スーパーマンのレビュー・感想・評価
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無垢の「正義」
本編を観ながら終始気になったのは、なぜレックス·ルーサーはあれほどまでにスーパーマンを敵視するのか、ということ。ルーサーが象徴している、あらゆる欲望に突き動かされる「人」という存在に対し、損得無しに頑なまでに「正義」を貫くスーパーマン。
困っている人を助ける、その一点が時には軋轢を生んだり批判されることに。スーパーマンからしたら、いい事をしたのに批判とは心外だろう。ルーサーは、異星人であるスーパーマンの振る舞いから自分に唯一欠けている純粋無垢な「正義」を見て、なおのこと対抗心を募らせていったのではと。
あと、カイジュウとウルトラマン、ジャスティス·ギャングとチーズ、ではなくクリプトは…いりましたかね?やはりDCは
暗くて重いほうが(笑)これ、マーベルかな?ひょっとして実写版のアン○ンマンかと思いました。ルーサーとスーパーマンに絞って描いたほうがよかったような。
見たこともない命懸けパンクな映画でした🎞️
憎たらしい敵役は誰がどう見ても紛れもなく、やりたい放題のイーロン・マスクとトランプ大統領を連想させるサイコパスなキャラクターで、ジェームズ・ガン監督は僕らの代わりに痛快に思いっきり横っ面引っぱたいて、吠え面をかかせてくれましたデ(笑)
こんなに共感を呼ぶ、心優しく人間臭く、弱みだらけのスーパーマンは初めて見たよ
思えば、ガーディアンズオブギャラクシー3作目の撮影準備中にトランプ政権批判の発言が大炎上して圧力がかかり監督を下されるも、スタッフとキャストがガン監督じゃなきゃ参加しないと猛抗議して奇跡的に復活し、傑作を創り上げた過去があり、
DCスタジオのCEOになった今も、全て失うことも恐れず、リアルに世界中を覆い尽くす傍若無人な暴力などの不条理さに言い訳ひとつせず敢然と立ち向かっては叩きのめされ、その都度何度でも立ち上がっては、また全力で正面からぶつかってゆくスーパーマンの姿は、
ジェームズ・ガンその人に見えてくるからちゃんちゃら可笑しくて涙が滲んでくるよ
こんな傑作どう頑張っても、
嫌いになんかなれるもんか!
こんちきしょうめ(笑)
鑑賞動機:ジェームズ・ガン8割、ニコラス・ホルト2割
ピースメーカーさん、何やってんすか。
説明すっ飛ばして進むのはいい感じ。ニコラス・ホルトが悪役の貫禄だしてきて、かつ妬み嫉みを滲ませる。
怪獣が最初◯ティッチに見えモゴモゴ。
時に過去作(スナイダー版も含めて)思い入れもないので、まあまあ面白かったねおしまい。
個人的には(随所にらしさが出ているとはいえ) ガン監督は王道路線は他の人に任せて、変化球路線を行ってほしいけど。
TVに映ったアイツ
彼の作品にはいつも多くの動物(クリーチャー含む)が登場するが、犬だったり、リスやカメなどがちょこちょこ出てくる辺りはクスッと出来る。脚本を完成させる前から映画は作らせないというガン監督のこだわりで製作された本作、彼らしい軽いノリではあるが決して薄くない人物描写と、スーパーマンとしての葛藤、苦悩、本人の意図ではない情報の撹乱など、現代風の問題を反映させたストーリー展開はとても感情移入出来る。過去作を鑑賞しても結構スーパーマンは可哀想な目に遭ってたりするものだが、スーパーマンの始まりから描くのでは無く、"もう超人らが居る"という世界観でスタートする本作は、それら過去のイメージをそのまま引き継いでいる様だ。
まぁこの期に及んでスーパーマン完全初心者がいるかは分からないが、黄色い太陽の力とかクリプトナイトとか、相棒のクリプトとかをドーンと見せられても何のこっちゃ分からない人も居るだろう。スーパーマンありきで始めるところの問題点はそこだが、分かりやすくまとめていた為、"そういう物なのか"と鑑賞者も区切りが付けられるのではいか。個人的にはもう少し髪型をイジらてたグリーン・ランタンとの関係性を掘って欲しかったが、それらはグリーン・ランタンの単独ドラマなどで描かれるのだろうか。「ジャスティス・ギャング」の面々もこれから増えていく予定で、ジェームズ・ガン版「ジャスティス・リーグ」の実現もあると思うが、今の作り方ならば受け入れられる気がする。ヒット作はあるものの、全体的には成功とは言えなかった前回のDCEUも、新生スーパーマンの「マン・オブ・スティール」から始まり、「ワンダーウーマン」、「アクアマン」等を生み出したが、同じ過ちを繰り返さない為のテコ入れの為、ジェームズ・ガンの手腕で蘇らせて欲しいものである。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、「アベンジャーズ」等を経験してきた彼だからこそより慎重になるだろうし、マーベル作品との差別化狙っているはずである。マーベルは何と言っても映像が物凄い。何やかんや言ってもハリウッド映画の凄さが分かる。そのかわり人物描写がありきたりな程度な割にはですぐ超複雑なマルチバースに組み込まれる。一方でDCは何故かCGやVFXにそれ程魅力を感じない。今回はまだマシだが散々の結果だった「マーベルズ」の映像の方が鮮明に記憶に残る。DCのヒーロー映画は観始めると「あ、この映像の感じだ」といつも思う。それで笑いどころは少なくて意外と暗い。そのかわり人物描写は丁寧(一部除く)のイメージだ。さてこの2大アメコミを牽引する事になった彼がどういう戦略を立てるのか。その手腕やいかに。
最後に、彼の作品は特にユニバースとか複雑な事を置いておいても、過去の自分の作品のキャラを一瞬出させたりする傾向があった。例えばマーベルを一瞬クビになったヤケクソで作ったダークヒーロー・ホラーの「ブライト・バーン 恐怖の拡散者」には「SUPER/スーパー!」の凸凹コンビなどだ。それがなんと今回はアイツである。このシーンは1番笑わせてもらった。
DCの新たなシリーズの始まり
バランスはよい娯楽作だけど‥
強く異性を愛することが強い人間愛に昇華していく
本作は、アメコミスーパーヒーローの中でも人気が高いスーパーマンの最新作である。アメリカ第一主義への問題提起に代表される従来作とは異なる政治的要素を盛り込んだ視点でスーパーマンの正義の活躍を描いている。
スーパーマン(デビット・コレンスウェット)は、普段はデーリー・プラネット社の新聞記者クラークケントとして働き正体を隠している。彼の正体を知るのは恋人のロイス・レイン(レイチェル・ブロズナハン)だけ。彼の活躍はアメリカ国内に留まらず次第にアメリカ国境を越えた他国の紛争にまで拡大していくが、そのことの是非を問われるようになる。ロイスも同様だった。人々を救うという彼の正義感は揺らぐが、それでもなお、彼は満身創痍なりながらも巨悪に立ち向かっていく・・・。
本作の売りはアクションである。大空を滑空して敵を倒す姿は爽快だが、劣勢になっても挫けず懸命に戦う姿はスーパーマンの人々を救うという人間愛に溢れている。
「恋愛をしなさい。異性を強く愛することで他者を愛する気持ちが強くなり強い人間愛に昇華します」大学時代の哲学の教授の名言である。スーパーマンにはロイスという恋人がいる。ロイスへの強い愛がスーパーマンの強い人間愛の根源になっている。ラストの濃厚なラブシーンが二人の愛の強さを象徴している。
本作は従来の単純明快な勧善懲悪作品ではない。アメリカ第一主義という政治的要素を盛り込んで現代のリアルなアメリカを描いている。スーパーマンはそんなアメリカの中で苦悩、葛藤するが、彼はアメリカという枠を超えて人々を救うことを選ぶ。何故か。彼の正義の行使は人間愛に根差しているからだと理解できる。本作で民間人の子供を抱きしめるなどの彼の優しさが分かるシーンが多いのは彼の人間愛の証と言える。
人間愛に根差して分け隔てなく人間を救うからこそスーパーマンはスーパーヒーローとして時代を超えて愛され続けている。
本作は自国愛を超えた人間愛の大切さを我々、特にスーパーマンを生み出したアメリカに強く訴えている。
名シーンが多い
クリストファーリーヴのスーパーマンが大好きです。
ガン版はジョンウィリアムのアレンジテーマ曲もあり雰囲気を盛り上げてくれます。
作品自体は好みもあるでしょうが、私が推したいのは、
1、女の子を爆風から抱きしめて守る絵力の凄さ。
2、素朴な田舎くさい好青年キャラ。クリストファーリーヴを思い出す。
3、ファザコン、マザコンキャラ。リチャードドナー版と同じ。
3、終盤、スーパーマンの旗を持つ少年の演出。助けてやってほしいと心から思った。
4、クリプトの存在とキャラ。バカ犬は無条件に好き。
そんな所です。
気に入らないとか、乗れない部分もたくさんありますが、
例えば、なんか悩む、女々しい。しかしスーパーマン2もそんなキャラでした。またルーサーの大物なのか、小物なのか、わからないキャラ。これもジーンハックマンもそんなキャラ。もう少し捕まったあとに愛されキャラを残しといてほしかったけど。
どちらにしても、テーマ曲がそれっぽく、バカな純朴少年で、バカみたい人を救おうとする姿は、応援せずにいられません。
100点!
現代アメリカの世相世界に住むスーパーマン
スーパーマンはアメコミヒーローだということを、思い出させられた本作。他のアメコミヒーロー「超人」たちも存在している世界で地球外から来た彼はやはり異質という扱い。本作の監督は政治色を敢えて加えていると公言したが、なんだろな、スーパーマンが他国の紛争の仲裁ってのが何か不思議。
前半は正直フラストレーション溜まる展開。
ロイス・レインのキャラクターがよくわからない。既にクラーク=スーパーマンという設定だが、命懸けで戦ってくれている彼氏に対して、単に自分の記者としての欲をぶつけるだけの態度、超人がいっぱいいるから、既にスーパーマンの凄さ有難みが薄れている感じ。
それでもどこまでも誠実なスーパーマンを育てた地球の両親が素晴らしかった、という雰囲気。スーパーマンの両親は以前、ケビン・コスナーとダイアン・レインの時があって、あれは良かったなあ、と思い返したりして。
ま、やっぱりヒーローは勝つ、みたいな感じの作品に仕上がって、政治色って騒ぐほどシリアスでは無かった。
IMAXで鑑賞したのでエンタメ作品としての迫力は堪能しました。
楽しみにしてたのに・・・残念!
簡単に扇動され、自分達と違う者を迫害してしまう人類の愚かさや、迫害...
新生DCシリーズのプロローグ
今は、こうなってしまうのかな(涙)
クリストファー•リーヴの頃から大好きだったスーパーマン期待大で見にいきました。個人的にはとても残念で期待を裏切られた気持ちでした。SFである以上仕方ないのかもしれませんが特殊視覚効果合戦のオンパレード ストーリーは特殊映像と特殊映像との繋ぎでしかない(涙)も無ければヒューマンドラマ的な演出もほとんど感じることもありませんでした ただただ「映像凄いでしょう」的なそんな作品でした ヒーローとしてのスーパーマンは どこに行ってしまったのか 今スーパーマンを作品にするとこういう映像自慢作品になってしまうのでしょうか
「お金使ったから これだけやったよ」そんな作品で個人的には とても残念な作品でした。
途中中盤では盛上りも無く思わずスリーピングタイム😪 名作映画が重みを感じないで終わりかと思っていたらエンドロールの中盤からオーケストラ演奏
「ここで取り返すの?」個人的ですが なんかバランスの悪い作品に感じました。とても残念でした。
昨今の移民問題の流れ。 正しい行い。 良い行い。 各々が心がけまし...
ストレス溜まる! スッキリせん!
無駄な要素を排除してたのが良い
スーパーマンが炎上する話。
これまで何度も映画化されて描かれてきた
オリジン要素を排除したのがとても良い。
正直観る方も作り直されるたびに、
またこの展開を観ないといけないのか
と思うことがよくある。
今作はこれが全くない!
スーパーマンってこういう話だよね?
みんな知ってるよね?と言わんばかり
とんとん話が進んでいって
気持ちよく観ることができました。
話の題材もただの力比べだけではなく、
炎上にスポットを当てているのもよかった。
魅力的なキャラが多いのもよかったです。
さすがジェームズガン。
予告でグリーンランタン見たときは
こいつが?って思いましたけど
最終的には好きになりました笑
主演の人イケボだったし
ニコラスホルトのレックスもハマり役!
アクションもスーパーマンらしい
ハイスピードバトルが気持ちいいし
昼のシーンだから見やすい笑
ちょいちょいプチサプライズもあり
続きが楽しみです!
新しいユニバースに期待大!
DCエクステンデッド・ユニバースが一区切りし、新たなユニバースとしてのDC作品。
スーパーマンも散々映画化されてきていますが、今作は監督がジェームズ・ガン。いい意味で裏切ってくれました。
オープニングは、すでにスーパーマンが地球上で活躍している世界。そしていきなりの敗北。
スーパーマンといえば、数々のヒーローの中でも圧倒的な強さを誇り、別格なイメージがある中で、このスタートというのはなかなか衝撃を受けました。
しかも、今作のスーパーマン、完全無欠どころか悩みまくるし、逆ギレもする。バトルも他のヒーローの力を借りつつ困難を克服していく。
スーパーマンっぽくないと思えてしまう部分もあるものの、逆に非常に人間臭いところが魅力となり、つい感情移入してしまう。
そして、相棒?であるスーパードッグ クリプトの存在が大きく場を和ましてくれる。
BGMといい、ついクスリとしてしまう絶妙な笑いといい、終始ジェームズ監督っぽい作品でした。
個人的には、スーパーマンと同様にチートヒーローのイメージがあるグリーンランタンがヒーロー仲間としてサラッと登場させてしまっているのも驚いた。脇役で使うレベルのヒーローじゃない気もするが、いい感じに三枚目ヒーローでしたね☺
今後、ここから新しいユニバースが始まっていくのだろうけど、一時のアメコミ作品ブームが落ち着きつつある中、何とか軌道に乗せて欲しいなって思います。
個人的には今後の広がりに期待大です!
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