劇場公開日 2025年6月13日

「振り返り、考えさせられた」フロントライン ちびくろさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5振り返り、考えさせられた

2025年6月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

ダイヤモンドプリンセス号のコロナ罹患患者の治療、支援にあたったDMATについて描いた映画。
当時の騒ぎを思い出しながら鑑賞した。池松氏が演じるDMAT隊員や看護師、現場の医療職にリアリティがあり良かった。医療現場では、目の前の患者さんの人命救助が第一であること。正義を振りかざし、正義を実行することを一義とする専門家やそれに影響される人々など、そうそう、そうだったよね、と大いに共感した。
現場では、名もなき大勢の人たちが、自分の持ち場で責任感を持って役割を果たしてくれているからこそ、物事がスムーズに進む。スムーズにいかない時に、できないことを責めるが、大切なのは、現場を守ってくださっている人がいることを想像し、感謝できる心もちではないだろうか。
もちろん、より良い現場にするための批判や議論は必要だけれど。

と、色々と考えさせられます。
観ることで、立ち止まり、考える契機を与えてくれる映画でした。

ちびくろ
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