「ヒーローも難しくなったもんだ」スーパーマン しげちよさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒーローも難しくなったもんだ
スーパーマン、小学生の頃観た最初のスーパーマンの映画は子供ながらに悪に立ち向かう正義のヒーローと、希望に満ちたアメリカの格好良さににシンプルに感動と興奮を覚えた記憶があります。
今回観た映画館では子供は少しだけ。時は流れます。
スーパーマンの正義が揺らぎ、世論に翻弄され、それでも善を信じて悪と戦う。昔は正義と悪って感じでしたが
今は何が正義かは複雑になり、必ずしも正義と善はイコールじゃなくなって、正義の敵が悪とも言い切れない感じがしました。なにを拠り所に前に進めば良いのか。ヒーローも気持ちが折れそうになるよなあ、でも自分を信じて最後までやり切るスーパーマンに畏敬の念を抱きました。
さすがスーパーマン。
期待を裏切らなかったものの、なんだかスキッとし切らない、もやっとするものが残る物語でした。
自分が子供の頃みたいに今日観た子供達はスーパーマンに
憧れて毛布をマント代わりに羽織ったりするのだろうか。
そんな事を思いました。
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