劇場公開日 2025年6月13日

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「迷いや悩み、最前線の決断」フロントライン foolさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 迷いや悩み、最前線の決断

2025年10月8日
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鑑賞方法:その他

悲しい

怖い

驚く

恐怖で地上を覆いつくした感染症

医療従事者として、当時働いていた病院にも
コロナ病棟が開設され、従事した
私の家族は、既に家を出ており、同居は犬だけで、
通勤は原チャリ
感染したとしても、人にうつすリスクは低く、
感染管理には自信があった
自分自身を守り、少なくとも自分は感染せず、
人にもうつさない   それが大原則である

当時は、狂っていた

私の住む所は、知事が緊急事態宣言も
蔓延防止条例も出さなかったが
だからといって、急激に感染者が増えたとは
言えなかった
が、時間が経過するにつれ、
感染者0なんて追える状況は無くなり
ワクチンが普及して
「ワクチン接種したから、大丈夫」
という根拠の薄い風潮も流れていた

映画の中では、DMATから感染者が出たら、
DMATのくせに
と批判される という場面があったが
医療従事者も例外無く感染者は大勢出ていた

医療従事者というだけで、感染源のように言われる
感染者の少ない地方に、県外の車が停車していると、 迫害される
友人も車のフロントガラスに「コロナは帰れ」
と張り紙をされたと言っていた

情報に踊らされる事が無く、正しい方法を正しく行う
それが、どのような事でも、どんな場面でも、
どんな事態でも、何よりも正しい

マスコミは大きな力を持ち、情報を流布する
手段を持ち、民意を誘導出来る
目の前のオイシイものに飛びつくだけでなく
正しい使い方を学び、実行する能力は無いのだろうか

この映画は、混沌とした閉鎖空間で、
人の命を守る為にもがき苦しんだ
人達の姿を描いてくれた

ダイアモンドプリンセス号だけではない
犯罪然り。
事実を正確に報道するという理念と気概を持ち
民意を弄ぶ事をせず、正しい事を正しいと伝える
事に終始し
揚げ足取りや、重箱の隅をつつくような事を
しなければダイアモンドプリンセス号の事実を伝え
人々を救う事を模索していれば

世界中のマスコミが、そうしていれば

もっと違う「今」があったのではないか

そう感じた

fool
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