スーパーマンのレビュー・感想・評価
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ジェームズ・ガン監督によって描かれる、新生DCユニバース!!
《IMAXレーザー》にて鑑賞。
【イントロダクション】
地球での活動から3年が経過したスーパーマン/クラーク・ケントと、宿敵レックス・ルーサーとの戦いを描く。
ザック・スナイダー監督による『マン・オブ・スティール』(2013)から始まった一連のシリーズ、“DCエクステンデッド・ユニバース(以下:DCEU)”を打ち切り、マーベルの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを手掛けたジェームズ・ガン監督によって再始動した“DCユニバース映画(以下:DCU)”の第1作。
【ストーリー】
・3世紀前、地球に超人(メタヒューマン)たちがやって来た。彼らの登場により、人類は“ゴッズ・アンド・モンスターズ”の歴史を始める。
・30年前、クリプトン星からカル=エルが地球にやって来る。彼は、ジョナサンとマーサの息子として育てられる。
・3年前、カル=エルはクラーク・ケントとして新聞社デイリー・プラネット社に入社。正体を隠してスーパーマンとしての活動を開始した。
・3週間前、ボラビア共和国による隣国ジャルハンブルへの侵攻を阻止。合衆国政府の許可なく政治的介入をした事が問題になる。
・3分前、ボラビアの“ハンマー”と名乗る超人との戦いに敗れ、スーパーマンは初めて敗北する。
南極。ハンマーとの戦いにより負傷したスーパーマン(デヴィッド・コレンスウェット)は、飼い犬のクリプトの助けを借りて南極の氷の下に隠した結晶型の要塞にて治療を受ける。要塞内には複数体のスーパーマン・ロボットがおり、治療の際にスーパーマンは亡き両親からのビデオメッセージを閲覧するのが決まりだった。しかし、肝心のデータは後半部分が破損しており、彼が両親のメッセージの真意を知る事はなかった。
不完全ながら治療を終えたスーパーマンはメトロポリスへと戻り、ハンマーとの再戦に挑む。一方、スーパーマンの宿敵レックス・ルーサー(ニコラス・ホルト)は、自身の会社《レックス・コープ》の作戦司令室にて、ハンマーに指示を出してスーパーマンを圧倒する。ハンマーは、ルーサーの長年の研究によって生み出されたウルトラマンなる超人が変装した存在だったのだ。スーパーマンは再び敗北を喫した。
ルーサーはアメリカ合衆国国防総省(ペンタゴン)にて、役員らにスーパーマンの脅威を力説し、自身が組織した部隊“ラプターズ”によるスーパーマンの排斥を提案する。
翌朝、クラーク・ケントは自らが手掛けたスーパーマンの記事で新聞のトップを飾る。彼は密かに同僚のロイス(レイチェル・ブロスナハン)と交際しており、彼女はクラークの正体を知っている数少ない人物だった。彼女の自宅にて成り行きでインタビュー取材を受ける事になったクラークだったが、個人的判断に基づく政治介入やネットでの批判を指摘され感情的になってしまう。
一方、ルーサーは陽動の為にメトロポリスにKAIJUを放ち、スーパーマンが相手をしている間に部下のエンジニア(マリア・ガブリエラ・デ・ファリア)とウルトラマンを引き連れ、南極の要塞に侵入した。身体を自由自在に変化させられるエンジニアにより、コンピュータ内にある両親からのビデオメッセージが復元される。
スーパーマンは、超人部隊“ジャスティス・ギャング”のメンバー、グリーン・ランタン/ガイ・ガードナー(ネイサン・フィリオン)、Mr.テリフィック(エディ・ガデギ)、ホークガール(イザベラ・メルセード)らと共にKAIJUを駆逐する。市民から賞賛を受ける。
しかし、突如ニュースにて両親からのビデオメッセージが流され、彼の立場は一変する。破損していたデータの後半部分は、カル=エルに「地球人からの信頼を得て彼らを支配し、多くの妻を娶ってクリプトン人の遺伝子を新たな故郷である地球に根ざせ」という内容だったのだ。フェイクニュースを疑うスーパーマンだったが、それは紛れもない両親からのメッセージだった。世界は掌を返してスーパーマンを敵と見做して糾弾する。
両親が自分を地球に送った本当の理由を知り、愕然とするクラーク。彼は自首を決意してロイスに別れを告げ、政府から委託を受けたルーサーによって異次元空間“ポケット・ユニバース”へ連行されてしまう。
【感想】
面白いのは間違いないのだが、それと同時に鑑賞中幾度も不思議な感覚を覚える作品だった。
例えるならば、
《1なのに2、いや3を観ている感覚。だけど1!》という感じだ。
ジェームズ・ガン監督が、インタビューにて「アメコミヒーロー映画でもう観たくないシーン」として、①スパイダーマンがクモに噛まれるシーン、②バットマンの両親が殺害されるシーン、そして③スーパーマンこと赤ん坊のカル=エルがロケットでクリプトン星を脱出するシーンを挙げていた。そして、その言葉の通りに本作では一応のシリーズの第1作であるにも拘らず、大胆にもスーパーマンは地球にて既にヒーロー活動を開始してから3年が経過している。ざっくりとした経緯は冒頭のテロップで済ませて、いきなりスーパーマンの敗北から物語はスタートする。
こうした大胆な省略は、『スーパーマン』という広く認知されたキャラクターだからこそ出来たアプローチであり、改めてこのスーパーヒーローの偉大さを痛感する。
それにしても、本当に「こんなの続編でやるような話(出すキャラ)だろ!」という要素のオンパレードだ。
・物語開始早々、宿敵レックス・ルーサーの操るハンマーに“敗北”するというのは「3」。
・ロイスとは既に恋人になって3ヶ月が経過しており、自身の正体も知っている。また、彼女の家に出入り出来るというのは「2」。
・グリーン・ランタン、Mr.テリフィック、ホークガールからなるヒーローチーム“ジャスティス・ギャング”という他の超人部隊が登場するのは「2」。
・ハンマーことウルトラマンの正体が、実はクラーク・ケントのクローンであるというのは「3」。
普通ならば続編でやるような要素をふんだんに盛り込み、129分という映画としては理想的な尺の範囲内でキャラクター達のあらゆる魅力を描き切るその手腕は、流石マーベルで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを大成功に導いてきたジェームズ・ガン監督といった所。お見事です!
ヒーロー映画、何よりも正義の象徴とも言うべきスーパーマンらしく、人面救助シーンが随所に盛り込まれているのも素晴らしい。予告編で解禁されていた少女を救出するシーンの他にも、KAIJUとの戦闘の中でリスのような小動物まで救出する姿は新鮮。
また、ルーサーによる“次元の裂け目”事件の中では、メトロポリスの橋から車に乗った女性を助けるシーンに、原作が、そしてDCEUが目指していた“神としてのスーパーマン”というビジョンもちゃんと踏襲されている。崩壊した橋の土煙の向こうから差し込む太陽の光に照らされ宙に佇む姿は、まさに神が天から衆生を救わんと降臨したかのような神々しさ。
個人的に、本作で最も評価したいのが、「クラークが戦いを任せられる存在が居る」という事だ。私は、スーパーマン作品にはDCEUから触れた身なので余計にそう感じるのかもしれないが、スーパーマンは最初とても孤独に描かれていた。人々の危機を救えるのは自分しかいないからと、孤独を抱えながら絶えず救いを求める人々の元に駆け付けなければならなかった。
しかし、本作では既にグリーン・ランタンをはじめとした他の超人達が、共に地球の平和を守っている。だからこそ、スーパーマンやロイスは彼らを頼る事が出来る。
街を襲う異次元生物を「ただの異次元生物だから」とロイスの部屋から眺めるギャグから、侵攻されるジャルハンブルの人々の元にジャスティス・ギャングが駆け付けるシーンまで、とにかくスーパーマンが孤独でない事が示されるのが良い。
グリーン・ランタンことガイ・ガードナーがジャルハンブルの少年に向けて言った「悪いな坊や。スーパーマンの代打だ」という台詞は、本作一の名台詞だろう。
ルーサーの悪事がバレるキッカケが、恐らく散々見下していたであろう恋人のイブによる日々の自撮り写真というのは笑えた。あれだけのテクノロジーを有していながら、ネットリテラシーは低かった模様。
犬のクリプトのキュートな魅力は、これまでも自身の作品で度々動物や人外生物を描いてきたジェームズ・ガン監督ならお手のものか。スーパーマンの言う事を聞かずに暴れ回り、次元の裂け目事件ではペットショップのドッグフードを漁る始末。本来の飼い主であるスーパーガールにすら容赦なく突進する姿の自由奔放さが愛らしい。人間に服従するペットではなく、あくまでパートナーとして対等の立場で描く姿勢に時代性と監督の手腕が見て取れる。
【これ以上ない程のハマり役のキャスト陣が見せるアンサンブル】
スーパーマン/クラーク・ケント役のデヴィッド・コレンスウェットのハマりっぷりは、誰もが認める所だろう。明るいトーンで仕切り直されたDCUのスーパーマンとしてベストな人選だ。
青スーツの上に赤パンツという風貌が間抜けに見えないというのは、それだけでも凄い事である。何せ、DCEUでは作品のトーンや時代性から赤パンツは排除せざるを得なかったのだから。
ヒーロー活動開始から3年が経過しつつも、まだ青臭く向こう見ず、簡単に人を信用し、ネットの悪評に腹を立てるという未熟さも、彼の若々しいビジュアルにマッチしている。
宿敵レックス・ルーサー役のニコラス・ホルトは、『マッドマックス/怒りのデス・ロード』(2015)以来のスキンヘッド姿のインパクトもさる事ながら、スーパーマンに対する徹底的な妬みの姿勢も印象的。本作のルーサーは、そもそもがコンプレックスの塊であり、だからこそ、自身を批判した政治家や評論家、元カノまでポケット・ユニバースに幽閉する。大企業の社長として大成功していながら、決して満足する事のない人間の欲望の象徴でもある。
グリーン・ランタン/ガイ・ガードナー役のネイサン・フィリオンは、普段の素顔とはまるで別人な、特徴的なヘアスタイルとニヒルな笑みが印象的。メンバーからの不評も他所に、“ジャスティス・ギャング”という名称を名乗ってはリーダー的に振る舞い、ヒーローとしては些か粗暴な性格。しかし、スーパーマンに世間からの疑いが掛かった際に、逃げ込んだビル内で大衆から見えないようパワーリングでガラスに靄を掛けたり、ジャルハンブルに加勢に訪れる等、本質は間違いなく正義のヒーロー。パワーリングで、中指を立てた巨大な腕を出現させ、ボラビア軍を蹴散らす様子に、彼の性格がよく現れているのも楽しい。
彼単体、もしくはジャスティスギャングのメンバーで一本映画化してほしい程魅力的だった。
隠れた仕事人Mr.テリフィック役のエディ・ガデギも外せない。「情に流されない」や「ランタンを困らせたいから」と言いつつ、しっかりとロイスに協力してスーパーマン救出に力を貸す人情派。スーパーマンから度々地雷を踏まれて拗ねる姿も面白い。武器であり解析機でもあるT-スフィアも、思わず欲しくなる。
他にも、カメオ出演したジョン・シナによるピースメーカーや、ミリー・オールコックによるスーパーガールと、思わずクスッと来るような印象的なキャラクターの登場も楽しかった。
【総評】
装いも新たに、再スタートを切ったDCユニバースは、明るくユーモアに溢れた「これぞヒーロー映画!」という痛快な一作に仕上がった。ようやく、DCもマーベルに並ぶ実写映画化のヒットシリーズを抱えられそうで、今後控えている作品にも期待が持てる。
ところで、ハンマーに敗れた翌日の新聞の一面をスーパーマンに関する記事で飾り、ご機嫌な様子で出社するクラークだったが、初敗北を喫したのにあんな明るい態度で良かったのだろうか?(笑)
あぁー もっとクリプトが賢かったら
何度かそう思った愛らしい犬。犬なのか?
そして、まだ "人" として成長段階のスーパーマン。この "成長" とロイスの落ち着いた対応が良かった。声を出して笑いそうになるシーンが3回あった。ジェームズ・ガンらしい。
DCをよく知らない自分は何故クリプトがスーパードッグなのか?予告編で見たキャラクター達は悪か正義か?知らずに鑑賞。特に翼がある棍棒を持ったキャラは目を引いた。
鑑賞中にそれらがグリーン・ランタン、ミスター・テリフィック、ホークガールだと知る。敵キャラではなかった。ホークガールが何故空を飛べるかも解らないままだが、最近見た『ラスト・オブ・アス2』のイザベラ・メルセドだと気付いてニンマリ。
予告編2パターンだけは見たが、あえて下調べはしないようにした。
1978年『スーパーマン』は観てるのでロイス・レインとレックス・ルーサーは知ってる程度。
既に就職済みのクラーク・ケント。なんとアメコミキャラ最強の彼がズタボロで始まる!
登場人物が多いが無駄なキャラはいない。キャットとかデイリープラネット社の方々も。
2作目も有りそうでカル・エルの従姉妹がスーパーガールとして一緒に活躍するのか?(スーパーガールは2026年にやるらしい)
役者としてレイチェル・ブロズナハンとニコラス・ホルトはとても良かった。
疑問点が2つ
①「クリプトナイトが弱点だ、しかし地球には無い」と言ってたがなんで "それ" を知ってるか疑問。
②なんでルーサーはクラーク・ケントがスーパーマンだと気づかない(笑)?
ヒーローはレイシズムに抗う
ジェームズ・ガン「スーパーマン」まず、GotGと同じく弱点だらけのヒーローの苦闘を笑いを交えて描いていて、さすがの完成度。そして、トランプ、ネタニヤフ、ロシア、イスラエルへのカウンターになっているのが痛快。イーロン・マスクがモチーフのビィランに異星人と罵られたスーパーマンの怒りのセリフに感涙。
途中、スーパーマンを助けようとする、屋台の兄ちゃんが出てきて、このキャラクターはピタパンを売るムスリムなんだと思うけど、ジェームズ・ガンが言う「善良で優しい心を持った人物についての物語」を象徴するキャラでした。ジェームズ・ガン的には彼が最もヒーローなのかも。
映画の後に入ったお店のテレビでスーパーマン の監督のジェームズ・ガンの今作が移民の物語だという発言が波紋を呼んでいるというニュース。興行を考えれば避けた方が良い発言をあえて行ったジェームズ・ガンをリスペクト。
ジョン・ウィリアムズをリスペクトした音楽最高
1978年のスーパーマンは、劇場で観た。
地球の自転を逆転させた映像は、記憶に鮮明。
(んなわけないだろ、と思った記憶も鮮明)
その後何本か、劇場だか家だかで観たとは思うんだけれど、定かでない。
つまり、スーパーマンへのこだわりは、特にない。
ただ、ジョン・ウィリアムズ作曲のテーマ曲(マーチ)は大好きで、
最悪でもそれが聴ければいいか、と思って出かけた。
* * *
冒頭から、テーマ曲のさわりの引用/変奏(モリコーネ風味も加味)で歓喜。
その後も、特に後半、続々と変奏曲で興奮。
あとからサントラで調べたら、8曲でそのモチーフが使われてた。
前半より後半の方が面白いと思ったのは、
ストーリー展開だけでなく、これらの曲のなせるわざかも。
ただ、最後(エンドロール)はフルのマーチで締めてほしかったなぁ。
ちと残念(その分、☆-0.5w)
なので自分で、マーチをエンリピして補っております。
* * *
内容は、
まあ皆さんいろいろ書かれているので、
ワタクシごときがわざわざ言うほどのことでもあるまいと思うんだけれど、
重複してでも言いたいのは、
クリプト最高!
――あ、クリプトは、ワンコの名前。
それと(クリプトを中心に)
めっちゃ笑えた!
それから、「ジャスティス・ギャング」(かっこ仮、なのかな)の面々。
それぞれいい味出してた~。
そして、マイケル・ホルトの悪役ぶりの美しさ。
やっぱ、ヴィランが魅力的じゃないと、ね。
赤パン復活もヘンリー・カヴィル版の方が断然良かった。。。
2025前半戦〜DCの新たなスタートは、誰もが知るアメコミヒーロー・スーパーマン
私的にオンタイムで観る映画として、4人目のクラークケント
クリストファー・リーヴ世代ながら・・・
そのイメージをシリアスにしたヘンリー・カヴィルのスーパーマンが好きだったんですよね
ジェームズ・ガン監督率いる新生DC第一弾なので、何の予習も無しでOK
冒頭から活字でオリジン語られ本編へ
ん〜〜〜どうでしょう、、、
赤パン復活で、アメコミ風な感じなんですが・・・・
ガン監督なのにサントラの使い方イマイチで、見た目からカッコよくないモブキャラ続々。。。。
コミックに登場してるらしいが、ウルトラマンは無いわ^^;
この先のユニバースも期待薄かな、、、、
2023のフラッシュの方が断然面白かった〜別路線のバットマンに期待!
DCの新時代
予告の時点で面白そうな気はしていましたが、実際に見た感想はスーパー面白い神映画でした!
ガン監督が弱いスーパーマンを描いている事にもちゃんと理由があり、そこから立ち上がっていく姿はめちゃくちゃ涙腺が緩みました
特にスーパーマンの地球での父親である、ジョナサンとクラークとの会話は涙無しには観れません
ささきいさおさんが父親役なのも感慨深いです
そして、登場人物がみんな個性的で最高です
ジャスティスギャングのメンバーが素晴らしい!
グリーンランタンがちょっと生意気なのも面白いし、ホークガールはクールビューティーだし、ミスターテリフィックの頭脳派のところが合わさって正にギャングでした
ミスターテリフィックの戦闘シーンはガーディアンズのヨンドゥを彷彿とさせてテンション上がりました!
そして、レックスルーサーがしっかり憎たらしい
ニコラスホルトの演技力には脱帽です
これぞ悪役!
出るとは思ってましたが名前だけは平和なアイツ🕊️もチラッと登場
思わず声出して笑っちゃいました
今後のクロスオーバーにも期待大です
そしてそして何と言ってもスーパーマン!
強いけれども弱さもある、人間らしいキャラに仕上げたガン監督は流石ですね
どんなに非難されても、攻撃されても敵に立ち向かい、人々を救っていく姿はヒーローそのものでした
デヴィッドコレンスウェットは完璧なスーパーマンに仕上げてくれました!
他にも良いキャラがたくさんいますがネタバレになり過ぎるので…
久々にこんな面白い映画観ました
確実にDCは今後ますます盛り上がります!
最後にこれだけは言いたい!…
クリプトめちゃカワイイから観てみな 飛ぶぞ
古典が現代に生きるために
集中してないと見逃します
吹替えで見ましたがスタート時点から集中して文字を読まないと少しばかりストーリーが分からなくなるかもと思いました。
その後いきなり大音量と共にスーパーマンが登場します。
そして初登場のクリプトという名前の犬。
これがまたカワイイのです。
要所要所でクリプトは登場しますが笑えたりもします。
ストーリーは普通に面白いです。
敵役にはイライラしました。
絶対体力は無さそうなのに頭脳で戦う的な発想がよろしくない。
敵役らしく物凄く自分勝手ですし。
まぁ敵役なので当たり前ですね(笑)
最後にクリプトの飼い主が登場します。
ほんの少しだけですが(笑)
エンドロールの後も小ネタがありますので席を立つのは明るくなってからがオススメですよ。
明るいスーパーマン
私はDC映画の重たいような暗いノワールな雰囲気が好きだったんだけど、このスーパーマンは明るい!
スーパーマン自体のキャラクターもかなり人間くさい。
MARVELに寄った印象。
映画のボールを使った某戦闘シーンがガーディアンズギャラクシーのヨンドゥの最後の戦いに似てるなぁと思ったらあの監督か。
ルーサーをさっさと殺せばいいのにとイライラするがそこはお約束なのか?
あいつを殺せばかなり世界の危険がなくなるじゃんっていう。
けどやっぱりスーパーマンの世界は好きだし、また、映画が見られて嬉しい。
ただ犬を助けなきゃ!って慌てるスーパーマンに向かって「たかが犬のために?」的な発言をしたロイスは私の中でナシになったわ(笑)
普通に観て面白い。でも何で今どきスーパーマンなの?
スーパーマンマークに胸が熱くなる!
スーパーマンとの始めての出会いは
小学生の時でした。
ばあちゃんに
連れて行ってもらった懐かしい映画です。
「正義は勝つ!」
と純粋に信じていた子供の頃
スーパーマンを観て感動した事は
今でも鮮明に記憶に残っています。
自分も空を飛んでみたい!
と心から憧れました。
時は経ち
大人になって鑑賞した
「スーパーマン」
現代風にアレンジされてはいましたが
スーパーマンはスーパーマンでした。
正義をこよなく愛する姿は
子供の時に見たスーパーマンと
全く変わっていませんでした。
子供の頃は純粋でしたが
社会に出て様々な経験をする中で
いつしか
「正義が勝つほど
世の中単純じゃないよな。」
と思うようになっていました。
しかし鑑賞しながら
「それでも正義が勝って欲しい!」
と心の奥で願っている自分に
気づかせてもらいました。
やっぱり正義が勝つような
世の中であって欲しいですよね。
子供が立てた
スーパーマンマークの旗
涙が出るほど感動しました。
それにしても
レックスルーサー役の
ニコラスホルト
大熱演で凄かったです!
鑑賞後
しばらく脳裏から離れませんでした。
「ターミネーター2」の
ロバートパトリック
「ブラックレイン」の
松田優作など
悪役に凄みがあると
映画が引き締まります。
ニコラスホルト
大注目の俳優さんです!
強さと優しさと明るさと希望を兼ね備えた“S”の帰還
スーパーマン映画の最高峰はやはり、1978年のリチャード・ドナー監督&クリストファー・リーヴ主演の第1作目である。
これはスーパーマン映画だけではなく、今に続くスーパーヒーロー映画の礎を築いた記念碑的作品でもある。ヒーローアクションとしてだけでなく、ファンタスティックさやロマンチックさも格別。
なので、その後どんなに才ある監督や役者が挑んでも超える事は出来なかった。おそらく本作のジェームズ・ガンでさえも。
ならば、どれだけオマージュとスーパーマン愛を捧げられるか。その点、ジェームズ・ガンは魅せてくれた。
DCEUから新生DCUへ。その第1弾。
スーパーマンも設定もスタッフ/キャストもオールリセット。
となるとスーパーマンは何者で何処から来たのか誕生秘話を描くものだが、この鬼才は同じ事はしない。すでに“知っている”前提で話は始まる。
そもそも今更スーパーマンの設定を何一つ知らないなんて事ないだろうし。『ドラゴンボール』悟空の設定にもなってるし。
即ち今回は…
・スーパーマンの存在はすでに世界中に認知されている。
・スーパーマンとデイリープラネットの記者クラークとして暮らしている。
・もうロイスと付き合っている。
・ロイスはクラークの正体=スーパーマンである事を知っている。
・宿敵ルーサーと幾度も対している。
・ルーサーの陰謀をことごとく挫く!…のではなく、大苦戦…。
何と今回、スーパーマンの敗北シーンから始まる。墜落し、ボロボロに傷付いた姿…。
それだけではない。今回のスーパーマンはあらゆる面に於いて苦境に立たされている。
独裁国の侵攻に介入。その行動が問題視。超人/異星人だから許されるのか…? “あちら”の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でも問われたヒーローの存在意義をいきなり投入。
スーパーマンを支持する声も多いが、SNS上ではアンチ派が圧倒的。醜聞に踊る現代社会をチクリ。
誹謗中傷にさすがのスーパーマンも悩み、声を荒らげる。
さらに追い討ちを掛けたのは、南極の氷の下にある秘密基地に侵入したルーサーによって実の両親からのメッセージが復元。それは耳を疑うものだった…。
こんなにも劣勢が続くスーパーマンは珍しい。今回本当に勝利を掴んだのはやっと最後の最後くらい。
負けが続く弱いスーパーマンなんて見たくなかった…?
ちょっと待って。未熟者の成長が定番ながらエモーショナルに描かれている。それはスーパーマンとて同じ。
だからこそ、クライマックスでルーサーと対した時の台詞が響くのだ。
僕だって人間だ。悩む。落ち込む。朝起きて何がベストか考え、一歩を踏み締める。(←こんなニュアンスだったような…)
『マン・オブ・スティール』でもスーパーマンの内面に踏み込んだが、本作ではもっと、人間味深く。スーパーマンもヒューマンなのだ。
それを体現したのが、デヴィッド・コレンスウェットのフレッシュさと端正な魅力。歴代スーパーマン俳優に全く劣らない。まだ一本だけだが、個人的にはクリストファー・リーヴに次ぐほどドンピシャ。
政府もアンチ派で、そんな政府からスーパーマン退治を受けた今回のルーサーの天才っぷりは別次元レベル。…いや、本当にそうなのだ。
秘密のポータルを開き、“ポケットユニバース”を手中に。他のメタヒューマンや気に食わない者をそこの牢獄に。
改造人間を配下に。全身ナノテク武器のエンジニアも強敵だが、スーパーマンの戦闘スタイルを完コピした胸に“U”の文字の謎のアーマー。その呼び名は何と、ウルトラマン…! ガンのウルトラマン好きは有名で、我が日本のスーパーヒーローも参戦!…と思ったら、ただそう呼ばれてるだけで全くの別人。ちょっと期待してたんだけどね…。
代わりにKAIJUが登場。スーパーマンvsKAIJUは少年的ワクワク。
話が反れてしまったが、とにかく頭がキレる今回のルーサー。
あらゆる陰謀や罠を張り巡らせ、常にスーパーマンの数歩先を打つ。独裁国とも密約。
ルーサーが圧倒的に優勢でスーパーマンがずっと劣勢というのも初めてかもしれない。いや、これが本来のルーサーの実力/脅威なのだ。
だから最後、この憎々しいルーサーを挫いた時は痛快。
最後敗れたルーサーは絶叫するのではなく、悔し涙を流す。ベジータだってフリーザに絶望した時涙を流した。
これが印象的。歴代“おっさん”ルーサーと比べ比較的若いニコラス・ホルトだからこそ成せる業であり、巧さも光る。
苦境のスーパーマンだが、孤立無援ではない。
スーパーマンと記者としてインタビュー中口論にもなるけど、ロイスの支えと存在。時にはピンチの助けにも。演じたレイチェル・ブロズナハン、何処かで見たと思ったら、『アマチュア』でラミ・マレックの殺された奥さん役。
デイリープラネットの職場仲間も個性的。
スーパーマン以外のスーパーヒーローの存在も認知されている世界。“ジャスティス・ギャング”なるヒーローチームも登場。緑のタイツ姿じゃないが口の悪い俺様新生グリーン・ランタンやヴィランにしか見えないホークガール、リーダーの頭脳派ミスター・テリフィックはスーパーマンといいコンビになれそう…?
ここに最後、ポケットユニバース牢獄に囚われていたメタモルフォも加わり、新生DCUの“ニュー・ジャスティス・リーグ”の伏線…?
そして忘れちゃいけない“スーパーワン”ことクリプト。実写初登場。可愛いけど、なかなかな困ったちゃん。だけどご主人様のピンチに駆け付け人懐こく、やっぱり可愛い。最後ルーサーをボコボコにするのは痛快だけど、一応普通の人間だから手加減してあげてね。
ジェームズ・ガンが『スーパーマン』を撮ると聞いた時、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のノリで明るい娯楽作になるかと思ったら、『マン・オブ・スティール』ほどではないが前半は意外にもシリアス。スーパーマンの苦悩を綴る。
それを乗り越え、最後は爽快感溢れるカタルシス。
宇宙のならず者たちを大暴れさせただけあって、アクションやスケールは迫力たっぷり。ザック・スナイダーの重厚アクションにも負けない。
ガン流ユーモアは勿論。
オマージュも込めて。今回スーパーマンの登場や活躍シーンには必ず、ジョン・ウィリアムズの名曲のアレンジが掛かる。やっぱりスーパーマンと言ったら、あのテーマ曲。フル尺で聞きたかったくらい。
ジェームズ・ガンから溢れんばかりのスーパーマンLOVE。本作は“スーパーガン”でもあった。
クライマックス、独裁国に侵攻された国の人々や子供が“S”の旗を上げるシーンは胸打った。
スーパーマンが初めて我々の前に登場した時から、そして今も、“S”は象徴。
強さ、優しさ、明るさ、希望…。
それらを兼ね備えた僕たちのスーパーマンが還ってきた。
象徴としてのスーパーマン
「スーパーマン」というものを、単なる「アイコン」として理解してきた私。
当然、過去にスーパーマンを描いた映画やドラマ・アニメ作品はほぼ観ておらず、アメコミにもノータッチだが、様々なコンテンツやサブカルチャー作品の元ネタである、という程度のことはふんわり理解している50代の私にとっての「スーパーマン」は、まさに『象徴』。
ウルトラマンや仮面ライダー、各種アニメ・特撮、ロボットヒーローにも触れて来たが、スーパーマンについてはほとんど細かい知識がない分、困った時に助けを求める「神さま、仏さま、○○さま…」の並びに早々に登場する、正義の味方・ヒーローの『象徴』というのが私にとっての「スーパーマン」の捉え方である。
で、そんな私が観た本作。
真っ赤なマントをなびかせて大空を飛び回り、パワーが凄くて目からはビーム。青い全身タイツスーツに赤のパンツとブーツ、胸には大きく『S』のマーク。
そんな、いわばバカっぽいキャラクターをどうやって現代劇の中で成立させるか。(アメリカ人はさすがにバカっぽいとは思ってないのかな)
監督のジェームズ・ガンは、得意な下品ネタをほぼ封印し、自虐や必要以上のメタにも走らなかった。
冒頭、高性能なアンドロイドたちが怪我を負ったスーパーマンを皆で手で運ぶ、とか。
最新鋭の乗り物に乗るために、古いシャッターが開くのをじっと待つ、とか。
社長が散らかしたものをスタッフがよってたかって手で拾う、とか。
生みの親と育ての親の扱い、とか。
「デジタルとアナログ」「ハイテクとローテク」「頭脳と腕力」「神と人」「天と地」といった、対角線にある要素をあえて並立させることで、「スーパーマン」という今やある意味で時代錯誤的・メタ的な存在と化したキャラクターをこの世界で相対化した、という感じ。
だから「いかにもヒーロー」というシーンには、子供の頃から観てきたワクワクが蘇るし、「それでも一人の人」というシーンには、親近感も覚える。
ヒロインの女性も地味だけど良かった。
登場する他のヒーローたちは、いかにもジェームズ・ガン監督っぽいんだけど。もう少しキャラクターが立てば良かったかな。ジャスティス・ギャングは、それぞれ具体的にどういう力なのか分かりにくかった。(あとホーク・ガールの悲鳴みたいなの、アレはなんかイヤだった)
どちらかというと、少し高めの年齢層向けの作品かも。
そして、まったくスーパーマン(特にアメコミ版)を知らないと、(ストーリーはわかるけど)ちょっと置いてかれる感はあるかな。
不安な方はその辺りの識者が予習動画を上げてるので、それを事前に見ておくといいと思う。
音楽もカッコいいんだけど、聞き慣れた(数少ないスーパーマン情報の一つでもある)ジョン・ウィリアムズ作曲のあのテーマは結局流れない(アレンジしたBGMのみ)ってのは、やっぱり寂しいかな。
でも、ちゃんとジェームズ・ガンらしいジョークと愛情、そして「人助け」に溢れてる作品だし、ヒーロー映画としてすごく楽しめる。
原作を全く知らないことに気付かされました
スーパーマン新時代!
スーパーマンの苦悩、愛犬クリプトの登場など新しいものを取り入れて最高のスーパーマンでした!クリプトが、最高に可愛いくて愛くるしかったです!新機軸のスーパーマン、スーパーマン史上…最高傑作です!いとこのスーパーガールも登場!最高の一時でした!
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