「やっぱリーヴには敵わないな」スーパーマン かぜさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱリーヴには敵わないな
1978年のドナー版を彷彿させるとの評判なので、初日翌日の早朝IMAXに勇んで見に来ましたが、昨今の世界情勢を考えるとスーパーマンもこんな感じでしか描けないのかと言う感じ。あまりにもセンスのない日本版の映画ポスターを見て嫌な予感はしてましたが的中してしまいました。今回のスーパーマンもそんなに悪くもないんだけど、クリストファーリーブのナイーブで品があって、スーパーだけどちょっと不器用で朴訥したキャラには敵わない。(そのイメージはその後の彼の代表作「ある日どこかで」に繋がるんですが)
唯一笑えたのはバカ犬のクリプトの破天荒ぶり。スーパーマンが、名前ほどスーパーでなくて、痛めつけられたり、クヨクヨ悩んだりするところが現代風と言えばそうなんだが。スーパーマンはリーブのドナー版と2作目のリチャードレスター版で終わりました。ロイス・レーンとメトロポリスの夜景の中をデートする4K修復版を大画面で再見したいなあ。
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