「胸が震えました」フロントライン Bratscheさんの映画レビュー(感想・評価)
胸が震えました
金曜日のレイトショーで観てきました。
これはおもしろかった!
映画というより、ドキュメンタリーの色が濃いかもしれないけど、心を震わす作品です。
むろん、全てがそのまま事実ではないにしろ…
本編最後に注釈が出た通り、演出の為に多少の改変はあるにしろ…
得体の知れない未曾有の疫禍に、大勢の方々が悲痛な覚悟をもって本気で対応にあたったという事実に、感動とも異なる「胸の奥の震え」を感じました。
小栗旬も、もちろん良かったのですが・・・
松坂桃李の厚労省官僚と、窪塚洋介の船内対応を仕切る医師が、最高にかっこよかった!
あと、下船した客を受け入れる医大の医師。
複雑な感情を抱きつつも全力で対応する医師を、滝藤賢一が好演。
こちらもシビれました。
森七菜も、船客の心に寄り添うクルーを素敵に演じてました。
「本当に喋れるのか⁉︎」というくらい流暢な英語を披露してました。
いろいろ低く見られがちだけど、私には好きな女優のひとりです。
これ、多くの方に観てもらいたいな。
ドキュメンタリーとしても興味深く、素晴らしくおもしろいし、災禍に際して如何に民衆が無責任で浅はかな馬鹿騒ぎをするのかを、確認する良い機会になると思います。
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