劇場公開日 2025年7月11日

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「ガン監督は預言者かな?」スーパーマン とむこさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 ガン監督は預言者かな?

2025年7月20日
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鑑賞方法:映画館

私の情報が間違っている可能性も大いにあるので、話半分で聞いて欲しいが、この映画がクランクアップしたのは去年(2024年)だという。トランプが大統領に就任したのは今年の一月だ。そして半年が経過し、世界はDCコミックもびっくりな混乱の中にある。スーパーマンがあまりにタイムリーな内容なので、ガン監督は預言者なのかと思った。

さて、内容だが、ガン監督らしいギャグと気持ちのいいキャラが豊かにつまった内容で満足感がすごい。違和感といえば、あまりにスーパーマンがおバカなので、けっこう真面目に不安になり、まわりの人がかわいそうになったこと。でもガン監督はスーパーマンを『人』として描くことに多分注力したはずで、なんでこんなルックスだけよくて、脳みそまで筋肉みたいな、善良な精神を持った宇宙人が『ヒーロー』たりえるのか、という視点からこの物語を作ったのかな、なんて善意的に解釈してみた。超美でしかも頭もいい恋人のロイスが、なぜスーパーマンのことをここまで愛しているのか正直よくわからないが、多分『顔がとにかく好み』とかどうしようもない事情によるのだろうと思う。人の好みはミステリーだし。
ニコラスホルトはアバウトアボーイから大好きで、MENUにも出演、最近大抜擢でとても嬉しい限り。敵役良かったです!!!
グリーンランタン演じるネイサンフィリオンはテレビドラマの『ルーキー』そのままという感じで、グリーンランタン史上一番好感が持てました。
テリフィックは一番頼りになるイイ奴で、頑張る彼を見てる時が胸熱でしたね。ホークガールも凶暴でキュートなところが好き。
各所でスーパーマンより話題になっているスーパードッグのクリプトは噂に違わずいかしたキャラクターで、この映画の支柱になっていることは間違いない。ガン監督の🐶をモデルにしているとのエピソード込みでありがたい存在。

普段アメコミ系は見ない私も夢中になる2時間だったので、ぜひおすすめの意味を込めて⭐️5つ。惜しむらくは『鬼滅の刃』に大きな映画館をとられて、ちいさな箱しかなかったこと。今の日本ではこれが現実なのだ。

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とむこ
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