劇場公開日 2025年6月13日

「希望と失望が織りなす万華鏡⇒2025年12月10日U-NEXTにて再見。」フロントライン mark108helloさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 希望と失望が織りなす万華鏡⇒2025年12月10日U-NEXTにて再見。

2025年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

ドキドキ

真っ向から望む正統派医療物語と言って良い。恥も外聞も超越した医療従事者たちの正攻法のヒューマンドラマ。感動必至。人間の最後の尊厳を守り抜くインテリジェンス集団の物語。必見です。

【2025年12月10日U-NEXTにて再見】
🎦かくしごとを鑑賞後、改めて再見して分かることは俳優陣の演技が実にのびのびとリアルで自然である点だ。こここそが関根光才監督の真骨頂であろう。ドキュメント上がりの配慮があちこちにあるのではないか?あと思うのはこの監督の尺の使い方だ。おおよそ2時間と言う一般的な映画の尺の中で様々な監督たちは様々な時間の尺を描く。二時間で15分を描く作家もいれば宇宙の終焉迄連れて行く作家もいる。そんな中でこの監督の描く日常は極めて静かに始めり大きく激しい海原に観客は連れていかれ静かな日常へと戻してくれる。カタルシスとは違う心の平穏へ戻す様はベテランパイロットの離着陸に似ている。心地良い浮遊感、重力に身体ごと預ける離着陸の安寧感。この二つの技術を兼ね備えたこの監督の作品は今後も注目してよいのではないか・・・。

mark108hello
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