劇場公開日 2025年7月11日

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「おっさんを熱くさせるリブートだった」スーパーマン ぽてちさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 おっさんを熱くさせるリブートだった

2025年7月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

ドキドキ

劇場で予告篇を観たとき、正直「またか……」と思った。リチャード・ドナー監督の『スーパーマン』を劇場で観たのが14歳のとき。以来、続篇やリブートのたびに、ため息をつきながらも観続けてきた。
今回もどうしようかなと迷ったのだが、予告で話題のあのシーン(少女を助ける場面)が頭から離れず、公開初日に鑑賞となった。
いやあ、観てよかった(^o^)。冒頭の屈辱的なシーンから、アゲアゲである。怪獣も超人も出てくるし、レックス・ルーサーは本当に悪の天才だし、129分の尺にこれでもか!とばかりに詰め込んだサービス満点の作品だった。
古典的なアメコミヒーロー映画ではあるのだが、現代の世相も反映しているのがおもしろい。世界の守護者だったアメリカが様変わりしたように、スーパーヒーローは人々に嫌悪される。独裁者が侵略戦争を開始する。それに絡んだルーサーの描かれ方もこれまでの作品とは違っていて、マーベル作品のあの人を思い出してしまった(笑)。
でも、一番うれしかったのは、ドナー監督+クリストファー・リーヴ主演のあの映画へのリスペクトに溢れていることだ。ジョン・ウィリアムスの音楽もそうだし、スーパーマンのスーツの色や形(もちろん現代風にアレンジされてはいる)も再現されていた。

ぽてち
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