「スーパーナイスガイ!」スーパーマン Kさんの映画レビュー(感想・評価)
スーパーナイスガイ!
最終局面、『Dr.スランプ』で千兵衛さんが「アラレ!あのオジサンとプロレスごっこしてあげなさい!!」みたいな事を言っていた事を思い出した。イノセントな超暴力は最高の切り札だ。とにかく「カワイイは正義だ!」という事を見事に映像化していた。
予告編の段階で、「さすがのジェームズ・ガンも大ネタを扱うとなると真面目な映画を撮るか」と思っていたが、飄々としたスットボケとエモさの乱高下。控えめだけど抜群のポップミュージック使い。まごう事なきガン作品になっていた。
途中ちょっと停滞感、中だるみを感じなくもなかったが、観終わった時に「スーパーマンってなんてナイスガイなんだろう♡」という猛烈な多幸感を得られた。
前のユニバースではチョット間違ったら最凶の敵になるヤバい奴という位置付けだったので忘れかけていたけど、もともとスーパーマンって超快男児っていうキャラクターだもんね。どんな乱戦の中でも人命を最優先する優しい男はカッコいいし、好きになっちゃうよ。こういうのが観たかったんだ。
アッチもコッチもユニバース疲れしちゃってるけど、新体制のユニバースには期待が持てるかな?
ワガママをいうとジョン・ウィリアムズのオリジナルスコアが最後に聴きたかったな。
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