劇場公開日 2025年7月11日

「スーパーマンの人間宣言」スーパーマン Mr.Tさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 スーパーマンの人間宣言

2025年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

楽しい

ジェームズ・ガンが監督に就任した時はものすごく不安だった
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは素晴らしい作品だ
ただ彼は主流でなく、亜流であり、奇をてらったカウンターという認識があったからだ
どちらかというと負け犬たちの逆襲が上手い人って考えていた
ところがお出しされたものは、王道中の王道のエンタメだった
マジか!こんなド直球投げられるのねって感じです
人を助けるスーパーヒーロー!まさにザック・スナイダーの真逆(笑)
もちろんやたらシリアスで人を近づけない神のごときスーパーマンも嫌いではないけれど・・
僕もあなたと同じ苦悩する人間だと言ってくれる方が今の時代には合ってるのかなと観ながら思ったのは確か
それにこの分断の時代にはやっぱりすべての人を分け隔てなく助ける人間を見てみたい
たまには子供だましの勧善懲悪も良いじゃないと思えた

本作のレックス・ルーサーはおそらく移民反対の暗喩なのかもしれないが、深く掘り下げていないから薄っぺらい
絶対的な正義に対して自分がなんだかすごく嫌な奴に見えてひどく居心地が悪いみたいな感じのことは言うけれど・・
もしかしたら、地球、アメリカに彼なりにものすごく愛着があるのかもしれない
そういった側面があれば異星人にほしいままにされたらやっぱり反発してしまうかも
スーパーマンとの対決に敗れた後に流した涙に色々な意味を勝手に感じてしまった
ただ単に泣くほど悔しかったのかもしれないが(笑)

ジャスティス・ギャングの面々も面白かった
いつものガーディアンズって感じ
ミスター・テリフィックのキャラクターはすごく気に入った
クールなんだけれど、やたら人間くさかったり、台詞がたまにダサいのが最高

そしてもう一人の主人公クリプトもやっぱり最高で、
懐いていないってよりもスーパーマンとは対等って感じで相棒感がありました

個人的にはすごく楽しめた
どんなに忙しくても、本国の評判が悪くても劇場に観に行けば良かったと後悔した

Mr.T
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