒星風だし・・・)
政治ネタなスーパーマン
78年版スーパーマン(主演クリストファー・リーブ)のイメージが強いため途中出てくる3人組ヒーローに、えっ誰!?て感じでしたが今のヒーロー物を見慣れている方には普通なのでしょうか。それ以外は新聞社に勤めるクラーク・ケントに恋人ロイス・レーンは相変わらずですが宿敵レックス・ルーサーはIT企業CEOという今風な仕上がりです。モデルは、あいつか・・・億万長者🤑、SNSでの印象操作。
他国に侵略する独裁国家(ボランビアだっけ?)党首の声がI国のN首相の声にそっくり!?
アメリカの同盟国であるボランビア国の暴走を止めようとすると世論の反発を喰らうスーパーマン←もう時事ネタ。
各国代表の円卓会議場面は国連かな。
しかしなぜか全体的に軽いなぁ・・・C・ノーラン監督「ダークナイト」のような重厚感は無い分、ところどころにギャグが散りばめられている。最新鋭飛行船を出すときのシャッターへのツッコミは笑える。
ガラスの監獄のイメージは何かの映画で観たような?
最後は時代劇のような、あっ これにて一件落着のような締めくくり。
上手くまとめられてよかったんではないでしょうか。
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