「悪役がもう少し重みのある人ならなぁ」スーパーマン 豊島区のはずれさんの映画レビュー(感想・評価)
悪役がもう少し重みのある人ならなぁ
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クリストファー・リーブのスーパーマンの印象が強く、その後、制作された映画に関して物足りなかったのですが、今回は結構見ごたえがありましたね。今のアメリカを中心とする国際情勢を反映した感じのストーリーとか、スーパーマンが怪物と戦っているのに、すぐそばでスマホでの撮影をやめない野次馬とか、スーパーマン自体は非現実なことですが、彼が活躍する環境に、現状を皮肉っている感じがありますね。一番笑ったのは、レックス・ルーサーの指示で嘘の情報を拡散しているのがサルという設定。
スーパーマンは赤ん坊の時に隕石に乗ってやってきて、そのまま地球で育った訳ですけど、それを正式な手続きをとっていない不法移民みたいな見方をしているのが、興味深かったですね。悪役が、世の中のため、みたいなことを言って、結局自身の金儲けが目的だとかも。
クリストファー・リーブのスーパーマンの時のレックス・ルーサーは、ジーン・ハックマン。今回のは四千頭身の都築みたいな感じで、彼がレックス・ルーサーだと認識するまで、少し時間がかかりました。もう少し、重みのある人の方がよかったかな。
映画館の横の壁にも投影されるScreenXで見たんですが、映画館の正面のスクリーンがシネスコサイズなのに、作品の画面がビスタサイズだったために、正面スクリーンの映像と、左右の映像が一体化されておらず、それが残念でした。
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