ケナは韓国が嫌いでのレビュー・感想・評価
全1件を表示
この瞬間に願う幸せ
韓国の競争社会と階級文化が生み出した
閉塞感、不安感、息苦しさ、生きづらさ。
これは日本にも置き換えることができ、
共感するポイントがいくつもありました。
ケナの一家と婚約者の一家の間には
格差があるものの、ケナは低階級でも
比較的、恵まれているタイプの女性。
また、行動力があり自分の意見も
きちんと伝えることができる。
そんな彼女がニュージーランドへ移民し、
人間らしく生きていく姿に胸打たれました。
最初はケナ自身も韓国の価値観に縛られていましたが
だんだんと笑顔になっいく様子にこちらも自然と笑顔に。
心の荷物が軽くなったように感じました。
また、父親の「好きなように生きなさい。」
という言葉には目頭が熱くなりました。
母親は昔ながらの価値観ではありますが、
娘の幸せを常に願っていて
最終的には笑顔で送り出してくれる姿が
そこにはありました。
どの国に移住しても完全なるパラダイスは
ないけれど自分が本当に願う幸せは
手に入れることが出来るのだと強く思いました。
自分にはとても刺さった作品です。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
全1件を表示