「全てはルーサーの恐怖と嫉妬から」スーパーマン 林隆之さんの映画レビュー(感想・評価)
全てはルーサーの恐怖と嫉妬から
バカ犬がノイズだとか、ルーサーはあんだけテクノロジーがあるなら先に世界征服しろとか色々言われていて不安な気持ちで見に行ったけど概ね満足して楽しめました。
正直ルーサーのスーパーマンを分析した戦術を打ち破るのは無理で、まさしくノイズであるであるバカ犬クリプトの乱入か必要だった。
ルーサーの行動も
「独裁者と組んでレアメタルや石油やら埋まっている隣の貧乏な国を手に入れる」
ために邪魔なスーパーマンを排除するのではなく、逆にスーパーマンが怖くて憎くてなんとしても殺したいから
「スーパーマンが介入してくる事件を起こし」
「情報操作で徹底的に貶めて」
「国家公認でぶちのめして捕まえてから無様に殺す」
計画を立てたのが最後の対決シーンの言い合いで分かる。
どこでもドアみたいなポータルや異次元空間の牢獄(コントロールミスるとブラックホールが地球を飲み込む危険あり)作ったり、スーパーマンのクローン作ったり巨大怪獣作ったのも全てはスーパーマンを殺すため。
……たぶん自分と同じ「過剰な怪物(ルーサーは知性、スーパーマンは肉体)」なのにヒーローとして持て囃されるスーパーマンへの嫉妬が全ての始まりだったんだろう。
Mr.テリフィックが意外と熱いキャラで活躍シーンが良いのと、自作の飛行メカの格納庫が「お金が足りなくて」普通の巻き上げシャッターだったり、最後のおまけシーンで地割れ(実際は次元の裂け目)を修復した跡が不揃いなのを「う~ん?」と不満そうに見るスーパーマンに「やり直せってのか?」とキレるシーンも楽しかった。
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