「スーパーマンは赤パンツじゃないと!」スーパーマン きのこさんの映画レビュー(感想・評価)
スーパーマンは赤パンツじゃないと!
アメコミヒーローの中でもスーパーマンが1番好きで、やっと観に行けました。
予告でスーパーマンが赤パンツ履いてるのを、久しぶりに見て、テンションめちゃくちゃ上がった!
やっぱり、スーパーマンは赤パンツじゃないと!!
ストーリーはというと、今の世の中を反映してて、改めて考えるほど深いというわけでは無いけど、シンプルにそうやんな、ほんまにそうやと思う!と大いに同意できる分かりやすいメッセージが込められているのが良かったと思いました。
最後に、ルーサーに自分を「人間だ!」と言い切るスーパーマン、最高にかっこよかった!!
「良く分からないマイノリティなもの」に自分が勝てないと思うと、たとえ相手に戦う意思が無かったとしてと、どうしてもそれを攻撃したくなる人が差別を生んでると思うから、ルーサーのキャラクターはほんとに良く出来てるなと思いました。
ただちょっと残念だったのが、キャラクターがいっぱい出てきて面白かったけど、スーパーマンの映画なんやから、もうちょっとスーパーマンを描いてくれ…というところ。
スーパーマン好きなので、これやとスーパーマンが全然足りない。
あと、街の人が間抜け過ぎないか?
めっちゃ大きい怪獣おるやん?なんで逃げへんの?あほなん笑??
お陰で、人が落ちてきたものとか怪獣の足で潰されそうになる→それをスーパーマンが支えて救うというシーンがやたらと多い気がした。
そういうシーンはスーパーマンでお決まりやから、絶対に必要やけど、普通に戦ってるとこもっと見たい!
赤パンツのスーパーマンはやっぱり最高やし、愛すべき駄犬クリプトは可愛いし、それとの掛け合いも面白かったし、ジョン・ウィリアムズのスーパーマンのテーマがいっぱい使われてたのも良かった!
でも、スーパーマンが足りないのと、一般の人がツッコミどころ満載すぎるのが気になって、手放しで「最高に良かった!」と言えないのが、ちょっと勿体ない映画でした。