「悩めるヒーロー。はそろそろ飽きた」スーパーマン 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)
悩めるヒーロー。はそろそろ飽きた
良いところ
地に足ついたキャラクター
?なところ
圧倒的な強者に直接攻撃できる民衆
犬が雑すぎない?
スカッとしない
どうにもスーパーヒーローとやらがちょっと強いだけの人型兵器というだけで、便利な特殊技能レベルになってて、正直こんな程度に世界の平和を委ねていいのか?ほんとに。そういう意味ではルーサーの方がよほど理性的。まあ、そういう意味だと警戒しないとまずい程度に強く、どうしようもないほどには強くないという絶妙な配分。
とにかくこの映画はスーパーマンを悩める一人の人間に描こうとしてスーパーマンである理由が減ってる気がする。そのせいでスカッとするシーンを削るってるのはどうかしてる。あれだけ力なき存在の求める声が集まった中に登場しないってシナリオ的にはいいかもしれんけど、観客は求めてない。あんなもんはベッタベタな王道でいいんだよ。往年のあのテーマで颯爽と表れて微笑めばいいんだよ。
あと、よくあるシーンだけど突然悪役扱いされたキャラクターを攻撃する民衆って全く理解できない。目の前にいるのは人型の爆弾やぞ?しかも正義面しただけの悪意の存在、って言ってるんだけどなんで反撃されないと思えるのかわからん。SNSで叩いてる方がよっぽどまともな人間だよ。まあ、この作品では猿扱いだったけど。
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