「ケナの二面性」ケナは韓国が嫌いで Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
ケナの二面性
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ストーリーは分かるけど、感情の動きは敢えて類推させるように描いてきいるので、全部は分かんないよ。
日本でも行きづらいところあるけど、韓国はもっと大変そうだね。
冒頭でケナが上司と対立するけど、上司も大変だと思ったな。
日本的なしがらみの部分を残しつつ、欧米的な実力主義も導入されてそうだよね。
男性社会で、男性でも大変そうなのに、女性になったら、そりゃ大変だ。
ケナはニュージーランドへ行って会計の学位を取ることにすんのね。
「日本や韓国の金持ちはアメリカかヨーロッパへ行く。ここに来るのは貧乏ばかりだ」って言われちゃうのは辛いね。そういう辛さは残る。
妹と対象的に描かれてるのかな。
妹はなんにもしないダメ人間なんだけど、周囲は気にせずやりたいことをやってる。
最後はバンドマンの彼氏もできて、ダメじゃないんだよね。
観てて印象的だったのが、ケナは「強く、自立した女」を目指してるように見えるんだけど、男の人の前で可愛い声で、舌っ足らずに話したりするんだよね。
これが揺れてる感じを表現してるのかな。
ちょっと引っ掛かりがあって面白かった。
留学して最初に出会った留学生と付き合い始めるところとか、最小限の説明で描いてくるから、全部は追い切れてないと思うんだよね。原作も読んでみよ。
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