「人間らしい?スーパーマンに刮目!」スーパーマン 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
人間らしい?スーパーマンに刮目!
色々とツッコミどころあれど、やっぱりスーパーマンは憧れの正義の味方でした。今回の映画では、そのスーパーマンが結構弱い笑。最初のシーンは、戦い敗れて南極の地に倒れるところから。そこにマッハで現れたわんこのクリプト(スーパーマンの言うことをあまり聞かないやんちゃな犬笑。ただし大事なところでスーパーマンを助ける。偉い!)。意外なスタートなので、スーパーヒーロー的展開ではないと察知。それ以降は色々と悲喜交々。勝ったり負けたりハラハラドキドキです。敵になるラスボスは、天才的な富豪で、その周りを固める超人たちはめちゃくちゃ強い。最終決戦の際、スーパーマンのクローンまで作るのですから計り知れない能力を持っています(そのラスボスの目的はやっぱり世界征服!)。ラスボスは情報操作を駆使してスーパーマンを追い詰めますが、まさに現代の悪意を含んだ情報操作を彷彿とさせていて、怒りが出てきました(大衆は情報の真偽を見抜く力を持たなくてはならない!)。それでも最後に悪党に勝ったのは、スーパーマンの人類に対する愛の力なのでしょう。スーパーマンの口から人間は不完全であるというようなセリフが出てきますが、まさにこのスーパーマンも不完全で未熟な立ち位置から、力強く成長していくと言う意味では、実に今回は人間的な設定が濃厚でした。それが故に、単に強いスーパーヒーローが悪をどんどん倒していくというイメージはありません。それでもたった一人でも徹底して守り抜くという正義感は不滅です。それはスーパーマンに対する変わらない憧れの原動力なのでしょうか。いずれにしても精神的に成長していく姿も秀逸でした。
追記 スーパーマンとヒロインの熱いキスシーンも見どころですのでぜひ見てほしいです笑。
スーパーマンの人間愛と優しさが際立っていました。
監督は反トランプ派なので、トランプ大統領の自国第一主義を逆手に取って、自国愛を超えたスーパーマンの人間愛と優しさがgoodでした。
ラストの濃厚なラブシーンから、恋愛は人間愛に昇華するという大学時代の恩師の言葉を思い出しました。
追伸です
私事で恐縮ですが、8月以降は、Windows10PCからWindows11PCへの移行、現在は価格.comから映画.comIDへのアカウントの引継ぎに苦戦しています。
パスワード文字種類の規格が違うので引継ぎは厳しそうですが、天邪鬼な私としては妙案を考え中です。多分、アカウント変更になるので、過去レビューなどは引き継がれず、ゼロスタートになりそうです。
その節はご迷惑をお掛けすると思いますがご容赦下さい。
では、また共感作で。


