「わかるが」杳(はる)かなる りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
わかるが
全身の筋力が徐々に弱まり、発声や意思疎通も困難になるALS(筋萎縮性側索硬化症)。6年前に確定診断を受けた佐藤裕美さんは、身体を動かすことが徐々に不自由になり、今は自室でひとり、詩をつづっていた。そんな裕美さんが、知人を通じて同じ病を抱える岡部宏生さんと知り合った。岡部さんは48歳でALSを発症して18年。呼吸苦のために気管切開をして人工呼吸器を装着し、声を失っているため、文字盤を通して言葉を伝えていた。病気の不安を吐露する裕美さんに、岡部さんは、生きることを一緒に考えたい、と言った。裕美さんはある日、大事な友人を紹介したいと、岡部さんと一緒に旅に出た。そんなドキュメンタリー作品。
進行性の難病を抱えて生きることは、時に絶望の日々でもある、ということはわかる。題に込めた気持ちも理解出来る。
だが、劇場で観る作品としてはどうなんだろう。
ドキュメンタリーにどうこう言うのはおかしいかもしれないが、面白くなくて眠かった。
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