劇場公開日 2025年7月11日

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「ジェームズ・ガン色満載」スーパーマン Ashura5さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 ジェームズ・ガン色満載

2025年7月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

大好きだった、ひたすらシリアスなザック・スナイダーとクリストファー・ノーランのコンビによる『マン・オブ・スティール』から、振れ幅の大きい本作。
あの作品のシリアスさ故か不評&尻切れトンボとなったDCEU(DCU?)のリセット作品として、おふざけ満載ながらもぐっとくる人間ドラマが散りばめられた、まさにジェームズ・ガン色全開の良作でした。

物語は、「みんなスーパーマンの出自や世界設定くらい当然知ってるよね?」という体のぶっ飛んだテキスト説明のオープニングから、バカ犬設定のクリプトの活躍(?)で幕を開けます。
個人的には予想外だった強烈なキャラクター設定の登場人物(ネタバレになるので詳細は割愛)も多数登場し、ハチャメチャな展開に「ちょっとどうなの?」とは思いましたが、終わってみれば全員意味のある設定や役回りだったことがわかります。

逆に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『デッドプール』的なインモラルな表現が苦手な方には不評かもしれませんが、ある程度スーパーマンやその周辺の世界観に関する知識があれば、より楽しめる作品だと思います。

あとリチャード・ドナー版『スーパーマン』の超有名テーマ曲のアレンジの取り込みや、高名な俳優を排除したキャスティングにも好感が持てました。

ちなみに、必見というほどではないですが、エンドロール後のおまけ映像もオススメです!

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Ashura5
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