劇場公開日 2025年7月11日

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「彼がスーパーマンである所以」スーパーマン 毛糸さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 彼がスーパーマンである所以

2025年7月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

本当の両親の壊れた動画を繰り返し見ていたスタートから、ラストは育ての親が注いでくれた確かな愛の思い出にうっとり浸りながら癒しを得てるのすごくいい変化だった

クリスタルの宮殿でピカピカのロボットに世話されてるスーパーマンはやっぱり異星人で、データに残る両親がそう望んだから人を救ってるんだって恋人に言うけど苦しそうで。
でも実の親が言っていたことはそうじゃない、支配しろその力がある、と示されてもそうはしなかった。
彼が人を救うのは血筋でも生まれ持った善性でもなく、愛を注いでくれた育ての親のおかげだったんだね
愛され方や大事にされ方を知ってるから、あれだけ強大な力や人と違う能力があっても隣人でいられるんだ

今では自分がそうありたい、そうしたいという思いからスーパーマンをやってるってのが分かる展開で良かった

全体としてスーパーマン初心者(?)にはちょっとレベル高めだったと思う レックスルーサー、クリプトナイト、ジャスティスチームとかサラッと出てるけど説明ほぼないし。
本筋はそこじゃないからこのくらいサーっと描かれるのでちょうどいいけど、ルーサーの掘り下げはもう少し…欲しかったかな
何であんなに幼くて必死なのか、良く分からなかった

クリプトは良かったよね〜犬!
めちゃくちゃ犬っていう事前情報があったけど、犬だった

全体を通してSNSというか情報の扱われ方が印象的。
スーパーマンの人気も、疑惑の拡散、国家のやろうとしていること、ルーサーの思惑、etc
視聴者として情報を持っているから流されて煽られているのが分かるけど、この断片しかもたない状態で判断しろと言われたら何も分からない。誰が善で誰が悪か。
誤解させるのも誤解を解くのも簡単で不気味な世の中だなと思った

毛糸
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