「今度のスーパーマンはピュアです。」スーパーマン ヤマッチさんの映画レビュー(感想・評価)
今度のスーパーマンはピュアです。
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今作のスーパーマンは無敵じゃないです。映画は敗北で始まります。ネットではバッシングされ落ち込んだり、カッとなったり、正義の在り方に揺らぐ姿は多くの人々とそう変わりありません。
しかし、この映画自体はスーパーマンの正義を冷ややかなものとはしていません。自分が正義を選択してその責任を持つことが大事という純朴な姿を描いてます。
この純朴さが、ちょっと心配になるくらいに抜けていてます。
最近のDCコミックヒーローは孤独感を抱えて常に葛藤しながらダークさを持った設定でした。しかし、本作は原点の強く正しくたくましくでもどこか人間くさい人物像には、評価が別れると思います。
本作の更に異なる点は、スーパーマン単独だけでなく、「ジャスティスギャング」と名乗る(まだ正式名ではない様子)キャラクターが登場します。危なっかしい正義集団がいることでよけいスーパーマンを際立たせる役割にはなっています。やり過ぎレックスルーサーも更に拍車をかけています。
気楽に鑑賞できるファミリー映画です。
当然、続編またはジャスティスギャングシリーズ展開は既定路線のようです。
最近は自国ファーストという思考が言われますが、鑑賞者それぞれが思う正義を再認識させてくれる作品でもあります。
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