「梅干し食べて"スッぱまん"」スーパーマン JUUUNさんの映画レビュー(感想・評価)
梅干し食べて"スッぱまん"
近所のTOHOシネマズでは、「鬼滅の刃」新作の煽りを喰って、1日の上映が字幕版・吹替版でそれぞれ1回づつになってしまい、なかなか上映時間が合わなくて、やっと鑑賞することができました。
さて、今まで何度もリブートで映画化されてきた「スーパーマン」ですが、良くいえば今までで一番人間らしく描かれていたような。
悪くいえば、ある意味ヒーローらしくない。短気ですぐ怒るし、すぐ怒鳴る。で、敵役のレックス・ルーサーも輪をかけて顔面ドアップで怒る、怒鳴る。もうちょっと冷静にならないとね〜 と思ったのは私だけ?
スーパーマンの生い立ちとかは少しだけナレーションで触れるだけ。それに何故かいろんな超人が当たり前に存在する世界観。スンゴイ端折り方。
巨大怪獣まで出てくるし、もう何でもあり。アメリカ人にはこういう映画が受けるのかな?
今の時代を反映して、スーパーマンが戦っているのに群衆は逃げまどうことなくスマホで撮影していたり、スーパーマンがSNSで炎上したり、彼もSNSでの評判を少し気にしてたり。
それにしても、レックス・ルーサーさん。あんな財力があって戦闘部隊まで結成し、頭脳も異次元空間まで操れるほどの天才なのに、なんてまわりくどい間抜けな作戦なのか・・・。
そんなルーサーさんも狂犬クリプトには勝てませんでしたけど。
ほっこりしたのは、スーパーマンことクラーク・ケントが育ての親の家で父親とベンチで会話するシーン。不覚にも泣きそうになりましたよ😭
あ、そういえば、猿がSNSに誹謗中傷の書き込みしているシーンは、まさしくそういう人たちはサル以下だと揶揄しているのかな。
そんなわけで、映画としてはクリストファー・リーブ主演の1作目には勝てませんでした、という感想です。