スーパーマンのレビュー・感想・評価
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ジェームズ・ガンの手腕
Marvelに押されがちなDCの状況打破のためか『ガーディアンズ』シリーズの監督ジェームズ・ガン投入。ただ、DC最初の作品となった『スーサイド・スクワッド』は正直不発、果たして今回は?と、注目しましたが、本作は如何なくその手腕を発揮です。
どうしてもDCにつきまとうシリアス路線のイメージから見事脱却。最近のMarvelにすら 見られない、愉快で楽しいスーパーマンが誕生していました。クリストファー・リーヴが演じた80年代のスーパーマン以来の傑作ではないでしょうか。
ジェームズ・ガン監督らしいあちこちに散りばめられたユーモアが楽しく、スーパーマン以外のキャラクター、特にスーパーマンの援護をするジャスティス・ギャングのヒーローたちのあまりのダサさも笑えます。
主演のデイビッド・コレンスウェットはまったく知らない役者さんでしたが、スーパーマン役が見事にハマっていたと思います。一方のレックス・ルーサーを演じたニコラス・ホルト。目が綺麗すぎて、とても悪い人には見えませんでした。
本作のヒットに触発されれば、また今後のDC vs Marvelが面白くなりそうです。
バレないかな?のドキドキ感とスーパーなワクワク感がない
デビッド・コレンスウェットは、初めて見たけどとてもスーパーマン!そこは期待を裏切られず良かった!でも、最近の映画はヒロインがあんまり綺麗じゃないのがなんとなく嫌だわ。もちろん、助けられるばっかりのヒロインでなくても良いけど、やっぱり見目麗しい美女にヒロインをやって欲しいというのは、ルッキズムで、オールドファッションすぎかな。
ストーリーは、今の時代背景をうまく使っているなとは思うものの、拗らせているギーク野郎が、スーパーマンに嫉妬しすぎてる泣き虫ハゲ野郎というのが、なんかイマイチ。確かに厄介な敵だし、規模感もでかいんだけど、私利私欲に走った個人対スーパーマンなので、なんとなく矮小化??
あとは、回転扉で着替えるとか、電話ボックスで着替えるとかのスーパーマンの「秘密感」が欲しかったなあ。ヒロインにも正体バレてるから、そこのドキドキ感がない。
Mr.terrificは好きだが、ジェームズ・ガンの動物好き、ミュータント好きが前面に出過ぎて、スーパーマン味が薄れた。ジェームズ・ガンは、ガーディアンズ オブ ギャラクシーの最終作辺りからつまらなくなってるのだが、大監督になったが故の忖度なのか、寄る年波で奇抜さが消えたのか…スーパーマンは地球の自転を逆回転させるくらいのスーパーさが欲しいっす。
ヒーロー映画かくあるべし
「ヒーロー映画とはこうあるべき」と言い切れるほど、非常に完成度の高い一本だった。
ジェームズ・ガン作品らしい一癖あるキャラ同士の掛け合いや、おしゃれで印象的な劇伴は健在。独特の“ズラし”が効果的で、観ていてとても気持ちがいい。
特にカメラワークは秀逸で、まるで漫画のコマ割りを思わせるカットが連続するかと思えば、長回しやスローモーションを駆使したケレン味たっぷりの演出も見どころ。ワンパターンになりがちなスーパーマンの戦闘を、巧みに盛り上げていた。
それでいて、王道展開も決して外さない。敗北、葛藤、そして復活——。ヒーロー映画の王道ストーリーラインを踏襲しつつ、「ここでこう見せてほしい」と思う場面を真正面から描き、しっかりと“ヒーローのカッコよさ”で魅せてくる。まさに期待を裏切らない展開で、気づけば感動で何ども目が潤んだ。
昨今は、時代の影響もあり、ダークでシニカルなヒーロー像が主流になりがちだ。そんな中で、誰よりも人を信じ、人々のためにまっすぐに戦う姿にはとても胸を打たれた。
こんな時代だからこそ、子どもたちにはぜひこの映画を観て、心から憧れる“真のヒーロー像”を胸に育ってほしい。まさに子どもたちにこそ届けたい「ヒーロー映画」だ。
やっぱりスーパーマン
悩める青年みたいな
表面的な作りかも
さすがのジェームス・ガン監督
社会問題の取り込み方が短絡的なのでは
スーパーマンというヒーロー映画の定番を正直、深く理解していないので、初見の気持ちで鑑賞した感想。
なにしろ、サブタイトル無しの潔い「スーパーマン」だ。今作の監督でもあるジェームズ・ガンをCEOに迎え入れたDCスタジオの第1作。こうした方向性でこれから作り続けるというフラッグシップ的な作品だ。
そして、この方向性はなんだか不安にさせるものだったのだ。
まず、2時間程度にまとめる必要からか、スーパーマンの背景はほぼ端折られていて、観る者は知っているという前提になっている。ここは賛否の分かれるところ。
ジャスティス・ギャングとは何者?スーパーマン以外にも地球外からきた宇宙人がいるのか?メタヒューマンとは人造人間なのか?何なのか?すべて説明はない。そこはファンなら理解できるよね、といった感じで感じ悪い。
コメディー的要素が差し込まれるが、アメリカンジョークでアメリカ人は笑えるのかもしれないがまるで面白くない。クスッと笑えたのはシャッターの件だけだ。
スーパーマンが地球にやってきた目的が明かされるが、当然SNSで流布されるフェイクニュースと思いきや本当なのか・・
独裁者が率いるある国が小国に攻め込むという現状の写し鏡のようなエピソードが挟み込まれ、小国でヒーロー視されるのがスーパーマンというのはあまりに短絡的すぎるのではないか。
クラーク・ケント(デイビッド・コレンスウェット)と恋人ロイス(レイチェル・プロズナハン)の口喧嘩もなんだかおかしいし、宿敵レックス・ルーサーの恋人とデイリー・プラネットの記者がつながっているのはあり?
と、なんだか気になることが多すぎてスカッとするはずのスーパーマンのエンタメに入っていけないのだ。
そして思ったのは、個人的にジェームズ・ガン監督のセンスが苦手なのだ。
ということは、今後のDCユニバース作品はあまり好みではないのかもしれない。
悩めるヒーロー。はそろそろ飽きた
良いところ
地に足ついたキャラクター
?なところ
圧倒的な強者に直接攻撃できる民衆
犬が雑すぎない?
スカッとしない
どうにもスーパーヒーローとやらがちょっと強いだけの人型兵器というだけで、便利な特殊技能レベルになってて、正直こんな程度に世界の平和を委ねていいのか?ほんとに。そういう意味ではルーサーの方がよほど理性的。まあ、そういう意味だと警戒しないとまずい程度に強く、どうしようもないほどには強くないという絶妙な配分。
とにかくこの映画はスーパーマンを悩める一人の人間に描こうとしてスーパーマンである理由が減ってる気がする。そのせいでスカッとするシーンを削るってるのはどうかしてる。あれだけ力なき存在の求める声が集まった中に登場しないってシナリオ的にはいいかもしれんけど、観客は求めてない。あんなもんはベッタベタな王道でいいんだよ。往年のあのテーマで颯爽と表れて微笑めばいいんだよ。
あと、よくあるシーンだけど突然悪役扱いされたキャラクターを攻撃する民衆って全く理解できない。目の前にいるのは人型の爆弾やぞ?しかも正義面しただけの悪意の存在、って言ってるんだけどなんで反撃されないと思えるのかわからん。SNSで叩いてる方がよっぽどまともな人間だよ。まあ、この作品では猿扱いだったけど。
’78オリジナルテーマ曲の功績大!
少年時代リチャードドナーのスーパーマンを観た時の興奮は忘れられません。スーパーマンの醍醐味はシューツと飛んで来て大ピンチの人々や猫などを助けまた飛んで行くカッコよさ!
本作はそんなワクワクシーンが少なく怪獣や超人とのバトルがメイン⤵︎
ところが私的Jウィリアムスの最高傑作あのテーマが流れると、条件反射的にワクワクが止まりません⤴︎
そしてオマージュエンドロールも最高です!
(ロゴも同じというのがウレシイ)
今回最大の敵はフェイクニュースってところが現代的でとっても良かったのですが、やっぱりジーンハックマンのなんか憎めないルーサーとオーティスの凸凹コンビの方が好きです。
どうかバンク好きの素敵なスーパーマンが他のDCヒーローと一緒にされません様に願うばかりです。スーパードック&ガールはイイけど
思っていたスーパーマンと違った!
ヒーロー映画代表
爽快感に欠ける
以下は完全なる私の好み(特に②)なのはわかってて言う
①「ヒーローとは?」みたいな話には飽きた。もうよくない、そういうの? そもそも赤いパンツはいた人だよ。悩んでるのが似合わないんだよね。
② スーパーマンにもヒロインにも魅力が乏しい。美男美女ではあるが、なんかね。こちらの心をクッと惹きつける何かが足りない。なので彼らが苦境に陥ってても「頑張れ」という気持ちが湧いてこない。
③ アクションシーンが楽しくない。スカッとしなかった。最初のバトルシーンから最後まで強度が変わってないのも要因の一つ。
④皆が言うように犬はよかった。特に敵のリーダーを倒すのを犬にやらせたのはナイスアイデア。あれをスーパーマンがやっちゃ弱い者いじめになる。逆に言うと犬が出てこないと退屈したのも事実。
⑤ その敵のリーダーがなぜあそこまでやるのかさっぱり。金儲けってこと? キャラクターが薄いのでラストで泣かれても「はあ、なに泣いてんの?」という気がしてならなかった。
⑥ パレスチナ(あるいはウクライナ)問題を盛り込もうとした意欲は買う。ただ、子供があそこまでスーパーマンを待望してるのに本人は別のところで戦ってるという構成はどうなんだろ。脚本を工夫して旗をもった子供の下にスーパーマンが「待たせたね」とか言って駆けつけるべきだったのでは?
現代的なスーパーマン
前半がもたつく。
もっと悩みもっと苦しみもっと強いスーパーマンが観たかった
【追記】2025.8.10
私的にはやはり変化球のジェームズガン監督が合わないのだろうなぁ……と思いました。。 かの監督にしては超真面目に創った作品なのに…である。ごめんなさい
では、どんなスーパーマンを観たかったのか…?
自分の存在意義をもっともっと悩み苦悩するスーパーマンを観たいのだ。苦しんで苦しみ抜く正義を観たいのだ。そしてその正義自体を疑う姿が観たいのだ。悩める大国アメリカ、病める大国アメリカを表すように…。
【レビュー】2025.7.17
《スーパーマンは移民》
と世界的(特に米国で自問自答するかのように…)に話題になっているこの映画。かの大統領はそんな事を知ってか知らずかスーパーマンの上昇する姿に自身の顔をはめ込む始末。 人の争いは終わらない…。。 ではスーパーマンなら⁇ しかしスーパーマンでも…。。 そんな作品が観たいのだ‼︎
そして日本でも外人排除のような雰囲気…しかし重労働や単純作業などの日本人がやりたくない仕事は技能実習生の名目で雇う日本の矛盾……
誠に申し訳ないが(わたくし的には)完全な子供用映画だと思う。先ず最初に簡単なスーパーマンについての説明が冒頭にある。そして今迄観たスーパーマンの中で最も最弱なのである。こんなに弱いスーパーマンを観たのは始めてである。
スーパーマン自身が悩むのはいいのだ。と言うより大いに悩んで欲しい…いや悩むべきである。そして正義とは何か⁉︎争いを阻止するとは何なのか⁉︎どんどん葛藤して欲しい。もっとスーパーパワーを持ってしまった事に対する葛藤を描いて欲しい。それが我々に響いて来るのだ。しかしこのスーパーマンの悩みは余りにも浅はかで立ち直りも早い。これではいけない。全く共感が持てないのだ。
そして唐突に出て来る怪獣やジャスティスリーグの様な訳の分からない奴ら。お笑いなのがスーパーマンとヴィラン(ウルトラマン)との闘いがテレビゲームの様に1Bとかの省略でリモコンのように手動で技を出す所。(まぁこれはパロディ部分なのであろうが)全てが何ともお粗末でつまらない。。
ホント申し訳ないが…。
頭脳は!腕力を!!打破する!!!
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